「データ分析」だけれども「分析以外」の話を考える会のレポート

conpassのページはこちらで、会場はFiNCさんでした。
発表内容は下の4つです。

今回のテーマは「データ分析者は○○とどうやってコミュニケーションを取るか」でした。

Talk1 (15min) 湯通堂圭祐(株式会社 FiNC Technologies) 対Bizdev
Talk2 (15min) しんゆう(フリーランス) 対エンジニア
Talk3 (15min) 鈴木MAX (オイシックス・ラ・大地株式会社) 対現場の担当
Talk4 (15min) 漆畑充(株式会社Crosstab) 対クライアント

1. 対Bizdev

僕自身、bizdevと言うフレーズに聞きなれておらずBusiness Deveropmentの略だと言われてもピンと来ませんでした。

新たな市場機会を開発および特定し、化学品市場内での売上を伸ばし、新規および既存の口座からの取引高または売上総利益などの事業関連収益を最大化すること。

LinkedInだとこんな感じに書かれていたので分かったような分からないような・・・。
今回の話では「自社にあるデータを他社にいい感じに使ってビジネスしたい!」と言われた時の対応方法でした。

まとめとしては下の5点です。

・自社のサービス内容、仕組み、変数を理解する
・データのビジネス活用事例を蓄積する
Bizdevの達成したい目標を理解する
・受け身ではなく自ら提案する
・データに関しては漏洩しないように気をつけよう!

Bizdevの達成したい目標を理解するというのが僕の中では刺さりました。データを活用した自社の売上上昇をBizdev側が望んだ時に、Bizdev側はなんとなくデータはあるだろうと思っていてもどんなデータどんな形で保存されているかは理解していません。なので一緒に協力していけばうまく行くんじゃないでしょうかといったお話でした。

2. 対エンジニア

こちらは異なった背景を持った人たちとのコミュニケーションの仕方でした。スライド公開されてて嬉しい!
エンジニア側が6割ほど作った後に使いながら手直ししていくことを許容してくれないというのが、身の回りを見ても半々くらいいるなぁと思いちょっと面白かったです。
まとめに「エンジニアだからコミュニケーションができない、と言うのはかなりの偏見であり話せばわかる人多い」と書かれていてわかるなぁと思いました。

個人の相性があるのでどうしようもない時には最低限の礼儀を持ってお付き合いでいい

上のようにも発表されていて、同一の職種であってもどんな人間関係もこれなでいいんじゃないかと・・・。

3.対現場の担当

オイシックスの方の発表で、表とか見せ方とかもすてきなスライドだったので公開してほしい・・・。
生鮮食品を扱っており、売れ残りなどをなくす在庫管理をどうしたらよいんだろう?みたいなことから始まり最初に上司へした質問はなんでしょう?と言ったクイズ形式でした。
答えは「キーパーソンは誰ですか?」でした。ここで言うキーパーソンは現場のことを一番よく知っている人間で、その人がどういった予測を立てているとか在庫管理をしているかの確認から入ったようです。

それらの体験などから得た体験からコミュニケーションのコツ8種を紹介していただけました。

1. 現場のキーパーソンを聞きましょう
2. データのことは一旦置いときましょう(何が大事なのか)
3. セカンドオピニオンも聞きましょう(1人だけに相談しない)
4. どうしようもないときはアイスでもおごりましょう
5. 嘘はつかないようにしましょう(信頼の積み重ね)
6. 現場のギリギリのラインを聞きましょう(どこまでの誤差までOK?)
7. 虎の威を借りましょう(偉い人に声をかけてもらうのも大事)
8. 事前に誰に連絡するのか決めておきましょう

アイスをおごりましょうというのは・・・賄賂ですね。
結構な人数にアイスを奢るのは大変なので、僕は日々チョコ棒を配布することで信頼度(なつき度)をあげていくことを決意しました。

4. 対クライアント

この話はとても面白く、個人事業主になったらこう言う風にすると失敗がすくないですよ!といったお話でした。チームでも活用できるんじゃないかなと思います。

実際に企業から契約を取ろうと考えた時に、企業の方は自社のデータがとても良いもので宝物が眠っていると思っていたりします。しかしながら、こうやってデータを見て見ましょうなどの意見出しの段階でできないことが浮き彫りになっていきます。そうなるとどうなるかと言うと企業側の期待値がどんどん下がっていってしまいます。

担当者の方が知っているデータはごく一部で使えるデータがたくさんあったり、別の部署でも一声かければ有用なデータを持っていることが多く、これによって下がった期待値を徐々に回復していくことができる。期待値をコントロールし、下がった期待値を上げることができれば契約にほぼ繋がるでしょう!みたいな感じでした。期待値コントロールはとにかく大事。

まとめ

忘れてしまわないようにイベント参加後にちょっとまとめてみようと思ったんですが結構大変でした。日本語難しい。
懇親会にて普段は接することのできないアナリストの方と話す機会ができたのは非常に良い体験でした。分析方法や手法、目の付け所、それをチームに共有し広めていく手段などもっと勉強していきたいです。

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