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ミラノデザインウィークに来ています。(日記2024年4月20日)

無事にミラノ到着しました。
東京から13時間かけ北極圏の上を抜けムーミンの国
フォンランドヘルシンキ空港に到着。
ヘルシンキから乗り継ぎ3時間かけてミラノマルペンサ空港に着きました。
相変わらずヘルシンキの空港は大きく沢山歩きました。


ヘルシンキ空港

そして無事にミラノに到着。今回は元ヤマハのデザインナーさんで
ミラノ駐在していたNさんとのご縁で、初のミラノデザインウィーク
を体験することになりました。
そして、ミラノが不慣れな私のコーディネートとアテンドを
お願いしました。

デザインウィーク中はホテル代が高騰するということで、
エアーBNBに滞在することにしたのですが、Nさんのお陰で
素晴らしいお部屋を見つけて頂き、超快適な滞在になりました。
ホテルではなく一般の家を借りるというのは、
それだけで旅行者ではなく生活者として街に暮らすような
気分になります。

私は海外でのエアーBNBは初めてなのですが、
エアーBNBの普及は旅行者を生活者にかえるきっかけになります。
世界の旅の形を変えたかもしれないなあ。
と、思いました。


清潔感あるし大きなベッドだし
ベランダにはカワイイテーブルも
リビングのソフアはダブルベットになります

実は、正直なところ2年半前に来た時ミラノの印象は、
あまりよくありませんでした。
街は人が多く眼付きの悪い集団もあちこちで見かけたし、
道端で怪しげな動きするひともいました。

常にどこか緊張していなくてはいけない空気が都市特有の
居心地の悪さになっていました。

しかし、今回のミラノは大きく違いました。
まず街が全体的に綺麗になっていたこと。

そしてミラノデザインウィークという事もあり世界中からデザインに
関わる仕事をする人たちが、街中に展開される沢山の展示物と
融合しておしゃれな空気を創り出していました。


絵になるよねえ
中庭も展示場
あの日本ブランドです
これも展示物?
キャワユイ
工場跡地なのかな?
それでも豪華な展示
うーーん。そうくるか
これはIKEAさん。ステッカーちぎって貼ります
ホテルのロビーも展示場

60年以上の歴史を持つミラノサローネ展示会場のほかに
2024年はトルトーナ、サンタンブロージオ、サルピ、ブレーラ、
イゾラ、ポルタベネチア、マンゾーニ、アルコバ周辺8会場の街で、
家具だけではなく、様々な展示が繰り広げられていました。

このウィークが私たち日本人の常識では理解しにくいものになって
いるのは、展示会以外の会場には厳しい規制もなく、
どこが会場の入り口でどこが出口なのかもわからない。

まさに街すべてが会場になっていることなのです。
世界中から集まるデザイナー、バイヤー、クリエイターは、
街を歩きながら、自分が興味を惹かれる展示に足を向ける。
ショップの中、ホテルのロビー。とんでもない廃墟のなか。
公園、倉庫、工場。
街のすべてが展示会場です。

スタッフと情報を交換したり、同じように見て歩く人たちと会話を
交わしたり、とても自由な雰囲気はいわゆる展示会場のなかに
ある一般的な展示会とは趣が大きく異なるのです。

デザイン目線で欧州を見てみるとイギリスは先鋭的なデザインを
生み出し、フランスはブランドを熟成して、市場に浸透させる。
アパレルでいうところのプレタポルテ、つまり高級でありながらも
それを規制品として流通させるブランドを生み出すところといえる
かもしれません。

それに対してミラノはまさに商人の街。
世界中の魅力的なものを独自の感性で融合させて新しいトレンドを生む。
角を曲がると予想を超えた空間が見えてくる。クリエイターの仕掛けは
デザインだけではなく、その先に広がるマーケットを予感
させるものになっています。そこは日常でありながら、非日常という
情報量が多すぎて頭の整理が追い付かない。でもきっと
ここは刺激的なビジネスが生まれる街なのでしょう。

このウィーク、ミラノの街は
朝から晩まで世界中のクリエイター達の熱気に溢れかえっている
のだなあ・・・。  


街角でちょいと一杯
美味しい
美味しい2
美味しい3
美味しい4
これ絵じゃん
サングラス買いました😁

そんなこと思いながらミラノの街を探索している私にミラノ在住の
知人からメッセージが届きました。

展示会場の外にある展示コーナーだけでも1300以上あります。
気をつけないと、やっと辿りついても招待客のみのパーティーで入場者限定だったり、閉まっていたり、門前払いになることが多々ありますから。
体力と精神力が必須。兎に角歩いて、歩いて、歩いて・・・膝がガクガクになるほど、朝から晩まで動き回ってください。

いやあ、感性を刺激するってこんなに体力がいるんだ(笑)

ミラノサローネ展示会場の様子については次回

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