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柔道整復師、鍼灸師の専門学校時代に私がしていたこと①

こんにちは。
はじめましての方は、はじめまして。
新潟市で女性専用鍼灸院を経営しています。
セイノマリコです𓃠

私は28歳の時から夜間の専門学校に通い始め、卒業後に柔道整復師、鍼灸師の国家資格を取りました。

その専門学校時代、どんな風に過ごして今に至るのか。書いてみます📝

現在、専門学校に通っている学生やこれから鍼灸学科のある学校に入学を検討している方の参考になるかも?

高校卒業後すぐ入学という人もいるだろうし、私と同じように社会人経験を経て、人によっては脱サラして資格を取る為に‥という人も、結構多い業界です💡

私の場合は28歳から『新潟柔整専門学校』(旧セルティック)柔道整復師科夜間部3年間→『ICM国際メディカル専門学校』鍼灸学科夜間部3年間の計6年通いました。



入学と同時に接骨院でバイト

2017年。32歳の時の私。
当時の接骨院バイト先のメンバーと
バーベキュー行った時の写真。
勤めてた店舗の皆とは仲が良くて
よく遊びに行ってた。

私が入学したのは28歳の時。
そもそも入学の動機はイザとなったら自営でやれる資格を取る為。手に職をつける為。
色々と調べてみて、保険も使えるし、身体全体の事をまずは勉強して、資格取得後にツボとか鍼灸が興味があればまた考えよう、と柔道整復師の学校へ入りました。

そもそもなぜ、接骨院の先生になる資格や鍼灸師を検討したのか。

私の実家は歯科医院をやっていて(今はもう閉院しています)、私は勉強はてんでダメだったので継げなかったのですが(婿も取れなかったしな‥)手に職と考えた時に、なんとなーく「自営」できて「医療系」の方がしっくりくる気がしました。

その当時(10年ほど前)接骨院業界はまだ潤っていたんです。今は増えすぎたし、保険請求も厳しくなり、正直やっていくのは大変だと思う‥。

そんな訳で柔道整復師の資格を取ることに。

この頃は私は五泉の実家暮らし。4月に夜間部へ入学後、すぐに日中は接骨院へのバイトをすることを決めました。

これは母の教えがキッカケ。

『技術を学ぼう、なんて思わなくていいから、すぐ現場に行って、経営者の傍にいて「経営者ってこういうことを考えてるんだ」っていうことを知った方が良い。』

というもの。

これ結構、印象に残っているというか、影響受けた考え方なんだよな~。

こういうセリフ、主婦や会社員の人は出てこないんじゃないかな‥。
私の母は父とは別に歯科医院を経営していて(こちらも既に閉院しています)THE・経営者!って感じの人なんです。

最初は「お金をもらわなくても良いから、何か手伝わせてもらいなさい。」と言われました。そのくらい得るものがある、ということ。
最終的にはバイトという形で雇ってもらえることになったんですが。

ま~でも、このやり取りからもわかりますよね。
トップの人の考えって、従業員ともちょっと違う見方をしている。
私は親が自営業だったので知らず知らずのうちに、こういう考え方は染みついていると思います。

いうなれば自営業者の英才教育を受けているようなもの。

今となっては、そこは本っ当にありがたいこと!!!だと思っています。
(まぁその分、我も強いし、組織に向かない素質も引き継いでいますが‥)

あとバイトをする上でこの「技術を学ぼう、なんて思わなくて別に良いから!」というのがポイント。

技術重視で見ていくと、それなりに経験が豊富な先生がいて~ちゃんとしたところで~とか、バイト先の選択肢が狭まるけど、そこを重要視しなければ「(鍼灸)接骨院てどんな感じなんだろ?」というのを知る為に行く訳だから、まぁ、条件としては「通いやすいところ」で決めればよい。
あとは、雇用条件がよっぽどヤバそう‥とかでなければ、自分の印象で決めて良いと思う。

技術なんて就職してからや、セミナー行くとか、人に聞くとか、他でいくらでも学べます!

というか、現場に身を置いていれば、自分は資格がなくても周りに経験者や先輩達がいるんだから、いくらでも聞けます。

ぶっちゃけ、学生のうちなんて素人なんだから技術の善し悪しまでわかんないと思う。

ちょっと話は反れるかもですが‥。
私は学生時代は「資格を取る」という目的はあったものの、どんな柔道整復師/鍼灸師になりたいか、どんな治療をしたいか‥なんて決まってなかったというか、わからなかった。

学校に入学した時ってまだ「ジャンル」が決まってないみたいなものというか‥。

例えると「絵でプロになる!」って決めたくらいの漠然とした段階。

コンテンツ業界(ゲーム、アニメ会社)なのか、出版業界(雑誌や新聞、書籍の出版社)なのか、Web業界(HP制作、Webニュースメディア)なのか‥

そもそも業界のことをよく知らないですよね?(素人なんだから)
だから、ざっくりした「この業界ってこんな感じなんだ~」って雰囲気や世界を知ることが重要。

学校で今勉強していることってここに繋がっているんだ!って知る機会もできる。
現場を経験することで、学校の先生に質問する内容や質も変わります。
他の学生より、絶対に早く先に行けます。
資格を取ったその先」に身を置くって、メリットしかない!


早くからその業界に身を置くことのメリット


と、まあ力説しましたが‥。
現実問題、新潟ではうまい具合に現場で学生バイトできる、なんてあんまりないかも‥。(都心だったら結構、あるかな)

ちなみに、私が柔道整復師の学生だった頃は、まだ学校に接骨院から学生バイト募集の求人が張ってありました。
でも、最近はあんまり求人も出してないみたいだし‥。

あと、新潟だと鍼灸接骨院の学生バイトの求人は限られるし、鍼灸院なんて尚更、個人のお店だから学生バイトを雇うところなんてほぼゼロ、というのが現状だと思う。

「現場の空気感を知りたいけど、バイト先がないよ!」
と思う人もいると思う。

そういう人はせめて資格がなくてもできる、「整体」のお店とか「エステサロン」みたいなところでバイトしてみるとか。

要は

★他人の身体に触れる機会を経験する
★お客さん対応を学ぶ

というのが重要。

鍼灸接骨院じゃなくても、のちの仕事に繋がりそ~な職業、職場を選ぶ。
スポーツの分野で活躍したかったら、スポーツジムとかでも良いと思う。
美容系とか女性相手が良いと思ったら、サロン系?
ここは自分の考え方次第。

というのも、実際働いてみるとわかると思うんだけど、こういう業界って人対人のサービス業なんだわ‥。80~90%そういう部分が大きいと思う。

感じの良い接客、元気な挨拶ができる
何気ない日常会話ができる
相手のことを気遣える
年配(あるいは自分より若い人)と如才なく話せるコミュニケーション能力
etc‥

就職の際、こういう能力を買われるし
自分でやるにしても、身につけてた方が良い!つーか、できないなら向いてないからヤメロ。

その他、現場業務で学べる重要なコト。

★PCを使えるようになる

「専門の学生時代には学校の授業で中途半端な栄養学や英語教えるより、基本的なExcelやPowerPointとか、PCの使い方を教えるべきだよな~!」

とは、よく当時の職場の人と話してました。

私もExcelは今でも苦手でほとんど使えませんが‥泣(Excelとはどうしても仲良くなれない‥)。

売上入力とか、顧客管理とか、やっぱりどんな会社でも基本的にPCでExcelで管理するところが多いんじゃないかなー。
PC作業ってスマホばっかり触っている日常を送ってきた人だと、現代人でも慣れてなくてうまく使えないって人、たま~にいるんですよね。

他にもPCでチラシを作るとか。
私は当時、ここでPowerPointの使い方を覚えて、チラシやメニューとかデザインして印刷物を作れるようになりました。
今ならCanvaで何でも作るけど。

最近だとSNS発信や管理なんかも、バイトでもできる仕事だよね。
そういうのも学生時代からやってみると、後々役立つと思う。

というか、これらのことって今や、どの職種でも必要なことだとは思うけどね‥(公務員とか銀行員とかはまたちょっと違うと思うけど)。できた方が良い。

こういう上記のことを勤めてから初めて学んでも良いんですが、早く一人前になりたい!という気持ちがあるなら、頭に置いておいた方が良いと思う。

日中、フルタイムで働きながら夜間の学校に通っている人で、今の仕事を辞めれない(生活の為に)とか、実家暮らしで生活も何とかなるし「自分は勉強に集中して3年間過ごしたいんです!」「他にやってみたいバイトがあって」って思うなら、無理にやることはない。
もちろんそれも一つの選択。

でも、もしあなたが19歳や20歳の社会人新卒でなくて、四捨五入して30歳の方が近い年齢(あるいは30代以上)なら少しでも、なりたいもの、やりたいことに近づくアクションをおススメする。

就職してから、独立してから
「患者さん対応が緊張して‥」とか「先輩とまず、筋肉や肌の触り方の練習してる」とか「集客の為のアイデア、広告の内容まかされてるんだけど、どうすれば~」とか。

や、そんなの別に学生時代でもやろうと思えばとっくに経験できたことだろ‥。

って思う(ゴメン)。

学生時代に業界の雰囲気や業界の当たり前を知ることは「向いているかどうか」を早く知る目安にもなる。

「あ、こういう感じなんだ‥」って向いてないなって思えば資格だけ取って方向転換するでも良いし。

就職して初めて、憧れていた時とのギャップを感じて、時間とお金をかけたのに辞めてしまう、柔道整復師/鍼灸師をしていない人はたくさんいる。

20歳前後なら特にこの方向転換は素早い傾向にあるし、若いうちに早く向き不向きがわかったのは良いと思う。

でも一念発起して30歳過ぎて、脱サラして、3年間の時間とお金をかけてまでやって、その結果その仕事に就いてないっていう人も、結構いる。
それはやっぱり悲しい‥ハイリスク・ローリターンすぎる‥😢
早めに合う合わないの判断材料を手に入れる為にも、学生のうちにその業種の人と関わって話を聞く、実践しながら勉強するのは近道かな~。

こんなことを偉そうに書いている私も高校卒業後、歯科技工士(入れ歯や歯の詰め物などを作る)という資格の学校を取ったけど、挫折している。
これは1年半ほど働いたけど、思ったよりハードな職人の世界だし、給料も安く日付が変わるまで仕事をするなどキツくて、辞めてしまった‥。ギャップを感じたパターン。

その後20代はバイトやパートや派遣社員など、自分探しの日々‥。

だから、寄り道や遠回りは20代の時に十~~分、したから、今度は目的のための手段として、通過点として、専門学校へ入って色々考えたり、やってみた。


こんな感じで、柔整専門学校~鍼灸学校まで4年間同じ接骨院でバイトを経験し、鍼灸学校2年の終わり位から別の鍼灸接骨院へバイトをしました。
私の場合は柔整の学校を卒業、国家試験合格していたので、柔整の免許は持った状態で、鍼灸もやっている接骨院へ。
学生時代だけで、6年間のキャリアにもなった。
そしてそのまま、その鍼灸接骨院へ就職。

専門学校時代のバイトでやっていたこの業界が一番続いた職種になったので「自分は向いているらしい」と思い、今も続けている訳です。

私は勉強より現場の方が好きなタイプだった、ってのが、学校とバイトの両立が続いた、というのはあるかも。
勉強の方はね‥最低限、国試が受かれば良い、位の勉強の仕方をしてました😅
勉強というか、学校が好きじゃない‥。

最初に勤めたバイト先の接骨院が、たまたま合っていた環境だったんだよなぁ~。配属された店舗のスタッフも仲が良くて。「現場の自分たちで考えて数字を上げなさい」なスタイルで、良い感じにほおっておかれたし、私は居心地が良かったんだと思う。

この当時の接骨院に勤務していた男性陣がみんな、やたらハイスペックで‥。ほぼ20代で当時の私より年下だったけど、仕事が早くて頭が良くて、めちゃ性格は悪かったけど(笑)面白い人達だった~!
一緒にいて、刺激的だったなー。
すごい早さで業績を上げて、みんな独立していった‥。

なんとなく柔道整復師になる男性って「経営者タイプ」が多いイメージ。
グループ化して、店舗増やして、現場には立たずいずれは経営の仕事やマネージャー業務だけに周る。
鍼灸師になる男性って比べると、もうちょっと真面目で大人しく「職人タイプ」。
なんかちょっと変わっている人が多い‥。
営業とか、集客とかは苦手で、でも技術に関しては勉強熱心。

あくまで個人の感想です😅

「専門学校時代にやっていたこと」バイトのことだけで思いの他、長くなってしまったので😓その他のことはまた次の記事を書くことにします。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!

セイノ マリコ

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