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市民公開シンポジウムのまとめ記事

2021年12月12日、「生活習慣病を死語にする会」が主催した最初のイベントである市民公開シンポジウムを滞りなく、開催することができました。取り急ぎ大晦日にシンポジウムのレポートをまとめましたので公開したいと思います。1型当事者、若年発症2型当事者、遺伝性糖尿病MODY当事者の発表とそれを聴いたそれぞれの分野の専門家のコメントによって糖尿病患者が抱える“生きづらさ”の体験の意味を明らかにすることができたと思います。各演者のスライドも閲覧できます。総合討論の議論も抜粋して紹介しています。DM患者の生きづらさが多視的、多角的に議論され、実り多いシンポジウムとなりました。社会学、文化人類学、心理学など各領域の専門家も1型、2型、MODY当事者が語る生きづらさの体験に心からの驚き表明しました。生活習慣病と呼ばれる疾病は複数あるのに、なぜDMだけにスティグマが付与されているのか?という新たな課題も提示されました。これは次回の課題です。生活習慣病という呼称を死語にするという想いで始めた活動でしたが、シンポジウムが終わった今、私は呼称を死語にしても消えないであろうスティグマを生む社会を見据えるようになりました。死語にしてからが始まりであり、それからが長い闘いであると覚悟しました。また今回のシンポジウムでは2型当事者の生きづらさがあらためて明らかになりました。社会的スティグマという観点から見ると2型当事者の生きづらさが過小評価されている現実が見えてきます。私は1型当事者と2型当事者の生きづらさの質は根本的に異なるものであることを、第2部の冒頭に発表しました(スライドをご確認下さい)。1型当事者があたかもテンプレのように「私は2型ではない」と言い、それが免責事項となっていることは驚きだというパネリストのコメントが印象的でした。第3部の総合討論も非常に大切な議論が行われました。そのすべてをお伝えすることはできませんが、その一部を抜粋してご紹介します。

以下にレポートのURLを示します。

https://ssb45.com/2021/12/31/市民公開シンポジウム報告/

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