気づいてない自己暗示
車の運転ができない。
免許は持っているけど、何年も運転していなかったため運転がめちゃ怖くなってしまった。
普段は夫が運転をしてくれるから、買い物や子供のお迎えなどはすっかり頼っている。
でも夫が留守の時や、家族が熱を出した時、私も運転できると便利なのになと思うシーンがよくある。
何度か運転してみたのだが、めっちゃ怖い。
一人で運転は怖いから、夫が助手席にいて助っ人になってくれるときのみ運転している。
まず、コンビニに駐車が難しい。バックができない。ハンドル操作がわけわかんなくなる。
「運転 バックの仕方」をググったくらいだ。
夫は、私の運転はヒヤヒヤするらしく
「自分で運転する方がいいわ…」
「あぶないからもう練習しなくていいよ」と言われてしまった。
このやりとりを見ている子供にも「よく免許とれたね!」と。
でも、免許の試験では一度で合格したのだ。
しかもマニュアルでとった。エンストだってほとんどしなかったのよ!
「なんでできないんだろう」
「駐車もできないし、やばい…」ブランクがすっかり自信をなくしてしまった。
もうやめた方がいいかもしれない。と一時期諦めていた。
でも気持ちはやっぱり「運転できるようになりたい」
そんなある日、両親が遊びに来た。
父は車の運転がすきらしい。
私が「運転できない」ってことを日頃よく言ってたので
「おう。運転してみろ」と父が言ってきた。
母は「やめなさい!やめて!」と不安そうだった。そんなに?!
父「大丈夫!大丈夫だって。おれ隣に座ってるし。
(私を指差し)免許持ってるんだから。持ってないなら教えようがないけど、持ってるんだから。大丈夫だって!近所を少し走ってみるだけ。ほら、乗ってみるぞ」
最初は父が運転し、初心者向けのレクチャーをしてくれた。
「な?わかった?難しくないだろ?はい、交代ね」
父は助手席に乗り、びびりながら近くのコンビニまで運転した。
なんでこんなに怖いんだろう。もう帰りたい。
自分の車の幅を把握できてないから(しかも車大きい)、左に寄りすぎているとか、空きすぎているとかよくわからない。
それを伝えたら、父は帰り道に
「もっと左寄れ、もう少し。いまので縁石から40センチくらい空いてる。
もう少し寄ってごらん。このくらいの感覚でだいたい30センチだな」と教えてくれた。
父はなんでも教えるのが上手だ。
バックの練習もした。
うん。一人じゃ無理だと思った。助言がないとまだ無理だな。
無事に家に着くと
父「なんだ。上手じゃん。もっとできないのかと思ってた。
だいたい大丈夫。あとはハンドルの操作だな!
明らかに練習不足!練習してないもん。できるわけないよ。あと、絶対に焦らないこと!
お前、自分に暗示かけてる。
" やばいやばい。できないできない。
みんなにもやばいって言われるし、ほんとにやばいんだ…"
って自己暗示かけてる。それ、よくないよ。完全に自信失ってる。
練習不足なだけ。
たまにじゃなくて、しょっちゅう乗ったらいいよ。混んでない時間に大きい駐車場行ってバックの練習するとかさ」
私にはできない。という自己暗示。
確かに…かけまくっていたかも。
車をこすってしまったとか、失敗したことがフラッシュバックする。
よく考えたら、怖がって練習避けてたんだから、慣れてなくて当たり前なのか。
その後も時々運転してみた。
夫に「あれ?前より上手じゃない?」と言われた。
「いいかんじだね」とも。ヨシ!
それから何度か運転した。2回道路脇の雪山にこすってしまったが。。どんまい。
自分にはできないという自己暗示は、もしかしたら車の運転以外にもかけているのかもしれない…?と思った。
もしそうなら、それこそ怖いことだ。
「練習すればできるよ!少しずつやってみようよ」って自分を励ましている。
練習練習。
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