2日ぶんはたらいて疲れた / ビールな夢を / 「なぜ成人式は15日になったり7日になったり?」

昨日は疲れて帰ってさっさと寝てきょうはそのぶん早起き。さいきん寝坊気味だったのは夜遅くまで余暇してたからかなとちょっと反省。まあきのうは筋トレもしなかったし(腰も痛かった)。

昨日はふたつ目のバイトがいつもの3倍の仕事量で作業半ばでそのことにあらためて気づきゲンナリしつつもやり遂げた。一回「やる」って決めて大勢・仕込みができてたのでそこでやめるとその仕込み時間が無駄になるというのもあったけど昨日やっておくと今日が半ドンになって2つ目のバイト用にバイクで行くこともなく自転車でいけるので。基本的にエンジンを使うような大層なこと / あるいは東京の凶暴な車道があまり好きではないので自転車でで過ごすのが好き。あるいは歩いたり走ったりな人力。自転車のほうがちょっと寄り道的なこともしやすいし。


疲れた+時間もないので料理する気力もなく、でもそれなりに栄養取らないとやばいなということでなにか買って帰ろうかと。オリジンにでも寄ってなにか買おうかと思ってたのだけど「それだったらこの機会に気になってるオリジンのイートインを試してもよいのでわ?」と。400円か500円ぐらいの簡単な定食や麺類なので。後片付けも発生せずにあったかいものが食べれて便利だし。「んでもそんな簡単なものだと栄養はだいじょうぶか?」と脳内で帰ってからの冷蔵庫栄養をサーチ。しばらく考えてまあ試してみるかあとオリジンに向かおうとしてたのだけどなんとなくせっかくこんなに遅くなったのだからスーパーの格下げ惣菜を狙うのも乙だなと。けっきょくいつもの魚屋の寿司と刺し身の半額を買った。

刺し身は余計だったとも言えるのだけどひらまさの刺し身が出てて気になったので。

「格下げ寿司を狙う」というのは意地汚い感じもするけど現代日本の庶民の風物詩的なものになってるのだと思う。日本への移民の人の話をみてても「寿司は高いけどスーパーの格下げ寿司で晩酌するのは好きです」ってあってああそれが日本の生活に慣れるってことだよなあってあらためて思った。


昨日にしていたことといえばそのくらいであとは一昨日とかそのまえの日とか。

さいきんは休みの日のほうが余暇的に充実?してるせいか日記とかはあまりしてないのだけどそのぶん本読んだりコンテンツ消化したりしてる。

最近はこれを読んで面白かった。

Viva la クラフトビール『究極にうまいクラフトビールをつくる』 - HONZ http://honz.jp/articles/-/43475

スプリングバレーブルワリーをつくったキリンのクラフトビール班についてのルポルタージュ。

【代官山にビール醸造所】1000円で6種類のビール飲み比べができるビアレストラン - ぐるなびWEBマガジン http://r.gnavi.co.jp/sp/g-mag/entry/009438

ブルワリーというスタイルがいまいち理解できてなかったのだけど今回ようやく理解できた。ほんとにお店の中に醸造所があって、つくったビールをその場で供するのだなあ。。「工場やシャトーでできた酒をその場で飲むとぜんぜん違う」とはよく言うのでそれはうまいわ、とゼッタイ行ってみる欲を高める。

【代官山にビール醸造所】1000円で6種類のビール飲み比べができるビアレストラン - ぐるなびWEBマガジン http://r.gnavi.co.jp/sp/g-mag/entry/009438



プロジェクトX / プロフェッショナル仕事の流儀ぽいといえばそうなんだけど最相葉月なルポルタージュ感をひさびさに味わって面白かった。「最相葉月な」というかしっかりとしたルポルタージュの語りと構成というのはこういう風になっているものなのだろう。なのでジャンルとしてそういうものを読む楽しみを設けておいても良いなあとかあらためて。


けっこうしっかりと読んで面白かったのでそれなりに内容についてはそれなりにblogにしてエントリしよかと思ったのだけど今振り返ってみると付箋を貼ってある箇所は3枚しかないのだな。意外と。まあビール醸造の技術的な部分とかは手元に置いておいていつでも見返せるようにしとくのが良いのかもしれない。だとするとこの本に頼ることもなくhonzの関連本で紹介されていたビール語辞典とかがいいかなあと図書館に予約。これだと中古でやすいので気に入ったら購入しやすい。


あと、本筋ではないけどおもしろかったのは「日本のビールは明治の戦争をささえた」という話だった

明治期、日進日露戦争なんかで多大な戦費がかかった明治政府は(それまで無税だった、あるいはかなり低い税率だった)ビールに高額な税金をかけることによって戦費を賄った、という。そういうのはビールだけでもなかったのだけろうけど当時のビールが高級酒とされて料亭や専門店で飲むものとされていた背景はこういったものだったらしい。

そういうのもあって現在の日本の家庭のビール漬けというのはあるのかも。「文化」へのあこがれとステータス的なものの惰性的慣習。新聞や自家用車と同じようなもので。


最初にいろいろなビール会社があったけど税率が高くなったことで半ば国営的な官営会社がほぼ独占、その後官営会社が関東と関西の2社に分かれ、それに対抗するように民間から強力な親会社を持つ私営会社が登場した。こういった流れは電話、通信事業者のそれとも同じ感じ。まあ官営とか専売が絡むとこうなる。

元官営で関東に別れた会社が現在のサントリーの母体、関西のがアサヒ。対抗してあらわれたのが三菱系のキリンとなる。

三菱といえば明治期は軍需産業的なあれでもあったわけで、まあこれも加味すると三菱がもろに戦争と政府を支えてたのだなあとか。癒着ってのもあるけど。

ビールの側面からみれば泡のように戦争が興り、流れていった。シュワシュワと弾ける泡のように弾ける砲弾の音。そしてうたかたに消えていった。



世間的には特にニュースもなく成人式の話題なんかがかしましい。

例年のように成人式での若者の奇行がクローズアップされそれをイカンとする俗流若者論的なスタンスにちょっと辟易してつらつらと愚痴る。





ついでにちょっと気になったのでそもそも成人式とはなにか?と調べる。「これまで15日だったのにさいきんはなぜ7日とか10日とかになったの?」あたりで。


最定式化 → 再定式化

このへんの話は以前にもした「とんど焼きとはなにか?」「正月とはそもそもなにか?」あたりの話。すなわち正月とはその歳の歳神を迎え去らせる儀式とその期間全体であり迎えの儀式がいわゆる正月的な飾り、去らせる儀式がとんど焼きになる。


ちなみに昔のひとが歳とか月の変わりを重要視するのはカレンダーとか時計の感覚がなかったから。いちお腹時計・日時計的な感覚はあったにせよアバウトなものだったし月とか年の単位での変化についての抽象的思考と理解は庶民にはなかった。なので庶民のところにカレンダー屋みたいなのが訪れて現在は何年何月みたいなのをたまに伝えもてはやされた。そういったものは数字的な扱いは陰陽道にも関わってたので呪術的なありがたい話なんかも加味され、それに農家の豊作祈願も混ざったのが正月的なアレ。





とりあえず自分的には成人式も含めて理解が進んだので良かった。Wikipedia的知識の貼り合わせではあったけど。


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