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新型ウイルスをきっかけに見直される人との繋がり

いよいよ、新型コロナウイルスの感染拡大による影響が様々な方面で現れてきた。企業の時差出勤や在宅勤務、イベント・公演の中止、宿泊施設の倒産、学校の休校、そして金融市場の暴落。駅や街を歩けばどこもマスクを着けた人集りで、さながらパンデミック映画の登場人物にでもなった気分だ。こうやって人類はいつか滅亡していくのだろう。感染を防ごうとしても防ぎきれないほどに僕らは繋がってしまっている。

それと同時に、僕らは物理的に人と繋がらずとも何かをやりとりする術をたくさん得てきたはずだ。にもかかわらず、繋がりを求めるのはなぜなのだろうか。なぜ社員は会社に集まって働くのだろうか。なぜファンはわざわざイベント会場に足を運ぶのだろうか。なぜ生徒は教室で授業を受けるのだろうか。テクノロジーの進歩を無視して、過去の名残から無駄に繋がっていることはないだろうか。

このように、新型ウイルスは日常における人との繋がりをあらゆる角度から見直す良いきっかけになると思う。変な例えだが、誰か”友だち”から大人数の飲みに誘われた時に「コロナが心配で...」と渋っているようでは、その程度の知り合いであったということだ。先週に名古屋ドームで乃木坂46のライブが開かれ、一部では「中止にしないのか」と非難する声もあったが、僕はなんの迷いもなしに参加してきた。それは彼女たちのライブをそれだけ楽しみにしていたからだ。

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