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"逃亡日記" 第20夜 野口哲哉 this is not a samurai

なつやすみが楽しすぎて、仕事に戻ったけど元気のでない人はいませんかー?

そんな時は‼︎
野口哲哉のゆる武者ワールドを観に行きましょう✨

この記事にたどり着いてくれた人で、銀座に行くチャンスのある人全員に伝えたい。

ぜひ観てーーー‼️

…っていうくらい、今回は推します✨

一瞬でハート♥️を撃ち抜れる、おそるべき野口哲哉ワールドの魅力を、当社比120%(笑)の熱さで語ります‼︎ 

最後までぜひお付き合いください✨(←さっきまで元気なかったの誰だよw)

ゆる武者


会場でふと目に止まった作品見た瞬間に、口を抑えて腹筋崩壊しました。(無防備で行ってしまったw)

えええ、何このゆる武者🤣
最高なんだけど‼︎❤️

月面から地球を見てひやっほぅ✨って踊る武者。おつかれモード全開でcoolなデザイナーチェアにくず折れる武者。テキトーな菓子箱の上で爆睡する武者。…果ては…ネコちゃん(ペット用甲冑着用)とおさんぽする武者ーーー‼︎

これ好き♡



野口哲哉の作品の武者たちは、基本みんな脱力してる。なんだかつられて、観ている私もふっと肩の力が抜けてくる。

もしかして本人は戦闘モードなのかもしれないけど…いや、そんなドヤ顔して公園の遊具(もしやこれデンマークのコンパン社製?w)に乗られてもなぁ😅(wooden horse )

…とか思いつつニヤニヤ見てるけど…

んん?あれ??…もしかして、戦闘モードでキメてるつもりの私だって、こんな風に見えてるのかも…⁈

表情の豊かさ


人形やフィギュアが絶対ぶつかる『不気味の谷』を軽やかに飛び越えて、いきいきとした人の心を描き出す。それも単純な笑いとか怒りとかではなく、"社会人"や"おとな"を演じていれば誰もが感じる、ふと心に空いた空白…みたいなもの(無常感とかやるせなさ…って言うのかな?)を表現してるって、ほんとにすごい。

…と思ったら、"表情はニュートラルに作ってます"(高知市での講演動画参照)と、野口氏は語る。


えええ?あんなに感情豊かに見えたのに?

もう一回カメラロールを探る
(今回なんと全面的に写真撮影OKです‼︎※動画・フラッシュは禁止🙅‍♀️)

ほんとだ…確かに…強い感情はなくて"ニュートラル"。(そういえば。江戸時代までの肖像画とかもニュートラルな表情だよね?)

じゃあ…ドヤ顔や満面の笑みや、おつかれモードや、めんどくさそうに見えたのは…
私の感情??なの??


って言ったら、自分にはどう見えるのか…気になるでしょー??(だから観てーw✨)

テクニックの精緻さ

…どこにでもいそうな"おいちゃん"や"おにいちゃん"が、まあまあ無精髭のびてたり、夕方髭があおいとか、泥汚れ…とか、ひとつまちがえれば、小汚くなるところを、"…なんかかわいい"とか"おつかれさまです!"って感じさせるテクニックってすごいと思う。

鎧兜の縫い目の精緻さ。
人肌のやわらかさ。爪の先。
そして"古び"(エイジング)の技術‼︎

掛け軸の顔料が割れてたり、しみがついてたり…うっかり数100年後の考古学者が、"え⁈16世紀にネコ用の甲冑ってあったの⁈"とか、"この時代、既に油絵の技法が⁈"ってなりそうな勢い。

これはデジタルアートじゃないからこそ、面白い。


うわー…なんか、すごーくいいモノ観ちゃったなぁ…って満腹感を味わいながら、ふと。

"甲冑って、必要があったらこんな形に進化したと思うんです"とか"鎧兜って外骨格"っていう野口氏のコメントを思い出す。

鎧兜じゃないけど、2022年の私たちも常に見えない外骨格をまとってるし、何ならその重さに苦しんでたり、外骨格を強化して安心したりしてるなぁ…とじわじわ来た。

そっか。アバターって外骨格…なのかも。



これだけ満載の個展が、無料で観れます!
毎日先着20名で、SNS投稿特典のステッカーまでもらえちゃう✨

いざ、いざ‼︎銀座へ出陣を‼︎

ステッカーもらえたー😆‼︎



ポーラミュージアムアネックスにて
2022年9月11日まで


※2022/12/26追記※

無謀にも #忘れられない展覧会2022 にエントリー(๑˃̵ᴗ˂̵)✨

読んでくださってありがとう🌟ぽちぽち書いていきますね。