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ガンプラを自作した話

子供の頃から紫色が好きで、紫のロボットに目がない僕です。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズにて待望の紫色のガンダムが登場しました。
ガンダムキマリスです。このガンダムは主人公が乗る機体ではありません。
でも主人公機と同じくらい高待遇で機体がどんどんバージョンアップしていきます。

・ガンダムキマリス
・ガンダムキマリストルーパー
・ガンダムヴィダール
ガンダムキマリスヴィダール

そしてその機体がもれなく1/100スケールで発売されてきた中、
最後の機体であるキマリスヴィダールのみ1/100で発売されませんでした。

↑の画像の物が欲しいのです。
ガンプラに詳しい方ならお気づきでしょう。1/100という大きさでは販売されていませんが、1/144という小さいサイズであれば販売されているということを。

でも僕は1/100という大きいサイズで欲しい!それなら作ろう!

最低限作るのに必要なものたち

精密ニッパー(1000~2000円くらい)
パテ(800円くらい)
プラ板(600円くらいのを4つ)
プラパイプやプラ棒(400円くらいのをいくつか)
接着剤(400円くらい)
金属製の定規(100円くらいのやつ)
ヤスリ(2000円くらいの 目詰まりしがちなのでいいやつ)
・デザインナイフ(ナイフの刃をよく変えるのがコツ)
・愛(一番大事)

ニッパーや接着剤はプラモデルを作る方であれば所持している方が多いのでは?と思います。接着剤には流し込みタイプなどもあります。
この辺に関してはタミヤさんのサイトをご確認してください。かなり便利です。

あると便利なもの

瞬間接着剤硬化スプレー(超おすすめ)
・分度器
・治具(これは自分で作ったりできるやつ!)
・小さいLED(光るとかっこいい!)
・リューター(さくさく削れる)
ハンディクリーナー
スジボリツール(高いけど完成度はあがる!)
・エアブラシ(お高いし色々大変。なくても平気)

瞬間接着剤と硬化スプレーの組み合わせ作業時間の大幅な削減につながります。というのも通常の接着剤は乾燥までに12~24時間ほどかかったりするので、乾燥待ちが発生します。それを解消してくれる重要なアイテムです。
ただし瞬間接着剤だと接着の強度が心持たない部分もあります。それでもあるとかなり便利ですのでぜひお試しいただきたいです。

ハンディクリーナーはかなりおすすめで、漫画家の浦沢直樹さんは消しゴムのカスを吸うのに使っていました(NHKでみた)
何が素晴らしいかというと、そこそこな吸引力とゴミ捨ての簡単さです。作るのにあたってプラスチックの小さいカスがたくさん出ますので重宝します!

とにかく作ってみる

結構きたなくね?かっこわるくね?と思う方もいると思います。
今この画像を見たら僕もそう思います。
でも我慢してください。一気に完成するものではありません。

小さなことからコツコツと・・・。

テンションを上げるため頭部から作り出しました。
とにかく形になっていくのが楽しく、2週間くらいでぼんやりと形になってきました。
左右で同じパーツが多いので、1枚のプラ板を切り出した後にそれをガイドとしながらもう一枚切り出します。デザインナイフでプラ板を切る時はあまり力を入れず、切れ込みを何度か入れるようにしたのちに”折る”のが良いと感じました。パーツの角度とかはもう適当で何となくで作ってます。

なんとなく形になってきてきた

しかしながら・・・形になってきたときにやる気がなくなってきます
やる気がなくなってきたら途中でサーフェイサーを吹いてみましょう。何となくテンションが上がります!
そして各部にデティールを追加していきます。細かい筋彫りや小さいパーツをつけてみたり・・・。
楽しそうなこと書いてますが、僕は途中で挫折し1年ほど放置しています。

楽しくなくなってきたら放置しましょう。
楽しく作るの大事です。いつか完成させれば良いのです。

完成に向かって

1年の放置の末、やる気が満タンになりました。
ここからやることは単純ですが大変です。
ヤスリがけ”と"スジボリ"です。

ヤスリがけはパーツの凸凹をなくしていったり角をとがらせたりする作業です。紙やすりなどで頑張りましょう。僕はwaveの400番のヤスリを愛用しています。
スジボリはパーツに線を掘っていく作業です。工具がお高く、なかなか手が出ないのですがオススメではあります。

実際にスジボリしたものが上になります。
最初に取り揃える工具としては不要で、最後の方で完成度を上げたい!って時に購入すると良いと思います。僕が使っていたものは1本3000円ほどの商品だったのですが、一度折ってしまい再度購入しています。

工具の破損は結構凹みます・・・。

もういいかな?と思い塗装に入った

結構これが大事かと思いました。まだ作り込めるとか勿体無いなぁっていいうのはずっとあります。でももういいかな!って瞬間が来たら塗装してみても良い気がします。
僕はエアブラシで塗装していきましたが、お値段が高いのでお好みで購入してください。自分で購入しなくても秋葉原工作室などのエアブラシを使わせていただけるお店もあります。ご利用してみてください!

といいつつ塗装に入ると後悔していきます。もっと表面処理を綺麗にしておけばよかったと・・・。

サーフェイサーを吹いていたことにより、今まで何となくかっこよかったものがあれ?なんかイマイチだな?みたいなことになります。
サーフェイサー効果がすごいのです!サフ萌えという言葉があるくらい、この状態が一番いいよね!みたいな現象が起きてしまいます。

塗装していくと変にムラがあったり凹みが目立つなぁとか思い後悔していきます。
次回はもっと綺麗に作りたいなぁと・・・。
でも安心してください。墨入れやつや消しスプレーをしていくと意外によくなります。最後まで諦めないで!

僕がこだわったところ

もう完成手前ですが、僕のこだわりポイントをPRさせてください。
それはコックピットが開くところなんですね!壊れてしまうのが怖くてあまり開け閉めできないのが難点です。
せっかくならパイロットも乗せようと思いパイロットも作りました。

そして完成へ

完成品がこちらです。
原作とはちょっとカラーリングを変えてしまっているのですが、設定資料集の本にあったカラーリングを参考にしてます。
僕は手先が器用な方でもなく、綺麗に図を書いてそれ通りに組み立てられるわけではありません。
無計画に何となくで長さを切って貼って削ってを繰り返して作りました。

全身作ることはないかもしれませんが、こういうパーツ欲しいなーとか思ったときに作ってみては如何でしょうか?


欲しい気持ちがあればきっと作れます!

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