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[日記]初詣とラーメン。


2022.1.3.(月)

 三ヶ日も終わってお仕事もぼちぼち始まっている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
 生活習慣を見直すため、会社に持っていくお弁当と朝ごはんを作るぞ!と意気込んでいた最中、料理中に停電を起こすポンコツぶりを発揮しました。(1/4)まことです。

 今回は1/3に前回の記事でもちらりと文章の中に登場した新しく入った女性従業員(ここでは、和菓子ちゃんと呼ぶ)と二人で初詣に行った日常を綴ります。

引きの強さ

 実は去年の12月、初詣に行ったこの日から1週間前にも一度二人でお出かけをしていて、今回は2回目のお出かけだった。
 初詣に元々行こうと思っていたところにお休みが一緒の和菓子ちゃんもどうかと私が誘ったのがきっかけだ。

 私たちの仕事は酪農だ。牛さんを育てて皆さんの家庭に届く牛乳を出荷している。

 酪農となると商業動物を扱う会社なので、基本的にシフト制で年末年始のお休みはない。
 今回は、たまたま固定休が3日の日に当たったので、せっかくだからお正月らしいことをしたいと初詣にいくことにした。だってやっぱり…季節を感じたいから!

 前回私が車を出してくれたからと、今回は和菓子ちゃんの運転で近くの神社まで向かうことに。

 車を降りた瞬間から北の大地の寒さが肌を突き刺さすようだった。

 予想していたよりも参拝客の姿は多かったけれど、元旦はもっと凄かっただろうことを想像すると気が遠くなる。

 今働いているところのお休みは平日休みになのだけれど、そんなときに街に出たときの人の少なさに心底安堵するようになった。
 たまに土日・祝日に固定休が被ることがあるのだけれど、そんなときに街に出ようものなら一瞬にしてげんなりしてしまうようになった。
 目当てのお店に着いても、駐車している車の数や店内の様子が確認することができたとき、お客さんの数が多いことを確認してしまうと、そのまま車を降りずに目的地を変更してしまうこともざらだった。

 人混みはすごく疲れる。情報が多すぎて

 いろいろなことに気がつきすぎてしまう性格だから、人混みが多いとその情報が多すぎて処理しきれなくなってしまうのだと思う。私にとっての人混みは、五条悟の領域展開「無量空処」なんだ。(映画呪術廻戦良かった)

 参拝を済ませた後、おみくじを引くことにした。

 「そういえば、会社の先輩が…」

 小さな会社なので、従業員同士の仲は割りかし良く会社の雰囲気も良いと思う。
 会社の先輩のうちの一人、和菓子ちゃんの直属の先輩も初詣人いったらしく二人でおみくじを引いてみて欲しい旨を伝えられたという。
 反応がしにくいから、と小吉末吉を引いてこないでと事前に言われていたみたいなのだけれど、七福神をみくじを引いた私たちの結果は、和菓子ちゃんが小吉、私が末吉と見事両方引き当ててフラグを回収してしまい、何かしら“持っている”としか言いようがない二人で楽しかった。

私が引いたおみくじ(表)
(裏)

人の話を聞け。

 おみくじを引いて手早く参拝を済ませた私たちは、駐車していた車に戻ることにした。
 すっかり寒さで冷え切った体を温めるために、今日のメインであるラーメンを食べにいくことにした。

 開店していると思い、元々行く予定だったラーメン屋さんがまさかの休業日で、他にやっているお店を探すことになった。

 そして、「博多ラーメンふくちゃん」というラーメン屋さんに行くことにした。

 なぜこのお店を選んだかというと、他のお店がどこも営業時間が近かったことに対して、このお店は夜20:00までやっているとネットに書かれていたので、時間に追われることなくゆっくり食べたいよねとなり、そこにすることにした。(実際にお店に行くと入り口の看板には、営業終了時間は19:00となっていた)

 店内は手狭だけれど、むしろそれが親近感を感じて私は好きだった。座敷のテーブルを囲んだときの距離がちょうど良い。
 家族連れに人気があるのか、参拝を帰りや初売り帰りだと思われる家族が14:00頃でも次々訪れていた。

 私は博多ラーメン、和菓子ちゃんはとんこつ醤油を頼んだ。

 程なくしてラーメンがやってきた。白っぽいクリーム色のツユが特徴のラーメンで、店員さんが運んできてくれたときに商品名を言ってくれていたのだけれど、周りの声に混じってなんとく私はそれを聞きそびれてしまった。
 ただそのラーメンが和菓子ちゃんの前に置かれたことで、和菓子ちゃんも自分のが先に来たと感じたらしい。

 朧げだけれど、「博多」と聞こえたような気がしたそのラーメン。和菓子ちゃんに店員さんが言っていた商品名が聞こえたかと尋ねると、「私も聞きそびれた」と言っていた。とにかく麺が伸びてしまわらないように先に食べててもらうことにした。

 和菓子ちゃんは、紅生姜がお好き。

 ラーメンの上に紅生姜を載せている姿に、そんなに美味しいものかと聞いてみる。
 気づいたらついつい手を伸ばしてしまっているのだとか。
 なんならキムチ感覚でご飯の上に紅生姜を載せて食べるほど大好きらしい。そこまで紅生姜を好んで食べるわけでもなく、さほど嫌いというわけでもない私にとっては、なんだかそこまで紅生姜を好きになれる彼女が羨ましいなと思った。
 というか、好きなものを好きだと話せる彼女がとても素敵だと感じた。

 それから次に私の分のラーメンがきて、念のため私が頼んだものか確認してみたところ、和菓子ちゃんの頼んラーメンであったことが発覚。
 それを聞いた瞬間小さく吹き出す和菓子ちゃん。

 店員さんが去ったあとに、こっそりラーメンを交換した。二人とも全然人の話を聞いてなくて笑う。

 食べかけで申し訳ない和菓子ちゃんは言っていたけれど、私は大してそんなこと気にしないので大丈夫だった。むしろせっかくなのだから、自分が頼んだものを美味しく食べれる方がいいと思ったので、交換をしただけ。それでも自分が頼んだやつとは違うものを食べた方がむしろ、話のネタになってそれはそれで良かったかもしれない。今度もしあったらやってみるのも悪くない気がしている。

 しかも和菓子ちゃんが載せていた紅生姜を麺と一緒に食べてみたら、その酸味が濃い麺の味とすごく合うということに気がついた。ラーメンが重たすぎず、さっぱりと食べられる。私の中に「ラーメンに紅生姜を乗せて食べるのは美味しい」というカテゴリが追加され、私の中にも新しい好きを見つけられてむしろ良かったのかもしれない。


\ここまで読んでくださりありがとうございます/

 前回書いた記事を貼っておきます!
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 今日も素敵な一日になりますように!

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