見出し画像

【包み込みのワークのやり方】

【包み込みのワーク】

包み込みのワーク/コンテイナーテクニックのやり方を書いたよ。

心理士の先生がトラウマ治療の中で教えてくれた、安全なワークです。

ひとりでできるので、ちょっと疲れたな〜、しんどいな...…と感じるとき、安全な場所を確保して、ぜひやってみてね!


* * * * * * * * *

1)リラックスできる安全な場所で、リラックスした姿勢になり、目を閉じる。

2)深呼吸をして、身体に意識を向ける

3)身体の感覚や感情、考えや映像など、今ちょっと不快だなと感じる箇所を感じてみる

4)その部分に集中して、それを手に取れる形にイメージ化する(たとえば、頭が痛くなってる部分が「ぎゅっと握りつぶしたような灰色の綿のよう」など)

5)ひざの上にそれを包み込めるサイズの布をイメージする。布はなんでもいいんだけど、ポイントは、取り出したパーツを大事に包めるなと感じるもの。もし自分自身が包まるとしても気持ちいいなと感じる素材。

6)4でイメージした物を、ゆっくりゆ〜っくりと身体から布のうえに出してくるむ

7)さらにその布でくるんだものを入れる箱を用意する。箱も、自分の感覚的によい感じがする素材で、大きさも自由に。

8)箱に入れて、それをさらにくるみたい感じがするか、これで十分な感じがするか確かめる。まだ足りないようなら、さらに別の布や箱に入れる

9)その箱をしまう部屋をイメージする。ドアと鍵がついていること。棚があったほうが置きやすかったら棚をつけてもいいし、部屋の広さも自由。ただし、現在使っている家の部屋にはしない。あくまでもイメージの中での部屋にすること

10)鍵を閉めてこちらに帰ってくる


* * * * * * * * *

★包み込みのワークをするときのポイント★

・『包み込みのワーク』は、今じぶんが不快に感じる箇所を包みこんで、しまう作業だけど、不快感=嫌なものや排除すべきものとしては捉えない。不快感であっても、それはこれまでの自分自身にとって大事なものであり、自分を守ってきてくれたものだという気持ちでつつみ、しまう。

・包み込んだものは今後はいっさい出してこないし、出てこない。一方向に片づけるのみ。(もし仮に同じような感覚が出てきたとしたら、それは以前に包み込んだものとは「似てるけれど別のもの」と捉える)

・何回やってもいい。だけど、もしできるなら、時間をかけてもいいので、その1回で集中してつつむほうが良い。かつ、完璧にやろう、一生懸命しないのもポイント。少しぐらい残っていてもいいというゆるさも大切。

・「包み込みのワークをしようかな」と思うだけでも意味がある。包み込みのワーク自体が「今ここの自分」を感じようとする行為だから。

・布や箱や部屋は、その都度、別のものをイメージしてもいいが、これと決めておくほうがやりやすいかも。どちらでもやりやすいほうでOK。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?