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今と過去とを繋ぐ単語帳

昨日、大学時代の友達が誘ってくれて逗子までドライブしに行った。

飲みに行くことや近場に出かけることはあっても、遠出は休職して以来していなかったので良い気分転換になった。

前半はブログチックな感じになるので、いつもとテイストが変わることをご容赦。



目的地である逗子の近くには「葉山」や「一色」という地名があり、知っている人はピンと来たかもしれないが、
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」の登場人物の名字に使われている。

「いろはす」こと「一色いろは」、1番可愛い。

Googleマップより抜粋

さて、今回のドライブはミシュラン2015?に選ばれている名店「手打蕎麦おかむら」で昼食をとるところから始まった。

の日にも関わらず、待ちの列が出来ていて、流石ミシュランという感じだった。

もちろん蕎麦は美味しいし、蕎麦湯や付け合わせのワサビやネギ、どれをとっても美味であった。

手打蕎麦おかむら

その後、おしゃカフェ「カフェテーロ葉山」でバスクチーズケーキとコーヒーを啜り、優雅なおやつタイムを過ごした。

こだわりの豆を注文があってからその場で挽いてくれているので、香り高くとっても美味しかった。

チーズケーキはほのかにアールグレイの香りがしてこちらもまた最高。

カフェテーロ葉山

帰りがけに森戸大明神に立ち寄って恋みくじを引いたら、失恋したてのあなたは次のチャンスをゆっくり待つべし、的な内容が書かれていて少し面食らった。

末吉だったけれど悪い気はしなかった。

森戸海岸では既に海の家が開かれていて、サーファーや海水浴をしに来ている人がちらほら見られた。

既に、と言ったけれどよく考えてみたら日付は7/1。
すっかり春は終わって、夏になっていることを思い知らされた。

というかめちゃくちゃ湿気っぽかったし、かいてたし、どう考えても夏そのものだった。

ドライブ自体も充実していて、4人で行ったが、そのうち2人はガツガツ運転出来るし、1人は運転はそんなにしないけれど免許は昔から持っている子だったからみんなとても頼りになった。

高速乗ってる時ブンブーン!!とか言っててめっちゃうるさかったけど。

そんな感じだから4月に免許を取った初心運転者の僕だったが、助手席と後部座席からの手厚いサポートもあり、逗子の市街地と帰りの高速も途中まで難なく運転することが出来た。

首都高のウニャウニャ曲線を描いているところは流石に怖すぎるので、南大井PAで大学時代から免許を持っているベテラン(?)ドライバーに交代し、無事に渋谷まで帰還。

ドライブを終え、運転から開放された僕たちは予約していた居酒屋に入り、程よく飲んで帰った。



ドライブは生憎の雨だった。

思い返してみると2人でデートする時はやたらと雨が降っていたことを思い出す。

雨女じゃん!だの雨男かよ〜なんて話をよくしたね。


高円寺で古着屋巡りした時、お昼にアーケード街で蕎麦を食べたことを思い出す。

ホールのおばちゃんがすごいおしゃべりで2人でまた来てねとかなんとか言ってたっけ。

まぁ行けそうにはないね。


明治神宮に初詣に行く前、神南の裏路地のカフェでコーヒーを飲んだ事を思い出す。

まだ付き合って1ヶ月も経ってなくて、お互い初々しかったな。

あの時、髪染めたいって言ってたね。最後の日、ピンクがかった茶髪になっててすごく似合ってたよ。


岡山の倉敷にある阿智神社でおみくじを引いたことを思い出す。

2人とも恋愛の欄には謙虚であること、相手を思いやること、とか書いてたっけ。

あの時は余裕っしょって思ってたな。

君はどうだった?


チーズケーキ、汗、免許、渋谷、居酒屋。

何でもないはずの単語にたくさんの思い出や意味が詰まっている。

そんな単語たちを集めたら2人で単語帳が作れちゃうくらいにはたくさん話したし、色んなところに行ったし、美味しいものを沢山食べたね。

だけどきっとこの先、必死に生きていくうちに忘れてしまう。

単語帳をめくりながら、過去の思い出と照らし合わせることができる時間もそう長くないのだろう。

昨日読んだnoteに、声も顔も触れた肌の熱も忘れていくって書いてあったな。

妙に頭に残る文章だなと思ったけど、たぶん自分も同じことを思ってたからかな。

どれも忘れたくないなんて我儘は言わないけど、どれを忘れるか予想できないのは癪だから、忘れる前に思い出を引っ張り出せる「さくいん」をここに残す。

そう、ここは僕の感情のゴミ箱であるとともに、
思い出の保管庫であり君との単語帳でもあるんだよ。

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