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Who Is This Bitch,Anyway?

最近、音楽アルバムを聞かなくなった。
友人にもアルバム聞いてる?と質問してみたら
私と同じ答えが返ってきた。

音楽配信サービスが一般化し、多くのアーティストがストリーミングレート・収益を増やすためにアルバムではなく、単一曲を多く配信していること、SNSチェックや映像配信サービスの利用が増えていることで、アルバム全曲を聞く時間が無くなってきたのではないかと考える。

Who is this bitch,Anyway?

久しぶりにアルバムを聴こうと選んだ一枚は、
女性JAZZシンガーMarlena Shaw
『Who is this bitch,Anyway?』

このアルバムは、
収録曲順に最後まで聞いて欲しい▼


Marlena Shaw(マリーナ ショウ)
アメリカ合衆国ニューヨーク州
ニューロシェル出身の女性ジャズシンガー。 

1960年代に活動を開始
2016年に引退ライブツアーを開催
『Who is this bitch,Anyway?』は
1975年にBlue Noteから発表された
Marlena Shawの代表的なアルバム。

Blue Noteについては、
Ecostore Recordsさんの記事▼が
分かりやすく解説されていておすすめです。


オススメ曲3選

個人的に一曲目が一番好き。
女性がBARで飲んでいると男性がナンパしてくる会話からスタート。
三分程会話が続くが英語で解らないからと飛ばさないで!一緒に夜を楽しもうと男性が更に誘ってくるが、サッとかわして帰っていく女性に惚れ惚れしていると、徐々に軽快なファンク曲『Street Walkn' Woman』が聞こえてくる。
楽しそうに軽快に歌い上げ、まるでこれからミュージカルが始まるのではと思わせる最高の一曲。

そして二曲目、
『You Taught Me How To Speak In Love』はしっとりとしたバラード曲。
一曲目とのギャップと前奏のピアノで完全に心奪われた。
有名な話だが、サザンオールスターズの『いとしのエリー』はこの曲のオマージュらしい。
Aメロ、サビはサザンの方が聞き慣れてしまっているため、いとしのエリーを歌ってしまいそうになる。
サザンオールスターズはこの他にも、Steely Danの『Aja』から名付けた『彩〜Aja〜』もありますね。

そして、九曲目のエピローグから続く最後十曲目
『Rose Marie』は、恋人へ向けた爽やかなジャズナンバーで、波の音とカモメの鳴き声でアルバムが完結する。


まとめ

『Who is this bitch,Anyway?』は
ファンクやバラード、爽やかなジャズからR&Bのような曲まで様々な顔を見せてくれるのでアルバムタイトルの通り『ところで、この女何者?』と言いたくなる楽しい一枚。

私の様なジャズ初心者におすすめのアルバムだ。


アルバムを一つの作品として捉え、
単一曲で聴く時とは違う発見もあるはず。

たまには目を休め、美味しいコーヒーやお気に入りのお酒を飲みながら、ぜひ自分の好きなアルバム一枚を久しぶりに聴いて欲しい。


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