半年間で新卒データサイエンティストが取り組んだこと
こんにちは。エムスリーデータ分析グループの玉木です。
今回は私がデータサイエンティストとして新卒入社後、半年間で取り組んだことを紹介したいと思います。
新卒研修・サポート体制
新卒社員へのサポート体制は想像以上に手厚く、個人的には良い意味でのギャップを感じました。
データ分析グループの2022年4月時点での新卒社員サポート体制は主に下記の内容です。
基本的にメインの研修は最初の1週間で終了し、その後は周りの方に支えていただきつつOJTで業務を覚える形式です。加えて、実務を始めてから取り組む方が効果的な内容に関して追加研修も開催されました。
また、入社当初はリモートワーク100%と聞いていたため、部署内でも関係性を築くのが難しいのではないかと不安に感じていましたが、今年の春からデータ分析グループ全体での出社日や、グループ内でのシャッフルランチ等、業務以外の雑談機会もあり杞憂に終わりました。
入社後の業務内容
データ分析グループ内にも大きく2つのグループがあり、医師の方向けのサービス担当と製薬企業様向けのサービス担当に分かれています。私は後者に所属し、上期は主に以下2つの業務を担当していました。
■1. サービス効果の最大化・受注へ向けた分析
エムスリーには製薬企業様向けのマーケティング支援を行う複数のサービスが存在します。各案件やフェーズによって分析内容は異なりますが、営業の方と協力しながらデータ分析グループでは主に以下の問いに答えるための分析を実施しています。
各サービスを活用したらどれくらい売上が伸びそうか?(モデル推計等)
実際に各サービスを活用した結果どれくらいの売上効果があったのか?(効果検証等)
特に誰に何を配信をすると効果がよりありそうか?あったのか?(最適化・要因分析等)
担当領域全体のプロジェクトのスパンが短いこともあり、入社後半年間で大小含め20件以上の案件に携わりました。予想を超えるスピート感に正直驚きつつも、しっかりPDCAサイクルを回して今後の成長に繋げていきたいです。
■2. m3.comのログを特徴量とした機械学習モデルの改善
エムスリーのデータ販売サービスの1つに「各医師の特定疾患での診療状況」を推計するものがあります。ここでは、予測モデルの精度改善や精度指標の見直し等に取り組むことで、サービスの質向上を目指しました。
結果としてサービス対象となる疾患数を拡大し、サービス受注にも繋げることができました。また、エムスリーが保有している膨大なデータを活かしたモデルとなっているため、業界一のプラットフォーム企業であることの強さを特に実感しています。
おわりに
今回は新卒でデータサイエンティストとして入社後、半年間の経験を中心に書かせていただきました。本記事を読んで、エムスリーにデータサイエンティストとして入社した場合の働き方のイメージが少しでも具体的になっていただければ幸いです。
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