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そうする必要がある


「そうする必要がある」

本記事で伝えたいことは全て上記の言葉に集約されている。具体的にどういった意図なのか以下の文で記載していく。

私が他人の意見に納得がいかなかったり、理解が不十分だったり、目の前にとある事象があった際に反論、思考停止する前にまず考えることが「その人にとってそうする(そう考える)必要がある」というのを常に考える。

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そうすることによって相手の話や事象を否定や無関心から入らず肯定的かつ関心をもって受けることができる。具体的には「そうする必要がある」→「その必要性(理由・背景・展望)とは?」と考えを常に巡らすことができる。

具体事例を交えて説明する。

コロナ対策

最近コロナの影響で国や地方自治体が多くの対策を打ち出している。ただその内容が国民や各種メディアからみて不十分であったり、的外れ等の指摘がある。

下記リンクは厚生労働省が公開しているマスクの配布に関するQ&Aである。これをみればわかるように今後の対策の予定や今回の対策の理由などが明記されている。また不足分がある場合には追加の支給があるなども明記されている。

確かに日々使用するためのマスクであれば日々消費されるマスクとしては足りないかもしれない。しかしここで先程の「そうする必要がある」という考えを当てはめてみる。

そうするといくつかの仮設を思いつくことができる。

1つ目が制約条件である

行政としてもっと配布したいけど今できることの限界がこれだけである。という仮設である。また目標に対する現在時点における対処としてみることも可能で今後、さらなる対策を予定している想定ができる。

もう一つがかなり飛躍があるかもしれないが下記のことが考えられる

それが任意団体による再配布である。

行政としてマスクを国民に公平に行き渡らせることはできる。しかし必要性が大きい団体に多くの数を送ると行政としての公平性を疑われる。最終的な結論として国民に公平に行き渡らせたマスクを民間の任意団体にによって必要な団体や個人に集めなおすという仕組みが自然発生すると行政は予想していと考えることもできる。

実際下記のような取り組みは各自治体や任意団体によって取り組まれている。

このように一見一部社会的に批判をあびるような取り組みであったとしても「そうする必要がある」と考え、なぜそうする必要があるのか考えることでその背景について仮説をもって関心をむけることもできる。

また一つ私自身が言及したいこととしてマスコミ関係についてである。

ネット上でマスコミの批判をよく見かけるが、これらも同様に考えてみる。

確かにマスコミ関係者の求める回答を引き出すための質問の繰り返しや回答の一部箇所の切り取りなど本質的に伝えるべき情報と乖離した情報がときたまマスメディアを通じて報じられているように感じる。しかしこれらも「そうする必要がある」と考えた場合に下記のように解釈することが可能である。

マスメディアは多くの人が関心をもつであろう情報を取得しそれを社会に公開することによって対価を得ている。であるならば上記のように切り取ったり解釈を交えた情報がマスメディアからみた消費者にとってより関心を集めやすい情報と捉えることができる。つまり消費者、日本国民の責任であるととらえることも可能である。

上記はいわゆる人為的な事象について言及したものである。

それ以外にも身の回りのプロダクトに対して「その構造や機能になった必要がある」と考えたり、自然事象についても「今 雪が降る必要がある」と考え「ではなぜその必要があるのか」と仮説を積み上げ、検証につなげることができる。

以上例を通じて「そうする必要がある」と考えることによってどう思考がつながるかについて述べてきた。

上記のことから公開されている情報だけをみて判断するのではなく「そうする必要がある」という観点をもってその言動や結論に至った背景事情や展望を考える必要があると考える。そうすることによってより本質的な議論ができ、伝えるべき、理解すべき真実に至ることができる。

私自身がこの考えを実践できるようになったのは約1年前である。ETICが主催するMakersや副社長とのコミュニケーションや内省の中でみにつけた。これによりそれまではそれまでの自分の興味外の事象については無関心を通すことが多かった寺嶋が相手の話に本質的な関心をもってコミュニケーションを深ぼれるようになった。またそれまで私の取り組みや作ったプロダクトに対して批判的な言動をとったものに対しては基本的には怒りや無関心で対応していたがそれもかなり冷静に対応できるように成長できた。

ぜひこれを読んでくれた読者には一度日々の生活の中でちょっとしたイベントごとや眼の前のそれまで当たり前と思い続けてきた事象に対して「そうする必要がある」→「ではなぜそうする必要があるのか?」と自身や他者、目の前の事象や物に対して問いをなげかけてほしい。きっと今まで気づかなかった新たな多くの知見を得ることができる。

最後にこの記事を書いた「そうする必要性がある」とは

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