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『みかぐらうたを讃う』【朗読】山本正義 著

心と身体で味わう みかぐらうた入門の書

喜びにつけ悲しみにつけ、
人の心を鼓舞してやまないみかぐらうた。
その節と手振りにこもる親心をくみとりながら
お歌の一つ一つを平易に解説する
著者60年の求道・布教の結晶。


まえがき


親里の夜明け

教祖は世界一れつを照らす光を投げかけられた


厳寒の中にも春がきざす

陰暦正月(立春ごろ)教祖は第五節一下り目の筆を染めはじめられた
※クコの木


柿の若葉がみずみずしい青垣の裾野

お歌は生命の息吹をたたえて四下り目から五下り目へ


新緑の大和平野

春がすみがかかり農繁期を迎えるころは、七下り目にふさわしい

真冬を過ぎ、陰から陽に移ろうとする立春のころに筆を起こされ、稲穂が黄金色に輝く秋分のころに筆をおかれている。
あたかも、いのちが発動し、成長し、豊かな稔りを迎えるというサイクルに符合するかのような季節感と、生気あふれる躍動感がこめられているかのようである。
※参考文献・上田嘉成著
「おかぐらのうた下巻の一」


植え終わったばかりの苗 夏近し

八下り目から九下り目へと、世界救済の思いが響き渡る


盛夏

濃い新を映すゆるやかに流れる布留川
お歌はいよいよ佳境へと進む


秋風立つ大和の夕景

稲穂が色づくころ教祖は十二下りをつくりおえられた

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