新作のご案内。

初めまして、マンガ家のメタモル・あうと郎です。


新作の、マンガの連載を、ここPIXIV FANBOXで始めます。




タイトルは、ずばり、『哲学』です。


私はここで、自らの哲学的なことに対する集大成を創り、始まりと終わりを示し、とりあえずここで、哲学的な問題にケリをつけて、先へ進みたい。

おそらく、こういう想いで、この新作を描いています。


マンガというものは基本的には気楽なものであると思うのですが、そして、気楽に楽しくのびのびと描きたいのですが、そういう風に気楽に描けないものが、謎が、私の中にある。そうなると、どうしても途中で哲学的な考察に入り込みたくなって、小難しい話になったりする。だから、そこをなんとかしたい、という想いが私にはあるのです。だから、ということで、このへんでそろそろ、哲学的な探求の総まとめとなるようなものを描く、ということになりました。つまり「結局、哲学的に言って、これらの物事というのはどういうことなんだ?」……というのを突き詰める、という事です。遊びたいのに、哲学的なことが気になって遊んでいられない、という状態になるのをなんとかしたい、という事です。だから、つまりはこういう事です。子供が青年になって、大人になったが、どうも世界がちゃんとした大人というものを示せていない、大人についてが、どうもクッキリしていないので、ちゃんとした大人になれない。つまり、ちゃんと大人になりたいし、遊ぶときにはちゃんと子供になりたい、というような事です。そういう話です。



内容は、軸として、ヴィト現主体IN……もとい(変換ミス)、ヴィトゲンシュタインの『論理哲学論考』を図解しながら読み解く、という事をやります。難解な哲学書として有名な、ヴィトゲンシュタインの『論理哲学論考』を図解して読み解き、あるいは再解釈しながら、だが結局は自分の哲学を展開することになる、という内容になっています。


……つまり、誰かの話をしたとしても、結局それは自分の話でもある、ということになるわけです。どうしても。…読むことは、書くことでもある。どうしたって。



この新作は、まだ完結はしていません。というか、全体で0章+7章あるうちの最初の0章+2章までしか出来ていません。そして、3章から先のほうでは、内容も複雑になるので、うまく書けるかどうかの確信もまだありません。最後まで描き切るつもりですが、一抹の不安があります。ですが、とりあえず全体の完成がまだだいぶ遠いことがわかったので、とりあえず出来ている分だけ発表していこうと思います。なので、「連載」ということになります。連載間隔は、不定期です。3章から先の掲載は、だいぶ先の話になると思います。焦らずにやっていきたいのです。


また、今回発表する予定の0章、1章、2章も、まだ、あとで読み返して加筆をする可能性はあります。ですので、本作は将来的には紙の本にする予定ですが、それは、まだまだ先になります。




なぜヴィトゲンシュタインの『論理哲学論考』なのか?という事に関しては、自分のタイミング的にそうなった、というのが正確な言い方になります。また、そして、それはつまり、直観的にここには光が見い出せる、という感覚でやっているわけです。


ヴィトゲンシュタインも、7年くらいかけて?『論理哲学論考』を書いて、これで哲学の問題には全てケリがついた(キリッ)と言って、哲学界を去りました。(あとで、また戻ってきました。)だから『論理哲学論考』は、哲学にケリをつけたい、という気持ちにフィーリングがある本なのでしょう。






ということで、新作マンガ『哲学』を連載します。哲学にケリをつけます。(キリッ)


おもしろかったら100円ちょーだい!