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エストニア滞在日記 決意表明

4日目。朝起きて日本でも定期的に開かれていた勉強会ゼミを食卓でした。今回は僕がエストニアに住むにあたっての意気込みを発表する回だった。

銀行を退職してまだ半年も経っていないが、辞めてからの数ヶ月間は充実しすぎて色々あったなと思う。あのまま銀行を続けてたら当然エストニアに住むことにはなってないし、あっという間の半年を過ごしていたのだろう。ただ振り返ると、マインド的には大分浄化されてきたが、スキルとして身についたのは基本的なAdobeソフトの操作と仮想通貨・ブロックチェーンの知識くらいである。エストニア滞在の間に何か一つでもスキルを身につけよう。その候補としてジャーナリズム、Webデザイン、英語、あとは娯楽で楽器を挙げた。

ゼミの後はリビングでBloombergのニュースを見ながら、キャスター賢そうで綺麗で可愛いなー、とゴロゴロみんなで話していたが、暇すぎて外出することにした。哲誠だけ居残りし、残り3人でなぜだかギターを買いに行くことになった。ゼミの話を聞いて健友が、楽器するなら買わな始まらんやろ、とノリノリのスイッチが入ったのである。

店に入ると、海外のコメディ番組に出てきそうなふざけた店員が「Hello!」と迎えてくれた。店のギターを弾きながら何やらよくわからないギャグか何かを話してきて、僕らは一切理解できずにただ笑ってごましていた。ギターの知識がなくどれを買えばいいのかと悩んでいたが、結局店員の勢いに押されるがままに安めのYAMAHAのギターを購入した。健友も「僕も買う。」となぜかつられてエレキギターを買っていた。

家に帰り、早速ギターを手に取ってみた。何から始めていいのかさっぱりだったが、孝暁がギター経験者だったらしく、簡単なコードから教わることにした。しかし、1時間も経たないうちに僕と健友は飽きてしまい、気づけばギターは孝暁が弾くものになった。何年も弾いていないと言っていたが、手が覚えているのか、自然とメロディを奏でていた。あっぱれ。

その後、健友と哲誠と住む家の候補を見に行った。広さは十分だったが、人が出て行ったばかりということもあって汚く、なぜかコーラの飲みかけが置物みたいに残っていた。健友はどうやらこの物件でもありだったみたいで、帰り少し散策してから帰りたい、と一人別で帰った。不動産屋の人に車で家まで送ってもらう帰り道、哲誠と顔を見合わせて、あの家はないね、と笑いながら話した。

帰宅してからは、孝暁シェフの手料理をみんなで食べた。一人暮らし歴の長い孝暁はなんでもさらっと作ってしまうのだ。そして、その後に始まったのが、シューティングゲーム「荒野行動」であった。孝暁がハマっていたのを見て、哲誠がハマりだし、それにつられて僕もハマりだしたが、健友だけは「ゲームはやらん。」と断固として加わらなかった。結局夜中の1時くらいまで3人でやり続けて就寝した。

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