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2022-08-07(sun)シュガーズ 『NewAlbum ReleaseTOUR2022~真っ赤に燃える心の中のメラメラカラーでありがとう!~』at 名古屋COTAN(配信)

ツアー折り返し地点!

6月~9月までのロングランで行われている、アカペラパフォーマー・シュガーズの今夏リリースツアー。初めて見る方は「ツアータイトルが長い!」と驚くかもしれませんが、これが通常運転。しかも今回はニューアルバム『元気☆印!!!』に収録された曲名の一部をつぎはぎし、彼らの想いとしてまとめあげた、より熱いタイトルなのです。全9公演のうち、5公演目となる名古屋公演の配信に参加しました。
※使用画像はすべて配信のスクリーンショット。
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みんなで元気☆印!!!を掲げて(IWAjI)

1曲目はアルバムの収録順と同じく<Sugar Baby Love>。彼らに出会ってからは、ずっとこのハイトーンで夏の様相を呼び起こされている。
メンバーが熱い気持ちを燃え上がらせる一方で、また増加傾向にある感染者数。そのため「キャンセルが多かった」と話す。それぞれができる術で応援しているファンの気持ちに応えるべく、IWAjIさんが「(どんな環境にいても)絶対に損はさせない」と笑顔で宣言。
その言葉に続く<真っ赤な太陽>は、もはや定番。PANGさんの節(ぶし)が効いた歌声はもちろんのこと、今年は❝盛る夏の恋❞にふさわしく、投げかける視線も魅力的だった。

PANG/<真っ赤な太陽>より


夏恋ソング連発!

鉄板の<あー夏休み>で熱く高揚する恋心を経て、今年からカバーを始めた<君たち キウイ・パパイア・マンゴーだね。>で罠へと落ちる。危険性をはらんだ男女の駆け引きと、それでもお構いなしにはじける甘酸っぱさが、大人味のラブソング。リズム隊のIWAjIさんHEROさんも華麗にステップやターンを決める。この曲が魅力的に聴こえる理由は、こうしたダンサブルなボッサ要素も大きいのだが、なんと言っても❝コーラスアレンジ❞にあると思っている。陽気なリズムに隠された果実を見つけ出し、奥深い楽しみを味わってほしい。

Echo&Shinyaのコーラスにも注目/<君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。>より


静かな盛り上がりも良い

会場の気温を瞬間的に上げる爆発力を持っているPANGさんと、真逆にあるのがShinyaさんだと思っている。ほどよくふざけることもあるが、MCで真面目に語りだす印象が強い彼には、じわじわと熱さを感じさせる歌が良く似合う。そんな彼が歌う<ココロノナカ>は、昨日より明日より、いま、目の前の日々をひたむきに生きる人々の姿が目に浮かぶ。彼自身がそうだからこんなにしっくり聴こえ、伝わってくるのだろう。冒頭で「シュガーズが盛り上げます…」と控えめに発しツッコまれた場面もあったが、振り返ればそれも彼らしくてとてもよかったなと思う。優しさはなによりの心強さになる。どんな歌声にもパワーはしっかり宿っていると思うのです。

Shinya/<ココロノナカ>より


まだまだ燃え足りない

2ndステージは<今宵の月のように>からスタート。夕陽や月など、輝く情景ワードが多いせいか、熱さを感じるにピッタリの曲。Echoさんの雄叫びも一段と突き抜けてギラギラ。休憩後のクールダウンした体に、「まだまだこんなもんじゃないぞ!」と気合いを入れ直してくれた1曲になった。

まさしく心が燃え上がる様子を歌った<Mela!>。ここまで各メンバーが熱いパワーをぶつけてきたのだが、やはりIWAjIさんのここぞの牽引力が強い。信じ合って突き進んできた彼らそのものにも感じる1曲。ステージ上のメンバーは温かな満面の笑みを浮かべているが、こちらはそんなメンバーを見て目頭が熱い。

Echo/<今宵の月のように>より
IWAjI/<Mela!>より

直後のMCではEchoさんが、今年の甲子園球児たちを見て自分たちと重なり、波のある状況下でも勇気を持ち、改めてコツコツと進んでいくことを決意として話した。それを聞いて、自分もコツコツと追い続けていれば、また会場でシュガーズに会えるのではないかと、希望が持てた。
オリジナル曲<アカルイミライ>にある【明るい未来を信じて】。シンプルだが難しい。しかし、それに尽きる。来月まで続くこのツアーが、どうか無事に終えてほしいと心から願う。

ラストは<サヨナラ☆ありがとう>HEROさんEchoさんが背中合わせで歌う姿は、互いを支え合っているようでとてもほほえましいシーンだった。また、HEROさんが笑顔で【また会えるから~♪】と歌えば、不安も吹き飛びそうである。そして笑顔はいちばんの『元気☆印!!!』であるなと感じる。とは言え、笑っているだけの生活は難しいから、こうして感情を分け合ってキャッチボールできるのが、ライブの良いところであるなと思うのだ。

HERO&Echo/<サヨナラ☆ありがとう>より


最後まで夏夏夏夏!ここ夏!

アンコールは、アルバムにボーナストラックとして一発録り収録されている<渡良瀬橋>をオフマイクでしっとり。郷愁に駆られるこの曲は、今後季節が移ろっていくにつれ、どう聴こえ方が変わっていくのかも楽しみ。

ですが!まだ!夏は真っ盛りですので!シュガーズともうひと遊び!
波波~♪のリズムに乗って踊りたくなる<VACATION>で、三度、夏に飛び込む。メンバーそれぞれの歌い方でバケーションに誘う…なんかあれですね…ビーチでナンパしてるみたいですね笑。みなさんは、どのメンバーについて行きますか?誰について行っても楽しいこと間違いなし!もちろんこのツアーも残暑まで続きます。シュガーズと夏と夏曲を満喫したい方は、ぜひともお近くの会場へ足を運んでみてください。

会場でも配信でも、夏を楽しもう!/<VACATION>より


↓この記事の公演アーカイブはこちらから↓(購入期限は8月21日まで)

新カバーアルバム、ツアーの情報は公式ホームページへ!


↓ここから下セットリスト↓

★2022年8月7日(日)セットリスト(★はオリジナル)

ー1st stageー
1.Sugar Baby Love
2.真っ赤な太陽
3.Wonderful World
4.あー夏休み
5.君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。
6.Seacret Base
7.ココロノナカ
ー2nd stageー
1.今宵の月のように
2.夏の日の1993
ーフリートォォォォク!『ツアーやアルバム収録のエピソード』ー
3.Mela!
4.さよならCOLOR
5.アカルイミライ(★)
6.Frustrater(★)
7.サヨナラ☆ありがとう
アンコール
1.渡良瀬橋(オフマイク)
2.VACATION

おまけ。心を込めたみんなの表情が良き(=゚ω゚)ノ/<渡良瀬橋>より


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