文言噺『ちくわ』

ちくわとは常々不思議なものである。
煮てよし、焼いてよし、刺してよし、詰めてよし…
ちょいと万能すぎやしないか?と疑うほどに万能である。

となると…もしやちくわは食べ物ではないのではないだろうか。
食べ物にしては他の食べ物との親和性が高すぎる。
もし、これはまだ可能性の範疇だがもし…
ちくわが自身の置かれた状況に対して適応できる能力を持っていたとしたら…この万能性に説明がつく。
さらに考えるならば…自分が最高のパフォーマンスが出来るよう捕食者側を誘導している可能性すらある。

そうなるとこれはちくわ史を揺るがす大発見だ。彼らには知性があり、自身が最高のパフォーマンスを発揮できる捕食法をさせるため自らの体色を変化させているのではないだろうか…
…こうしてはいられない、今すぐ学会に持ち込まねb…なんでこんなところにちくわが落ちてるんだ?たしかちゃんと冷蔵庫にしまったはず…

いや…そのまえにここにちくわがあるのがおかしい…
だってちくわをかったおばえはない…ないはz…

(ここで文章は途切れている…)