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過ぎたことはなかったことにしなくていい・・・というお話

また間が空いちゃったYO!

さて、雪組梅田芸術劇場公演「ODYSSEY」
18日間とはいえ、唯一完走できた公演でもありました。

ありがたいことに、初日も千秋楽も観劇できました。
(というか、思った以上に見ちゃったよ。ハマったよ。
早よ円盤ください!!!←10月です)

そんな、脳内お花畑の観劇レポは別に書くことにします。

この公演で、トップスター、彩風咲奈さんの挨拶に心を打たれました。
咲ちゃんめっちゃ良い人←や、悪い人なんて思ってないけどw

初日
「今日はいい日になる、来年はいい日になると思っていても、うまく行かないこともある」
とおっしゃいました。
(注:一言一句メモっているわけでないので、ニュアンスとして感じてください。大きな解釈違いはないと思ってます)

まず、ここで泣きました。

このような世の中になって2年・・・
タカラジェンヌとファンとの繋がりが全て断たれました。

お茶会、入り出待ち、客席降り。

今までは、距離はあれど、直接お話を聞くことができた。
公演に関すること、オフに関すること、心情などなど。

「来年はさ、お茶会あるよね」
「再来年には客席降りが復活するかもね」

こういうイベントだけではありません。

徐々に解禁にはなっているけど
国内、海外旅行
飲み会
帰省
まだまだ、個人的に自粛している人もいるでしょう。

「来月には」「来年には」
そう思って頑張ってきたけど、なかなか良くならない。
エンタメに至っては、悪くなっていく一方。

演じる側も、同じ事を思っていたのか?
そんな気持ちになりました。

そして、千秋楽の挨拶
彩風さんは、1月の国際フォーラム公演が中止になった事を何回も触れていました。
確か、初日の挨拶でも触れていました。

「この公演ができたからとはいえ、1月がなかったことにはならない」
これを言うのは、本当に勇気がいることだと思います。

「延期になったけど、公演できたからいいじゃない」
「いつまで1月にこだわってるの」
「気持ち切り替えていきなよ」←私の大嫌いなフレーズ

そんな風に済まされてしまいそう。
いや、実際そんな経験をした人がほとんどでは?
私もありますよ。

だけど、当の本人は折り合いつけられないよね。
「思考」では折り合いつけられても「感情」の部分では折り合いがつけられない。

でも、周りから
「いつまでもそれにしがみつくなよ」
と言われ、無理矢理蓋をして「解決した風」を装う。

だから、自分の今思っている「感情」のままを素直に口に出した、彩風さんはすごく勇気あるなと感動しました。
そしてまた泣いた。

この時のツイート
(バズるまではいかないけど、結構いいねいてくださった方いました)

いつも書いてますし、私も意識しないとまだまだなのですが「感情」は本当に大事です。

頭ではわかってるんだけど気持ちが・・・
それで良いと思います。

外野はうるさく言うけれど、自分の中で折り合いがつけられなかったら、つけられるまでこだわって良いと思います。

そうじゃないと、自分の中でドンドン、ドンドン溜まっていってしまいます。

いつか、消化(昇華?)できるまで、思考ではなく感情が納得行くまでこだわって良いと思います。
(まぁ、外野対策は必要だけどね)

あと、公演中止になるたび
「見る側より、演者の方が辛い」
と言われます。

私的には、そこは50/50じゃないかな?
と思っています。

どっちかの悲しみが大きいなんて測れない。

ODYSSEYの彩風さんの挨拶を聞いて
やっぱり50/50だと思いました。

そして、見る側・演じる側の悲しみを互いに共有できた気がしました。
それは本当に良かった。
悲しみは半分に、喜びは2倍やで!←結婚式の挨拶かよw

イープラス貸切、7列目
皆さんのキラキラで目が潰れるかと思いました・・・


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