見出し画像

人の成長に関わる仕事がしたい。新卒メンバーに教える日々で強くなった、私の想い

「人の成長に関わる仕事がしたい」という想いから、学生時代には英語教師を目指していた川端 華。教師ではない道を選び、エムスリーキャリアで働き始めてからも、その想いは変わっていません。むしろ、入社2年目での経験が、その想いをさらに強くしました。川端がいくつかの転機を経て今に至るまでの過程をご紹介します。

誰かの成長を心から喜べる人になりたくて。留学経験で広がった視野とキャリアの選択肢

▲大学時代の吹奏楽のサークルの演奏会の集合写真

──まずは川端さんの学生生活について、お聞かせください。

学生時代は、ほぼ吹奏楽一色の生活でした。中学・高校では部活、大学ではサークルで活動していました。とくに大学時代は早朝からアルバイトをして、その後学校へ行って授業を受け、そのまま練習しに行くようなスケジュールで毎日動いていました。私が「やりたいことは全部やろう」と、いろいろと詰め込んで走り続けたい性格なこともあり、多忙な生活を送っていたと思います。

また、大学で在籍していたのは国際教養学部で、私の専攻は英語教育。留学も必須だったため、スウェーデンへの1年間の留学も経験しました。当時はまだ、「高校生の頃からの夢だった英語教師に自分はなる」という将来像に疑問を感じていませんでしたね。

──就職活動はいつから始めたのですか?

大学2年生の3月ごろです。周りの友人が就活イベントに参加するようになり、自分も何か考え始めなきゃと思い始めたのが、そのころでした。しかし、当初は英語の教師になると思っていたこともあり、あまり積極的に活動はしていなくて。「もし教師以外の選択をするなら、自分は何がしたい?」と考えることはあっても、その時点では具体的なビジョンは持っていませんでした。

──そこから、どのようにして教師以外の選択肢を広げていったのですか?

1年間の留学経験の中で、自分とは異なるバックグラウンドの人々と出会ったことで考え方が変わっていきました。もともと教師を目指していたのは、高校時代の恩師の影響に加えて、「誰かの成長に携わりながら、その成長を心から喜べる人になりたい」という想いがあったからです。

留学を経て、その想いを叶えるためには、まず自分自身がさまざまな経験を積み、子どもたちの将来の選択肢を広げられるような力を身につける必要があると感じました。そこからは、一般企業への就職も視野に入れるように。また、教育業界だけでなく、キャリア支援を行い、人の成長に関わっていける人材業界も自然と選択肢に入っていきました。

社会への貢献範囲の広さと社員の人柄に惹かれ、エムスリーキャリアへの入社を決意

──人材業界の中で、エムスリーキャリアを知ったきっかけはなんですか?

エージェントからの紹介です。医療業界はそれまで全く意識していなかったのですが、家族に医療従事者がいて、誰に対しての仕事なのかが明確で、仕事内容のイメージがしやすかったことから、まずは話を聞いてみようと思い選考を受けました。

──そこから志望度が上がったのはどんな理由からだったのでしょうか?

感覚的ですが、会社説明会で話を聞いたときに、エムスリーキャリアで自分が働いているイメージが湧いてきたんです。また、話の端々から、誠実さや業務に対する情熱、社員一人ひとりがプロ意識を持って会社のミッションや理念を体現しようとする姿勢を感じ取ることができました。社員の方々が自信を持ってイキイキと話す姿がとても印象的で、自分もこんなふうに働きたいなと思い志望度が高まりました。

──最終的な入社の決め手は何でしたか?

2つあり、1つは仕事の貢献範囲が広いこと。一人の医療従事者の転職を支援することで、採用に困っていた医療機関、地域の患者さん、その患者さんのご家族など、直接自分が関わっていない多くの方々にも貢献できます。医療従事者のキャリア支援ができることはもちろん、社会貢献を強く感じられる仕事だと思いました。人材業界の中でも、医療分野に携わるからこその醍醐味だとも感じています。

もう1つは、社員の誠実な人柄です。どこの会社に内定受諾をするか迷っているときに、社員の方に相談したことがありました。その際に「エムスリーキャリアに来てほしいから言うのではなく、私個人の意見として聞いてほしい」と、会社選びについて親身になっていろいろと教えてくれたんです。「本当にそんなこと言っていいの?」と思うくらいに親身かつ誠実な姿勢で、そのときに、このような人と一緒にお仕事ができたら素敵だなと思ったことが、入社の決め手につながりました。

当たり前のように、互いに高め合いフォローし合える環境で働けることが誇り

──2021年に入社してからの仕事内容について聞かせてください。

入社してから今に至るまでの約2年間、医師キャリア事業部の非常勤紹介グループにて、アルバイトの勤務先を探している医師の就職支援を行っています。求職者とのコミュニケーションはもちろん、医師の採用を検討している医療機関側ともやり取りを行う両面型のコンサルタントです。医師は一般企業で働く社員とは異なり、働き方が多様。スキルアップやキャリアアップを目的に、正社員の働き方に加えてアルバイト勤務を掛け持ちすることも既にメジャーとなっています。

また医療機関も、安定した医療体制を供給するには、雇用形態を問わず医師を確保することが必要ですから、アルバイトで勤務してくださる医師も重要な戦力です。医師・医療機関双方の要望に全てお答えできるように、速やかに正確なマッチングを行うことが私たちの使命です。

──仕事のやりがいはどんなときに感じますか?

コンサルタントとしてのやりがいは、やはり直接感謝の言葉をいただいたときですね。以前、成約した医療機関から「ドクターを紹介してもらえたおかげで、この地域の医療が成り立っています。本当にいつもありがとうございます」と言ってもらえたときは、社会貢献ができたんだというやりがいを感じました。

また、グループの目標達成のために、チーム全員で協力し合って働けることにもやりがいを感じます。エムスリーキャリアには、個人での目標達成はもちろん、グループ全体の目標をメンバー全員で達成しようという意識が強い人が多いです。大きな案件が決まりそうなときは、「他のチームの分までカバーしたい」という気持ちで対応しますし、求人獲得するときも他のメンバーが提案しやすいようなヒアリングを心掛けるなど、全員がチームワークを意識して働いています。

さらに、働き方の面でも一人ひとりの状況に応じて、お互いがフォローし合える環境が当たり前のようにあります。たとえば、産休明けのママさんメンバーがいれば、時短勤務でも働きやすいように配属チームを配慮しますし、急な休みや希望休のときも、いつでもフォローできるように情報共有は密に行っています。

一人ひとりがチームのため、グループのために嫌な顔ひとつせずにフォローし合う、そんな環境で仕事ができることにも誇りに感じています。

いつかは自分のチームを持ちたい。メンバーの成長が自身のモチベーションに

──今後の目標について教えてください。

直近の目標としては、自分のチームを持ってマネジメントに挑戦し、メンバーの成長支援を自ら行っていきたいと思っています。私は、もともと教師を志望していましたし、就職活動時から人の成長の支援に関わりたいと思っていました。また、入社2年目を迎えてすぐにチャレンジした新卒社員のトレーナーでの経験も今の想いを強くしたきっかけの一つです。

当時は22卒で当グループに入社した4人のメンバーに、メールの作り方など社会人としての基礎から、医師とのコミュニケーションの取り方や面談のロールプレイングまで、コンサルタントとしての一連の流れを一つひとつ教えていました。育成に興味がある私の想いを汲んで、この仕事を任せてもらったことはもちろん、トレーナーとしてグループの成長に貢献できることも、とても嬉しかったです。その一方で、仕事においての人の育成の難しさを多いに実感したのが、このときでした。

──具体的に教育のどんなところに難しさを感じていましたか?

4人はそれぞれ性格も価値観も異なります。「個々がベストパフォーマンスを発揮するために、私はどうするべきなのか」と悩むこともありました。また、「一日でも早くコンサルタントとして独り立ちさせてあげたい」という気持ちが先行し、思いやりのある伝え方ができていなかった場面もあったと思います。なかなか自分の思うようにいかないことが多く、正直残っている記憶はつらかったものばかり。

それでも最後までやり遂げられたのは、「初めて面接を組めました」「入職までご縁をつなげることができました」という新卒メンバーの着実な成長がモチベーションになっていたから。この経験を経て、「責任感を持ってメンバーの成長を支援したい」という気持ちがより強くなりました。育成についてもっと勉強したいと考え始めるなど、自分自身の視座が高まったように感じます。自分の目標実現のためにも、これからも努力を続けていきたいですね。

──入社して約2年が経ちますが、振り返ってどう思いますか?

心に少し余裕が持てるようになりました。実は、以前は正解をすぐに求めようとしていましたし、答えは必ず決まっていると考えていたんです。しかし、今では自分がいろんな選択肢を持てるのはもちろん、相手にも選択肢を提供できるようになりました。

そう変化できたのは、新卒メンバーのトレーナーを経験したことで、「1つの答えは必ずしも全員にとっての正解じゃない」と気づけたから。入社2年目でこの経験をさせてくれた会社や先輩方には感謝しています。

──最後に、エムスリーキャリアの魅力について聞かせてください。

エムスリーキャリアは、社員一人ひとりの希望や目標に耳を傾け、どうやったら実現できるかを真剣に考えてくれる会社です。中でも私が好きなのは、「一人ひとりのメンバーがベストパフォーマンスを発揮できる環境をみんなで作っていこう」という風土。私が目標に一歩近づけたのも、その風土のおかげです。これからも、そんな魅力あるエムスリーキャリアという場所で、もっともっと貢献していきたいと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?