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スウェーデン留学生の呟き④

皆さん、こんばんは。今日をどのようにお過ごしでしょうか。皆さんの手に、このnoteが届いたこと、うれしく思います。

今日は、こっちにきてから初めて、同じ大学から違う国に留学しているお友達と電話をして、近況を報告しあうことができました。とても楽しかった。なんとも偶然に、みんなヨーロッパ留学を選択しました。
だからからか、ヨーロッパ留学における共通点や思うことに対して、みんながみんな共感しあい、わかるなーとおもったことばかりでした。
今回はその中で、いくつか覚えていることを書こうと思います。

ヨーロッパ人、めちゃくちゃ体力凄い
まず最初に挙がった話題です。これはみんな、welcome weekに参加することで、ヒシヒシと体験していたことでした。皆、本当に「お酒」と「pab」が大好きです。私は、交流を作るために、毎回キャパシティを超えて、参加していましたが、最後の頃はもう身も心もヘトヘトでした。
夜の8時にアクティビティが終わり、22-2時ごろまで毎日pabで踊ったり、お酒を飲んだりします。ここでの違いは、ヨーロッパ系の子たちにとって、それが「休憩」であり、「リフレッシュ」なのです。私からしたら、「気合」を入れて、「頑張ること」として君臨していました。

グループでの会話に参加するのが難しい
多くの国からきているからこそ、それぞれの国のアクセントがあり、訛りがあり、特徴があります。それに加え、ヨーロッパ特有のノリ・ジョークといったものも存在します。グループで会話をしていると、話の展開、盛り上がりがうまく掴めずに、話に参加するのが難しいとかんじることがあります。でも、その時に、分かっている風に頷いてしまうと、いざ意見を求められたときに上手く返せません。私は最近、「わからないことはわからなかった」ということも学び、実践しているところです。

なんでも気軽に話せる子を見つけることの大切さ
多種多様な国から、いろんな人と出会う留学では、やはり「皆と仲良くする」というのも大切だけれど、どこか気を休めたいとき、心を落ち着かせたいときに、「気軽に話せる子」「無理せずいられる子」を2.3人見つけることでの、精神のコントロールや維持のしやすさは格段に変わるのではないかと思いました。私も気軽に話せる友達が何人かいますが、その子たちといると心が休まる気がします。

多様性という言葉の体現を「食事」を通して体験できる。
このことについては、あとで詳しくまた話したいなと思うのですが、私の住んでいるスウェーデンでは、当たり前のようにvegetarianやvegan、Glutenfreeのコーナーがあり、オプションが存在します。glutenfreeであり、vegetariann(pescatarian)の私からすると、とても選択がしやすく、生きやすさを感じます。またラクトースフリーなども存在し、dietary requirementsに対する柔軟性が抜群なのではないかと感じています。これもいろいろな国から色々な理由を持ってやってくる人が多い国だからこそ。だと感じ、感動しました。

外見で判断しない接し方
日本で外国人を見つけると、「私は日本語しかはなせないから」とつい避けてしまったり、「英語ではなしかけないと」と思って、外国人に対して「日本語を使う」という行動をする人はほとんど見かけないと思います。しかし私がこちらに来てから、スーパーやカフェに行くと、必ずスウェーデン語で話しかけてくれます。申し訳ないことにこちらは英語しか話せないため、「英語しか話せないんです」というと、いやな顔せずに、すぐに英語に切り替えてくれます。これを経験すると、自分がこの町に受け入れられたような気持になり、とても嬉しいし、スウェーデン語を話せるようになりたいというモチベーションのUPにも繋がります。また、皆が当たり前のように英語を話せるのが本当に凄いなとも感じます。

・家族との関わりをとても大切にする
これは友達と過ごしていて、とても感じることです。普段生活していると、「ぱぱがね」「ママがね」「妹がね」「おじいちゃんがね」という言葉を一日に一回は耳にします。そしてみんなよく家族とコミュニケーションを取っています。IGを交換してみれば、投稿に家族との写真が挙げられていたり、クリスマスは家族と過ごしたいから帰国するといっている子が大半だったり、「家族」という存在の大切さ、大きさを身にしみて感じることができます。そして「個」で完結できてしまう、「孤」で居ることが当たり前のようになってきている日本は、このような意識を学ばないと、将来大変なことになってしまうのでは思いました。どのように大変になるかは正直上手く具現化できませんが。

・「日本人」という言葉の凄さ
最後に挙がったトピックです。これは、自己紹介や初対面の人と話すときに、感じることです。「Where are you from?」と聞かれ、「I’m from Japan.」というと、うわ日本人って礼儀正しくて、謙虚で、優しいんだよね。日本も綺麗な町なんだよね。と言ってくれます。これは多くの外国人が「日本」という国に対し、良いイメージを持っているからこそ、出る言葉であり、日本ってすごいなとふと思いました。それと同時に、そう思ってくれている子がいざ日本に来た時に、そのイメージが壊れないように、日本のイメージを継承すること。は大切な行動の一つではないかと思います。

これらが、今回、友達と話していていて挙がった話題たちです。
私が日本の大学にいて、「留学して大金をつぎ込まなくても、日本でも、大学でも英語を話す環境や外国人と関われるから留学は勿体ない。」と言われたことがあります。それを聞いたとき、確かにそうかもしれない。私の選択は間違っていたかもしれない。そう思ってしまったことがありました。
しかし、いざ留学してみて、思うこと。それは、
留学はできるのなら、絶対にしたほうがいい。」という事です。
まだこちらに来て日も浅い私ですが、すでに多くの新鮮で、刺激的で、価値観を覆されるような、頭のしこりがはがれるようなそんな経験ばかりし、学び、気づき、時には辛く、苦しい思いをしています。でも、どれもとっても大切な経験だなと感じます。そしてその経験は、留学に行ったからこそ感じられた。そう思っています。

これからも私に待っている沢山の経験や思い出、障害をたくさん吸収し、どれも自分の成長へと繋げられるよう、精進していきたい所存です。
今回は、長くなってしまいました。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。

では、後ほど(^▽^)/

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