みーごれん✨

高知在住😊 日常を切り取りできたら。

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最近の記事

名探偵の生まれる夜

8篇の大正謎解き話 当時活躍した人物たちが続々と登場 現実と虚構の絡み方が絶妙にして 大正浪漫にさらなる華を添える。 2023年7月22日73冊目

    • 死刑にいたる病

      大学生雅也の元に旧知の榛村大和から手紙が届く。 しかしそれは9件の殺人で立件されていた彼からの9件目の冤罪を証明してほしいという依頼であった。 事件の調査を始める雅也。 やがて真実が彼を翻弄し蝕んでいく。 2023年7月20日72冊目

      • ちいさな幸福

        一番印象に残っているデートを巡りリレー方式で語られる短編集。 著者曰く、無駄なことは何ひとつなく、あるいはすべて大いなる無駄であるが、そこからしか知り得ないことの何と多いことか。 私には平凡な毎日もまた小さな幸福。 2023年7月17日71冊目

        • ぼけの壁

          2025年に認知症患者は730万人になるらしい。 認知症は死に対する不安、恐怖が消える究極の終活機能だと著者は言う。 認知症より怖いのは自殺に至る老人性うつ。 身内が、自分がそうなった時、どれだけのことが出来るのか心配です。 2023年7月17日70冊目

        名探偵の生まれる夜

          爆弾犯と殺人犯の物語

          空也が拾ったスマホがキッカケで知り合った女性小夜子。小夜子はある事件で左眼が義眼だった。 実はその事件こそ、空也が高校生のときに作った爆弾が原因だったのだ。 小夜子の身にはさらに殺人容疑がかかる事件も起こり、二人の周りで互いの秘密が交錯していく。 著者は私と同じ高知県出身。 2023年7月16日69冊目

          爆弾犯と殺人犯の物語

          花に埋もれる

          恋人を捨ててソファを選ぶ カラダが白木蓮になる カラダから石や芽が出る 突拍子もないファンタジー アンダーグラウンドな映画を見たかのような読後感 なかでも『二十三センチの祝福』がいい 6篇の短編集 2023年7月14日68冊目

          花に埋もれる

          変な絵

          一枚ずつの"何かがおかしい"変な絵、一話ずつの短編のそれぞれがやがてパズルのように繋がってきて謎が解けていく。 果たして誰が誰に殺されたのか。伏線回収だらけのサイコパスホラーミステリー。 2023年7月10日67冊目

          真夜中のマリオネット

          医師小松秋穂のもとに担ぎ込まれた少年石田涼介。 警察は、彼が秋穂の婚約者を含む数人を残虐に殺した犯人『真夜中の解体魔』だと言う。 涼介は自分ではないと秋穂に告げ、警察の目をくぐり一緒に犯人探しを始める。 さて真犯人は! 2023年6月28日65冊目

          真夜中のマリオネット

          9月9日9時9分

          タイから帰国した漣(れん)が 好きになったのは、 DVで離婚した姉の夫の弟、 朋温(ともはる)だった。 もちろん家族は猛反対。 愛に溢れるタイの明るさと 日本での暮らしが対照的。 漣を『考えが甘い』『言葉が薄い』という周りの人々に同調してしまう自分と、これでえ〜んかいと応援する自分がいて、 なんかムズムズ🙂 2023年6月25日64冊目

          新謎解きはディナーのあとで

          『お嬢様の耳に念仏でございますね!』 相変わらずの執事影山と 宝生麗子のやり取りに 風祭警部の帰還 さらに後輩刑事若宮愛里の登場。 より賑やかになって新シリーズ?スタート。 このメンバーによる長編ミステリも読んでみたい。 2023年6月20日63冊目

          新謎解きはディナーのあとで

          母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

          学生の頃 実家から届いた一箱に どれだけ助けられたことか 愛情がたくさん詰まっているから ダサくて しんみり泣けるんだよね 子供に送る側になったいま 改めて親のありがたみを ひしひしと感じます 本作は6つの短編 暖かい気持ちになります 2023年6月15日62冊目

          母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

          図書館の神様

          チームメイトの自殺からバレーボールを離れ、やがて国語講師となる清(きよ)。 バレー部の顧問になれず、 やる気のない文芸部顧問となった彼女には、唯一の部員垣内君がいた。 文芸部最後の日、 2人は垣内君の誘いで図書館から踏み出す。 『大人でも健全なら走らないと』 『はあ?』 清にとって 彼も図書館も救いの神であったのだ😊 2023年6月11日61冊目

          ばかもの

          主人公のヒデ 恋人の額子が消えてから 酒浸りとなり、退廃した日々に。 仕事や友人を失いながらも やがてアルコール依存症から 脱却。 最後は遠回りしながらも 再び額子と共に人生を 再生していきます。 娘の誕生日の投稿としては あまり相応しくない一冊かな。 2023年6月8日60冊目

          偽善入門

          ひとを不善な状態へ導く 下手なエネルギーは、 欲、怒、迷いの三種類。 私は仕事中にガムやアメにやたらと手が伸びます。まさに欲。 波瀾万丈な生き方をしてきた筆者によると、 それは、自らが溜め込んできたカルマに駆り立てられて 自己コントロールが出来ていないらしい うむ納得。 そして、本物の善人とは、 『揺るがず動じず、品格を伴ってその場その場の事柄に冷静に対処できる人』なのだ! 以上、悪人による読書記録でした。 2023年6月6日59冊目

          黒牢城

          舞台は北摂、有岡城(伊丹城)。 城主は荒木村重。 織田と対峙するなかで幽閉したのは織田方軍師黒田官兵衛。 村重は切れ者官兵衛に城で起きた謎解きのヒントを問う。 戦国時代とミステリのミックス、新鮮な設定。 親しみのある関西が舞台。 高槻城🏯も話に出てきました。 2023年6月2日58冊目

          掬えば手には

          人の心が読める梨木君 それだけに辛い思いもしてきた でも人を救うことが出来た バイト先の日常も 優しい世界に包まれる 瀬尾作品の後味は いつもほんわり 付録の後日譚もまた楽し 2023年5月24日57冊目