死にたがりができるまで

私はずっと死にたいって思ってる。


最初は失恋だった。

中学校で3年間好きだった人が、3年間恋愛相談してた人と付き合った。

彼女は付き合ってることを隠して私の恋愛相談に乗ってくれていた。

今思うと言い出せなかったんだろうなぁと思うが、当時の私はそれはそれは深く傷ついてそれまでとても楽しかった学校に行くのがつらくなってしまった。

好きな人と大切な友人を一気になくした私に追い打ちをかけるように、私が恋愛相談に乗ってくれた彼女に嫌がらせをしているという噂がたった。

ここで私の心はズタズタになり、毎日死にたいと考えるようになった。

死にたいという考えに取り憑かれたまま高校に進学した私は、さらに死にたくなるようになった。



その頃から私は身の回りで起こる全てのことに不安を抱くようになった。

電車に乗るのも、自転車に乗るのも、勉強するのも全部全部不安で何も出来なくなった。

それでも学校には行かなきゃ行けないし、勉強もしないといけない。

毎朝泣きながら起きて通った。

前期中間は普通より少し下。

中学ではずっと上位だった私とって、とてつもなく悪い成績だった。

こんなの親に見せられない。

怒られる。失望される。

この時からテストが猛烈に怖くなった。

それからますます勉強に手がつかなくなり、不安も酷くなっていった。

体調不良になることも多かったが、体に鞭を振って学校に通った。

迎えた前期期末。

前と同じ普通より下。

しかし40点以下があった。

その教科は前期で点を稼いでおかないと後期でつらくなり、単位が取れなくなる可能性が高いと先輩に教わった教科だった。

そして1年で単位を落とすような人はこの学校でやっていけないとも教わっていた。

もちろん私より下の子は沢山いたし、その子たちは後期を頑張って今頃この教科の単位を取っていることだろう。

でもその時の私はダメだった。

耐えられなかった。

学校に行くのが辛くなった。

今まで頑張って行っていたけど、夏休みを終えた最初の登校日から遅刻が目立つようになり、欠席するようになり、不登校になった。

不登校になってからは親に怒られて、申し訳なくて、でも行けなくてという日々を繰り返した。

自分でもなんでこんなに学校が怖いのかわからなかった。

先生には進級は問題なく出来ると思うから学校に来なさいと言われたし、親にも大丈夫だと言われた。

でも高学年になった時のことを考えると身体が動かなくなって、けっきょ行けないのだ。

そんな私を見て親も諦めたのだろう。

学校をやめないかと言われた。

今の学校をやめて別の私立の学校に転校をしようと言われた。

でもうちは裕福ではなく、私立に通わせてもらえるだけのお金があるとは思えなかった。

それを親に言うと、不登校でいられる方が迷惑だ、学校に行ってくれるならなんでもいいと言われた。

そして私は転校をした。
心機一転頑張ろうと決意した。


でもダメだった。



前の学校は受験をする人が少なかったし、普通科高校ともカリキュラムが違っていた。

つまり習っているところが大きくズレていたのだ。
この差にはとても苦労した。

私は数Aと数1をほとんどしていない状態で転校したので、そこの授業の内容が全く分からなかったのだ。

でも分からないではダメだから勉強した。

ここで思い出して欲しい。

私は勉強に手がつかないのだ。

前の学校と何が違うのかというレベルで毎日泣きながら勉強した。

分からないことが怖かった。

模試が怖かった。


テストが怖かった。

転校してからも怖いものは減らずに、落ち着いていた希死念慮が大きくなってきた。

そして今に至る。

今でも私は毎日泣いて不安で不安で仕方ない日々を送っている。

正直めっちゃ辛いし早く死にたいって思ってる。
でもなかなか死ねずにまだ生きてる。

人は辛いことがあってもいつか笑い話にできると言うが、それはいつ来るのだろう。

私にはまだ来なさそうだ。

その日が来るまで、私は毎日毎日死にたいって思い続けるのだろうか。

それなら死んだ方が楽じゃないか。

どっちがいいとはまだ分からないけど、もう一日生きてみよう思う。

こんなぐちゃぐちゃな文を読んでるそこのあなた、あなたは明日何する?

私は明日は本を沢山読もうと思う。

何するにしても人間はパワーが必要です。

お互いに頑張ろうね。