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『プチ哲学』 うっかり電池君の証明法

著者 佐藤雅彦、2004年3月23日初版、2018年10月30日21冊発 中央公論新社 発行の文庫です。タイトルは「プチ哲学」で著者のかわいらしい挿絵も入っています。非常にわかりやすい内容でしかも非常に物事を理解するのに面白い内容となっています。絵の説明があったことで文章だけで説明されている場合と比べてかなり理解しやすくなっています。テーマに関しては31個あります。  

 この文庫で伝えたい内容は「考えること、って楽しいかも」です。感じたままに生きることは大切なことですが、それだけでは見えないことも多々あるのでこのプチ哲学をきっかけにちょっと考えることでいろいろな楽しい面がでてくることとあります。まさにその通りで楽しく一気に読ませていただき内容も頭に入りやすく実践できる内容でした。
 これは無理やり関連付けてもだめなのですが少し前に読んだ本があり、疲れない脳を作る生活習慣 石川善寿 2016年2月2日第1刷発行、2016年4月9日第5刷 株式会社プレジデント社発行の書籍の内容と何かしら自分の中で連携している感じを受けました。
 このプチ哲学では物事の原点をどの視点から見るかで場面が全く変わってくることを楽しく教えてくれています。もう一つの疲れない脳を作る生活習慣でも視点をかえて集中力を挙げることが書かれていますが、共通点として感じたことはその状況の見方を変えた時に異なる場面が見えることです。 結局哲学も疲れない脳を作る生活習慣も日々の出来事、場面、シーンを見方を変えたり、視点をかえたり、することで脳を活性化させたり、刺激を与えたりして、なおかつ楽しませんてくれるということではないかと勝手に思いました。今回のプチ哲学は物事の本質を見極めることでいろいろな見方ができたり、新しいことが発見できたり、当然楽しく小学生でもわかる書き方と挿絵の効果で哲学の本質をかいまて少しでも理解できたのではないかと喜んでいる自分がいます。


そのなかの一つを紹介しておきます。
「うっかり電池君の証明法」というのがあります。まんがの挿絵があるのでそれを見ればわかるのですが、今回は言葉だけの説明ではわからないので、状況の説明も入れて説明してみます。
シーン1:電池くんとラジオくんの会話
電池くん(擬人化した電池)がラジオくん(ポータブル型)に歩み寄り聞いてきました。
電池くん「うっかり自分が古い電池か、新しい電池かわからなくなったんです。」
ラジオくん「そんなのすぐに教えてあげる。」
(ラジオに顔が書いてありそのようにしゃべっています。)
シーン2:電池くんとラジオくんの会話
電池くん「どうして何も教えてくれないんですか?」
先にラジオくんの中に先に入っていた電池にどいてもらい自分がラジオの中の電子セットの中に入った絵とラジオくんが寝ている顔があり、そこから電池君が聞いています。
その後、「あ! そうか!」 と電池君がはっと気が付きました。

以上でシーン1と2の状況がわかれば笑える内容となっています。
ちょっとだけ深く考えてみる。 --それがプチ哲学!




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