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思考停止で働くな。新卒、学生にした3つのアドバイス

どういうわけか、最近インターン生や新卒一年目の後輩から相談を受ける機会が増えました。

就活が迫っていたり決算期だったりで、一年間で最も、自分の成長や成果を振り返るタイミングなのかもしれません。そのインターン生にせよ一年目の後輩にせよ、共通した悩みを抱えているように思えました。

彼らは、やりたいことやなりたい自分像、専門知識や専門領域を一切定めていなかったのです。そうして時間に流されるように日々を過ごすから、あるときふと「結局、何がしたいんだっけ?」と思い詰まって、悩んでいるようでした。

「自分も通ってきた道だなぁ」と思いつつ、彼らにアドバイスした内容をつらつらと書いていきます。

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■■①アテでも良いから目標を設定しろ

今でこそ新卒2年目ですが、大学3年次にインターンを始めた当時は具体的な目標がなかったです。

ただ単純に、部署の正社員メンバーを驚かせたかった。このメンバーにびっくりするようなアウトプットを見せて、認めてもらいたかった。

そのため入社して数カ月で、担当していたメディア運営業務に慣れたころ、こんな目標を設定しました。

「正社員の●●さんの業務を半年でリプレイスして、自分で編集組織を動かす」

目標を下手くそなりに設定したことで、「ライティング業務を外注してSEOのディレクションに特化した方が良いな」「PV取るには取材も行けなきゃだめだな」「下級生のインターン生の指導もできなきゃな」と、自分で仕事や勉強領域が分かるようになりました。

時間は有限です。「えいや」でも目標設定して手と頭を動かした方が100倍マシです。

「目標は後で変わっても良い」と言い聞かせ、理想と必要な努力を積んだ方がやっぱり良かった。何となく成長したい、といった「思考停止」が一番もったいないです。


■■②何かの分野を狭く深く掘り進めて視野を広げろ

私はもともと、ライターや新聞記者志望でした。受験生の頃には、アフリカの研究者もしくはジャーナリストになるために大学の学部を選んだくらいです。

就活中に新聞社記者やWebライターの方とお会いして(時に一緒に仕事をして)進路を検討していました。

答えが決め切れないなかで、ご縁があってWebメディアの編集業務を求めていたIT企業にインターンすることにしました。

そこで記事執筆業務を始めて、3年でこういう風なキャリアなりました。

学生時代の入り口:ライティングや取材は楽しそう! 

→ 編集業務も好き 
→ メディア運営で数字伸ばすの楽しい 
→ お問い合わせ増やして事業に貢献したい 
→ だったら企業のマーケティングを学びたい 
→ もっと商材理解を深めるためSNSコンサルタントやってみよう

いかがでしょうか。大分うろうろしていますね。でも、ひとつのことを掘り下げたおかげで周辺業務にも気が付くようになり、段々と興味関心と業務の幅が広がっていったんです。

先ほどの目標設定の話にも通じますが、やってから分かることもたくさんあるので、割り切って進むのも一つの手です。


■■③自分育成ゲームと思って頑張れ

最後に余談なのですが、上記の相談相手から「それでも、よく勉強とか自己投資続けられますね(自分にはできない)」といった返事をもらいました。

なんで苦に思うんだろう? と私は疑問に思いました。

その時は答えられなかったのですが、「自分を育成ゲームに置き換えて楽しむ」というのはどうでしょうか。

▼日々の課題と解決案

マーケティングコンサルタントの知識をもっと付けるには、①仮説を立てる力がいるな。でも、そもそも②ビジネスモデルの理解も必要だな。

→①:現場のコンサルタントにおすすめの本を聞いて、読書記録を部内で共有・note書く

→②:日々のニュース収集とマーケティングトレースの習慣化

→→①②を熟せばまた一つレベルアップ!

こういったかたちで、仮設定した目標と必要な努力が明確化できれば(多少間違えてても)、やっていて楽しいし飽きが来ないのではと思います。

仕事でも趣味でも、思いっきり取り組むことが自己投資に繋がっている感覚は大事です。そこに「モチベーション」とかあんまり出てこないです。

ただし、勉強だけではアウトプットにならず、ビジネスでは評価も上がらない。独りよがりのレベルアップでは周りが認めてくれず、結局詰まってしまう。

だから、自分が【仕事上で必要とされる能力】を伸ばしていくとと、【その能力がどれくらい重要なのか部内の同僚や上長に知ってもらうこと】の両軸が重要だと思っています。それについてはまた別に記事書きたいかも。


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最近は大学のイベントに呼ばれたり、学生時代を思い出す機会があり、エモくなっています。写真は学生時代初めて海外旅行した、ケニアの港町モンバサより。

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