新生活半年経ってみて、空虚な羨望を抱いて生きていた。
新生活は、毎晩お気に入りの飲み物を飲みながら、映画を観たり、本を読んだり、文を書いたり。
そういう時間を作るんだと確固たる思いを持っていた。
忙しい日々の中でも自分労る時間を絶対に取るんだと。
自分が好きな空間を作るのだと。
そんな生活を送るんだと考えていた。
そうして現在、新社会人生活が半年過ぎた。
帰ったらほぼすぐベッドに突っ伏する生活。
美味しいものを食べるのは好きだが、咀嚼さえも面倒に思うこともしばしば。
買ってある茶葉や珈琲は想像していた消費スピードを素晴らし