顔認証でスマホを不正操作した犯行の概要

警視庁によると、去年5月に東京・目黒区の住宅で起きた事件です。チュニジア人のダウエディ・エゼディン容疑者（27）とザグドゥディ・ハムザ容疑者（28）は、六本木のバーで出会った男性と一緒に男性宅に行き、酒を飲みました。男性が酔いつぶれて寝ている間に、ダウエディ容疑者が男性のスマホを持ち出し、寝顔で顔認証を解除しました。そして、銀行アプリを開いて50万円をザグドゥディ容疑者の口座に不正に振り込みました。

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逮捕された容疑者の反応

警視庁は、容疑者らが同様の手口で他にも被害者がいる可能性があるとみて捜査しています。容疑者らは「全く知らないことです」と容疑を否認しています。しかし、警視庁は、容疑者らがテレグラムという暗号化されたメッセージアプリで闇バイトを募集していたことや、消えたはずのテレグラムのデータを復元する技術を持っていたことなどから、計画的な犯行だと断定しています。

顔認証でスマホを不正操作されないためには

この事件は、顔認証でスマホをロックする際の危険性を示しています。顔認証は便利な機能ですが、寝ているときや気づかないときに他人に使われる可能性があります。そのため、以下のような対策を取ることがおすすめです。

• 顔認証以外にもパスコードや指紋認証などのロック方法を設定する

• 銀行アプリや重要なアプリには別途パスワードや暗証番号などのセキュリティをかける

• 知らない人や信用できない人と一緒に飲むときは、スマホを持ち歩かないか、身近な場所に置かないようにする

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