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生成AIを使ってみました 2 (Microsoft Copilotについて)


1.はじめに

Microsoft Copilotがスマートフォンで利用できるようになりました。

Microsoft Copilot(App Store)

Microsoft Copilot(Google Play)


自分のスマートフォンにインストールしたもの

今回は、Microsoft Copilotを利用していきたいと思います(前回のChatGPTの時と似たような質問もしています)。
なお、今回、入力に関して、後述する書籍に書かれたテクニックを参考にしました。

たとえば、プロンプトの最初に「大学教授のように説明してください」といった文章を追加することで、出力される内容がより詳細になります。

生成AIで世界はこう変わる 第2章 生成AIの背後にある技術
『良い回答を引き出す「少数例プロンプティング」と「思考の連鎖」』より引用

2.入力と出力

"自分"は私の入力内容、"Copilot"はCopilotからの出力になります。

2-1.Microsoft Copilotについて

自分
Microsoft Copilotについて教えてください。

Copilot
Microsoft Copilotは、あらゆる場所で動作し、ニーズにインテリジェントに適応するAIコンパニオンです。Copilotを使用すると、生産性を高め、効率を向上させ、新しい成長機会を見つけることができます1。

以下は、Copilotのいくつかの特徴です:

1.Copilot for Microsoft 365: 大規模言語モデル(ChatGPTなど)とMicrosoft 365アプリ(Excel、PowerPoint、Teams)を組み合わせて、日常業務を効率的に行う手助けをするAIアプリケーションです2。
2.Microsoft Copilot for Azure (プレビュー): ITチームがアプリケーションとインフラストラクチャを効率的に操作および最適化し、トラブルシューティングを行うことができるAIコンパニオンです3。
3.Microsoft Copilot Studio: Webサイトやデバイス上で行うすべてのことを理解し、必要な情報やスキルを実装できる“サポートエンジン”を目指しています4。
Copilotは、ビジネスの未来を形成し、創造性をブーストし、従業員の力になるための強力なツールです。1

ChatGPTの時と異なり、ウェブ上で引用元を提示してくれる所は良いと思います(回答の後ろに数字がふってあるものは引用になります。これは、自前でブラウザ(edge)を所持しているMicrosoftならではと言えると思います)。
Copilot側の出力をスクリーンショットしたもの。
箇条書きや強調表示、詳細情報の出力はCopilot側が自動で行っています。

2-2.Microsoft Copilot利用時に気をつけること

こちらは上記書籍に書かれたテクニックを活用して回答を比較しました。

A:テクニック未使用

自分
Microsoft Copilotを利用する上で気をつけるべき点を教えて下さい。

Copilot
Microsoft Copilotを利用する際に気をつけるべき点はいくつかあります。以下にいくつかのポイントを共有しますね:
1.プライバシーとセキュリティ:
Copilotを使用する際は、機密情報や個人情報を含むコードを共有しないように注意してください。
コード内にAPIキー、パスワード、トークンなどの秘密情報を含めないようにしましょう。

2.出力の確認:
CopilotはAIモデルであり、生成されたコードやテキストは必ずしも正確でない場合があります。生成されたコードを必ず確認し、適切に修正してください。

3.著作権とライセンス:
Copilotが生成したコードは、著作権やライセンスに従って使用してください。
オープンソースプロジェクトにコードを追加する際は、ライセンスを遵守することを忘れないでください。

4.文脈を理解する:
Copilotは文脈に基づいてコードを生成しますが、時々誤ったコードを生成することがあります。文脈を考慮しながらコードを修正してください。

5.フィードバックの提供:
Copilotは学習モデルであり、フィードバックを受けて改善されます。Copilotの誤りを見つけた場合は、フィードバックを提供してください。

以上のポイントに留意しながら、Microsoft Copilotを活用してください。

B:テクニック使用

自分
大学教授のように説明して下さい。Microsoft Copilotを利用する上で気をつけるべき点はありますか?

Copilot
もちろんです。Microsoft Copilotを利用する際に気をつけるべきポイントを、大学教授のように説明いたします。

1.プライバシーとセキュリティ:
Copilotを使用する際は、機密情報や個人情報を含むコードを共有しないように注意してください。
コード内にAPIキー、パスワード、トークンなどの秘密情報を含めないようにしましょう。

2.出力の確認:
CopilotはAIモデルであり、生成されたコードやテキストは必ずしも正確でない場合があります。生成されたコードを必ず確認し、適切に修正してください。

3.著作権とライセンス:
Copilotが生成したコードは、著作権やライセンスに従って使用してください。
オープンソースプロジェクトにコードを追加する際は、ライセンスを遵守することを忘れないでください。

4.文脈を理解する:
Copilotは文脈に基づいてコードを生成しますが、時々誤ったコードを生成することがあります。文脈を考慮しながらコードを修正してください。

5.フィードバックの提供:
Copilotは学習モデルであり、フィードバックを受けて改善されます。Copilotの誤りを見つけた場合は、フィードバックを提供してください。

以上のポイントに留意しながら、Microsoft Copilotを活用してください。

2-3.ネットを活用した情報収集で気をつけること

A.テクニック未使用

自分
ネット検索を活用した情報収集において、気をつけるべき点はありますか?

Copilot
もちろんです。ネット検索を活用した情報収集においては、以下のポイントに気をつけることが重要です。

1.信頼性の確認:
情報源がはっきりしない場合や、個人的主観に基づいている情報には注意が必要です。
リンクや根拠が記載されていない情報は、必ず自分で検索して確認しましょう。
官公庁や企業に関する情報は、公式ホームページや公式ブログなどを確認することが有効です1.

2.情報の新しさに注意:
過去の情報を収集してしまうと、現在の正確性を見誤るリスクがあります。
日頃から情報の新しさを意識し、質の高い情報を選ぶよう心掛けましょう2.

3.伝聞形式に注意:
「らしい」「みたい」「だそうです」などの伝聞形式が含まれている情報は慎重に扱いましょう。
情報源があいまいな場合は、当事者と直接話をしたり、公式ホームページを検索して確認することが大切です1.

4.情報の取捨選択:
インターネット上には膨大な情報がありますが、すべてを闇雲にインプットすることは避けましょう。
必要な情報を選択し、質の高い情報を効率的に収集する能力を鍛えましょう3.

これらのポイントを意識しながら、信頼性の高い情報収集を行いましょう。312

B.テクニック使用
自分
大学教授のように説明して下さい。ネット検索を活用した情報収集において、気をつけるべき点はありますか?

Copilot
もちろんです。ネット検索を活用した情報収集においては、以下のポイントに気をつけることが重要です。

1.信頼性の確認:
情報源がはっきりしない場合や、個人的主観に基づいている情報には注意が必要です。
リンクや根拠が記載されていない情報は、必ず自分で検索して確認しましょう。
官公庁や企業に関する情報は、公式ホームページや公式ブログなどを確認することが有効です。

2.情報の新しさに注意:
過去の情報を収集してしまうと、現在の正確性を見誤るリスクがあります。
日頃から情報の新しさを意識し、質の高い情報を選ぶよう心掛けましょう。

3.伝聞形式に注意:
「らしい」「みたい」「だそうです」などの伝聞形式が含まれている情報は慎重に扱いましょう。
情報源があいまいな場合は、当事者と直接話をしたり、公式ホームページを検索して確認することが大切です。

4.情報の取捨選択:
インターネット上には膨大な情報がありますが、すべてを闇雲にインプットすることは避けましょう。
必要な情報を選択し、質の高い情報を効率的に収集する能力を鍛えましょう。

これらのポイントを意識しながら、信頼性の高い情報収集を行いましょう。

2-4.ソーシャルメディアを利用する際に気をつけること

A.テクニック未使用

自分
ソーシャルメディアを利用する際に気をつけるべき点はありますか?

Copilot
もちろんです。ソーシャルメディアを利用する際に気をつけるべきポイントを、大学教授のように説明いたします。

1.法令とルールの遵守:
投稿内容が社会のルールを守っているかを考えて投稿してください。
自分の情報だけでなく、他者の個人情報を公開しないようにしましょう。

2.他者に敬意を払う:
投稿の対象に敬意を払った内容か確認してください。
他者を差別する投稿は避けましょう。

3.発信する情報に責任を持つ:
SNSで投稿した情報は消えませんし、完全な匿名はありません。
一度投稿した情報には責任を持ちましょう。

4.著作権と肖像権に注意する:
友人が写った写真を勝手に公開することは避けましょう。肖像権侵害になります。
有名人の写真を許可なく公開すると、パブリシティ権や肖像権の侵害になります。

これらのポイントを意識しながら、ソーシャルメディアを安全に利用してください。1234

B.テクニック使用

自分
大学教授のように説明して下さい。ソーシャルメディアを利用する際に気をつけるべき点はありますか?

Copilot
もちろんです。ソーシャルメディアを利用する際に気をつけるべきポイントを、大学教授のように説明いたします。

1.法令とルールの遵守:
投稿内容が社会のルールを守っているかを考えて投稿してください。
自分の情報だけでなく、他者の個人情報を公開しないようにしましょう。

2.他者に敬意を払う:
投稿の対象に敬意を払った内容か確認してください。
他者を差別する投稿は避けましょう。

3.発信する情報に責任を持つ:
SNSで投稿した情報は消えませんし、完全な匿名はありません。
一度投稿した情報には責任を持ちましょう。

4.著作権と肖像権に注意する:
友人が写った写真を勝手に公開することは避けましょう。肖像権侵害になります。
有名人の写真を許可なく公開すると、パブリシティ権や肖像権の侵害になります。

これらのポイントを意識しながら、ソーシャルメディアを安全に利用してください。 .

テクニックを使用していないにも関わらず、Copilot側が、"大学教授のように説明いたします。"と回答しています。バグでしょうか?

2-5.Microsoft Copilotを活用して仕事の生産性を上げるには

自分
Microsoft Copilotを仕事で活用して生産性を上げる方法はありますか?

Copilot
もちろんです!Microsoft Copilotを仕事で活用して生産性を向上させる方法はいくつかあります。以下にいくつかのアプローチを共有します。

1.プレゼンテーション作成の効率化:
PowerPointでプレゼンテーションを作成する際、Copilotを活用してスライドを自動生成できます。チャットで指示を出すだけで、スライドが作成され、視覚的な要素やアニメーションも追加できます1
Copilotを使ってプレゼン資料を効率的に作成し、時間を節約しましょう。

2.データ分析と報告のサポート:
Excelでのデータ分析やグラフ作成にCopilotを活用できます。Copilotに要求を送信するだけで、売上データの分析やグラフの作成が自動化されます1
Copilotを使って、データの可視化や分析を効率的に行いましょう。

3.メールの要約と下書きの作成:
Outlookでのメール処理を効率化するためにCopilotを活用できます。会議の要約や未解決の議題を自動的に作成し、メールの下書きを生成できます1
Copilotを使って、メールの作成や要約を効率的に行いましょう。

4..Teamsでの会議サポート:
Teamsの会議に途中参加した場合、Copilotが会議の要約を提供してくれます。会議の流れや重要なポイントを把握し、効率的に参加できます1

4.学習と適応:
Copilotは学習モデルであり、使い方を覚えて適切な指示を出すことで、より効果的に活用できます。日々の業務でCopilotを使いながら、適応していくことが大切です。

Microsoft Copilotをうまく活用して、仕事の効率を向上させましょう!123

2-6.Microsoft Copilotを小説の執筆への活用するには

自分
Microsoft Copilotを小説の執筆に活用する場合、どのような活用法がありますか?

Copilot
Microsoft Copilotを小説の執筆に活用する方法はいくつかあります。以下にいくつかのアプローチを共有します。

1.プロンプトの作成とキャラクターの対話:
Copilotを使って、小説のキャラクター同士の対話を生成できます。キャラクターの性格や背景をプロンプトに含め、Copilotに対話を生成させることで、ストーリーを進めるヒントを得ることができます。

2.設定や背景の詳細を生成:
小説の舞台や背景を詳細に描写するために、Copilotに設定や背景の情報をプロンプトとして与えることができます。例えば、架空の都市の地理や歴史、キャラクターの職業などを生成させることができます。

3.感情や心理描写の補完:
Copilotを使って、キャラクターの感情や心理状態を補完する文章を生成できます。例えば、「彼は不安を抱えていた」というプロンプトを与えると、Copilotが適切な表現を提案してくれることがあります。

4.展開やクライマックスのアイデアを得る:
小説の展開やクライマックスを考える際に、Copilotにプロンプトを与えてアイデアを生成させることができます。例えば、「予想外な展開を考えてください」というプロンプトを使って、新たな展開を生み出すことができます。

5.文体や語彙のバリエーションを豊かにする:
Copilotを使って、文章の文体や語彙のバリエーションを豊かにするための表現を生成できます。特定のシーンやキャラクターに合った言葉選びをする際に活用しましょう。

これらの方法を組み合わせて、小説の執筆を効果的にサポートできることでしょう。12345

創作への活用に使えないかと考え、試しに執筆経験のあるジャンルである小説についての質問をしました。本note執筆時点では、小説本文を書かせることは難しいかもしれませんが、それ以外の部分に関しては、本note執筆時点でも有用なツール足り得る可能性があります。

2-7.日報のテンプレート

自分
仕事で上司に対して日報を出すように言われました。日報のテンプレートを作成してください。

Copilot
もちろんです!業務日報を作成する際には、適切なテンプレートを使用することで効率的に報告できます。以下にいくつかの業務日報テンプレートを提供します。選択肢の中からお好みのものを選んでください。

1.シンプルな業務日報テンプレート:
作業内容や課題を簡潔に記入するフォーマットです。
エクセル版ダウンロード

2.時系列で業務内容を記入する業務日報テンプレート:
時間ごとに業務内容が変化する場合や新入社員向けに便利です。
エクセル版ダウンロード

3.営業日報テンプレート:
営業担当者向けのテンプレートで、訪問先ごとに内容をまとめることができます。
エクセル版ダウンロード

これらのテンプレートを活用して、効率的に業務日報を作成してください。123

日々の業務(定型業務)として"日報"を出す場合を想定した質問です。日報に限らず、定型的な業務であれば、回答を期待できるかもしれません(ただし、日報に限らず定型業務として何らかの業務で出す書類の場合、会社側でフォーマットが用意しているはずなので、Microsoft Copilotであえて問いかける内容ではないかもしれませんが…)。

3.使ってみての感想

回答に関しては、参照した情報源も共に出力されるので、回答の妥当性が精査しやすいと思います。また、文字の強調表示や参考となる画像の添付など、分かりやすさを重視した出力が多かったと思います。回答で自社のプロダクトを紹介できるのは、Microsoftならではの強みだと感じました。

"2-4.ソーシャルメディアを利用する際に気をつけること"の
Copilotの回答をスクリーンショットしたもの。画像も自動で添付されました。

なお、先述の本に掲載されたテクニックですが、テクニックの有無で有意な差は見られませんでした。Microsoft Copilotでは有効ではないテクニックである可能性があります(チャットを続けていくと有効な例が出てくる可能性はあります)。また、冒頭に"大学教授のように説明して下さい。"とつけていないのも関わらず、Copilot側が、"大学教授のように説明いたします。"と回答した例がありました。バグでしょうか?

4.参考書籍

生成AIで世界はこう変わる (SB新書) Kindle版

5.過去のnote

生成AIを使ってみました 1


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