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アンガーマネジメントに失敗した話

めちゃくちゃ個人的なことなので、ここに書くか迷いましたが、他に書くところもないので(笑)、心証の記録として…

長いので、お暇な人だけ読んでね!読まなくてもいいよ!←


1年ほんとに辛かった

前職場を退職してから1年経ちました。
いまだに(生活圏内なので;)会社のある近くを通ると、身体がギュッとなって震えます。
怖いです。

1年でめちゃくちゃ考えました。
色んな人が話を聞いてくれたり、色んな立場から諭し、前を向かせようとアドバイスをくれる事もありました。
めちゃくちゃ感謝してますし、聴いてくれるのをいい事に、甘えたなという自覚もあります。

私も、怒ってはいけない・悲しんでたら前に進めないと思い、忘れようと思いました。
怒りを抑えるために、(私は誰に対しても後ろめたい事は一切無いですが)
大したことないという様に気を逸らし、
むしろ自分にも非があるのではないか・自分が上手く立ち回れなかった事が悪かったのではないか 等と自分に言い聞かせて過ごしていました。


しかし、それも辛かった

しかし、これまたやっちまったなぁーと思っています。

怒りで他人や自分に危害を加えるようなものは、もちろん自分の管理下におくのが良いでしょう。
でも、溜まった怒りや悲しみにそのまま蓋をしようとするのは、今回の私には良くなかった。


よく聞く感情コントロール法として、相手が悪い(と感じた)時の怒りを、
「まあまあ曖昧でもいいじゃないですか」「否定されたわけじゃないよ」「相手が愚かなんだよ」的に逸らすと楽になるよというようなものがあります。
(本当の手法はそんな単純なものではないと思いますが)

しかし、今回はハッキリと言われたわけではないですが、結果的にすべて私のせいになっていたため、
「まあまあ曖昧でもいいじゃないですか」→「曖昧にはならなかったしな…」
「否定されたわけじゃないよ」→「全否定されたしな…」
「相手が愚かなんだよ」→「そう思いたいけど、私のせいっていう判断になったしな…」

そうなると責める相手が自分しかいません。
(何度も言いますが、私は誰に対しても後ろめたい事は一切無いです)

これが辛かった。
誰に励まされても、自分で考えても、上記の思考で堂々巡りです。

家族も友達も、周りの全員が、私が悪いと思っているんだろうなー。
と感じていました。いや、今も。


感情を否定しなくていいのでは

私は普段から、怒りの感情が湧いたら、自分も悪いかもしれないから怒る権利はないかもしれない、と思ってしまう傾向があります。
瞬時に自分を責めてしまい、湧いた悲しさを抑えるためにヘラヘラ笑う。

(そのために、「怒らないヤツなのだな」もしくは「怒ってないから大丈夫」「大したことじゃないんだな」という印象を相手の意識下・無意識下に与えてしまうという事もあったでしょうね)

しかし改めて考えると、それっておかしくないでしょうか。

なぜ、感情を持つことを責めないといけないのか?
感情があってこその人間らしさではないのか?
ならば自分の存在を全否定しているのではないだろうか?


なので、こう思うようになりました。
湧いた感情と、責任や罪と、行動はバッサリ切り離して考える方が良いのではと。

どんな人でも、湧く感情は自由だと思います。
行動と完全に切り離されているなら、何を思っていてもいいでしょう。
怒って人を殴るのは絶対ダメですが、自分の中に湧いた怒りを否定する必要はないと思います。


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ちなみに、ちょっと逸れますが、他人を怒らせたからといって、もちろん「殴られていい人」にはならないです。

責任を問われたり罪を償うというのは、法律であったり、あらかじめ決められている規則に則って行われるものなので、怒った人が「腹がたったから」私刑に処すのは違うと思います(笑)

まぁしかしそれが、怒った人勝ちでまかり通る事も多いわけで…

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怒る権利・悲しむ権利?

さて本題に戻りますが、私が、怒って誰彼かまわず会社や人の悪口を言うとダメです、もちろん。
でも、怒ってはいけない、なんて事はなかったのです。
消えない悲しさで毎日泣いててもよかったのです。

自分にも非があるかもしれないから、悲しむ権利なんかない…わけはなかったのです。

非があるかどうかと、感情は別でいい。
どんな感情でも、そんな感情を持つ自分も認めてあげればよかったんですね。たぶん。

私も、悲しんだり怒ってる人に、「悲しまないで」とか「怒らないで」って言ったり、啓発本渡さないようにするね(これ渦中にはほんとに辛いw)。


それでも私はデザイナーである

まだまだ全然、壊した体調も戻らないし乗り越えられないですが、なんとか仕事が出来ているし、私は幸せなので良かったなと思います。

私は唯一デザイナーというものに固執しています。
(他はだいたいわりとどうでもいい)
職業であり、アイデンティティーであり、いまだ見果てぬ夢であるからです。

固執するものが一つあると、前職のみならず、色んな人に本当に色んなことを言われます(笑)。
それも、たぶんただ住む世界が違うというだけなのだと思います。
みんなそれぞれ、自分の住む世界を豊かにしていけばそれで良いですね。

あなたも、私も。

私はわたしを見てくれている人に言えないような事だけはしないよう、常に今できる最善を今できる最速で、をモットーに過ごしていきたいと思います。
というか、真面目に「デザイナー」をしていると、思いもよらぬところからずっと見てくれている人がいたり、私の知らないところで好評をいただいていた事がわかったり、恐縮の嵐なのです。

それはそれは、私にとって、とても幸せなことなのです。

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