エイブラハムの引き寄せの法則




思考を向けることで、招き寄せる



「意図的な創造のプロセス」に関する知識を物質世界に住む友人たちに授けようとすると、よく抵抗にぶつかる。


人生で自分が望まない体験をしている人たちがいるからだ。


その人たちは「すべてはあなたが招き寄せた」と言われると、


「エイブラハム、わたしがこんなことを招き寄せたりするわけがない。こんなことは望んでいなかった!」と反論する。


どうしてそんなことになるのか理解してもらいたいからこそ、

わたしたちはこの情報を一生懸命に伝えている。


あなたがたがもっと理解したうえで、いろいろな出来事を引き寄せるようになってほしい。


そして望むことを意識的に引き寄せ、


望まないことは引き寄せないで済むようになってほしいからだ。


あなたがたが意識的に招き寄せ、引き寄せ、創造しているのではないことはわかっている。


それでも、あなたがたは自分で招き寄せ、引き寄せ、創造しているのだ。


なぜなら、あなたがたが思考をそちらに向けて、引き寄せているから。


あなたがたは「気づかずに」思考を向け、その思考にあなたがたが理解していない


「法則」が反応して働き、あなたがたには理解できない結果が生じる。


だから、私たちはこうしてやってきた。


あなたがたに「宇宙の法則」を教え、自分がどうして今のようになっているか理解してもらいたいから。


どうすれば自分の人生を意図的にコントロールできるかをわかってもらいたいから。


物質世界の存在の大半は、物質世界にすっかりはまりこんでいて、見えない世界との関係にはほとんど気づいていない。


例えば、あなたが寝室で明かりをつけたいと思い、ベッドサイドのランプのスイッチを押すと部屋が明るくなる。

あなたは「スイッチを押したから、明るくなった」と説明するかもしれない。


だが、いうまでもなく、明かりがつくまでにはもっといろいろなことが起こっている。


物質世界で経験するさまざまなことも、それとまったく同じだ。


あなたがたの説明は、何がどうして起こるかということのほんの一部でしかない。


その残りの部分を説明するために、わたしたちはやってきた。


あなたがたは大きな意図と目的を持って、もっと広い視野を持つ見えない世界からこの物質次元に現れた。


この物質世界でいろいろな体験をしたかったからだ。


それに物質世界の経験は今回が初めてではない。


あなたがたは今までに何度も物質世界の人生を経験したし、見えない世界も経験した。


今回、物質世界に現れたのは、

常に進化し続ける「存在」としての身体や物質世界の五感を通じては知り得ない、


だが確かな存在である本当のあなたのもっと広くて大きくて常に成長し、喜びを求め、

進化する部分に、さらにこの世界の経験を付け加えたいからだ。



すべては心地よいか、よくないかのどちらか

あなたがたの感情はすべて例外なく、

「内なる存在」がその瞬間のあなたの思考、会話、行動が適切かどうかを知らせるコミュニケーションである。

言い換えれば、思考の波動があなたの全体的な意図と調和していないと、


「内なる存在」は暗いネガティブな感情を送ってくる。


言葉や行動の波動が本当のあなたやあなたが欲していることと調和していないと、


「内なる存在」は暗くいネガティブな感情を送ってくる。


同様に言葉や行動の方向があなたの目的と調和していれば、


「内なる存在」は明るい前向きな感情を送ってくる。


感情には2種類しかない。


1つは心地よいという感情、もう1つは心地よくないという感情だ。


もちろん感情がわき起こる状況によってよび方はいろいろ異なるかもしれない。


だが、この感情という「ナビゲーションシステム」が

すべてを見通す広い視野を持って語りかけていることを知っていれば、


このシステムを利用して、今ここにおける目的のすべて、


それに物質世界の身体に宿ったときに抱いていた目的のすべてに照らして判断できることがわかるだろう。



そしてあなたがたは、あらゆる瞬間に、

自分が抱くすべての欲求と信念を細かく分析し、


絶対的に適切な判断をする能力を有していることがわかるだろう。




感情を通じて創造をコントロールする



あなたがたは「自分自身の現実の創造者」だというわたしたちの言葉は、


初めは喜びとともに受け入れられる。


なぜなら、ほとんどの人は自分自身の経験をコントロールしたいと願っているからだ。


だが、自分に起こるすべては自分が自分の思考によって引き寄せた(望むと望まないにかかわらず、考えたことが実現する)と

わかってくると、

あなたがたは思考をいちいち監視し、


分類し、自分の望みを実現する思考だけを差し向けるという、

とてつもない作業をしなければならないと思い、不安になったりする。


私たちは「思考を監視しなさい」などと言うつもりはない。


それは信じられないほど時間のかかる面倒な時間だから。



そうではなくて、「感情というなビゲーションシステム」を意識的に活用しなさい、


と勧めるのだ。



自分がどんなふうに感じるか注意していれば、


それほど思考を監視する必要はない。心地よければ、その瞬間に語り、考え、

行動していることは、あなたの意図に沿っている。


心地よくなければ、あなたの意図と調和していない。要するに、暗いネガティブな感情が起こるときには、


その瞬間にあなたは思考や言葉、行動を通じて誤った創造をしているわけだ。




だから何を望むかをもっと意識し、意図をもっと的確にして、


そのうえで自分の感情にもっと敏感になれば、「意図的な創造のプロセス」は完成する。


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