「大丈夫だよ」
これは、
言われると嬉しく感じる言葉一つ
ではないでしょうか。

しかし、そうとも限らないときも、
あるのです。

私の今までの人生の中で、
印象的だった３つの「大丈夫」をご紹介します。
今回は、その第２回目です。

第１回目はこちらからどうぞ。

２つ目の「大丈夫」は、
「２度目まして」の方からの
私のすっぴんをご覧になった後の、
「大丈夫だよ」
でした。

とあるスポーツ関連のサークルでの活動の後。
スーパー銭湯に寄って、
その後ごはん食べよう、となった日の事です。
お風呂の用意はしてありましたが、
化粧道具一式を忘れた私。
致し方なくすっぴんのままサークルの
お仲間さんの前へ出ました。
「すっぴんだから恥ずかしいな～」
と照れながら言ったあと、

「大丈夫だよ」

と言ってくださったのです。

「全然そんなの気にしないから」
ともおっしゃっていました。

が、私はそのお仲間さんの、
表情がものすごく気になったのです。

なぜか。
引っかかったのは、
眉間にしわを寄せながら
「（すっぴん？）大丈夫だよ」
「全然そんなの（すっぴんなんか）気にしないから」
だったからです。

えーっと、うん。どっち？
私、すっぴんです。
良くないレベルのすっぴんだから
眉間にしわ寄せられてるの？
すっぴん大丈夫なの？
どっち？？？
女性の皆様、このモヤッとした感じ、
わかりますよね。

もちろん、そのお仲間さんが、
「お前のすっぴんなんか誰も気にしねーよ」
なんて考えで言ったのではないと
分かっているのです。
「俺たち仲間だろ？
すっぴんなんて気にするなよ」
という距離感０の方だったのでしょうか。

「２度目まして」の間柄で、
あまり話したこともありません。
お相手の方も私も、
独身アラサーでした。
アラサーとは言えまだ２０代の
威勢の良いお魚さんのような
女性の素肌を前にして、
眉間に皺寄せての「大丈夫」はダメです。

すっぴんの女性へ伝える
「大丈夫だよ」に、
眉間のシワは必要なし。

これは、２０代終盤で得た、
今でもモヤモヤが消えない教訓です。
残念ながら、
まったく役には立っていませんが。

このエピソードが
少しでも、「大丈夫」という
簡単に使える言葉を考えるきっかけとなれば、
幸いです。

最後は、我が旦那様が言った、
「大丈夫だよ」
のお話です。