趣味でもしっかり、勝ちにこだわる
まえに趣味についてこんな記事を書いた。
いまでも相変わらず、毎日欠かさずに走っている。
記事を読んでもらえたらわかるのだが、走るとは「スマホゲームのなかで」である。
そう。まだマリオカートツアーに凝っているのだ。
このゲームは、1週間ごとにランキング順位とコース内容が更新される。その区切りは週のまんなか、水曜日のだいたい14時頃である。
あるときふとみたら、1週間で7.7時間プレイしていると表示がでた。1日平均1.1時間である。
これが多いか少ないかは当然、人によるのだろう。しかし、僕はこれを趣味とおもって楽しんでいるので「多すぎるから控えよう」という気はまったくないし、本物のゲーマーのように「もっとプレイ時間を増やしたい」という気持ちもあんまりない。
いま、ちょうどいい按配で趣味のゲームを楽しめている。
まぁ、プレイ時間はこのままで、実力だけが急上昇すればいいのにとは常日頃から願ってはいるが。
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このゲームでは、(おそらく世界中の)プレイヤーのなかで、じぶんの実力にあわせて「リーグわけ」がされていく。週ごとに定められた3つのコースを何度もなんども走りこみ、その合計スコアが高いほど順位が上がる。
そして、水曜日の14時頃時点で1〜3位に入っていると翌週からリーグがひとつ昇格する。4〜5位だと現状維持で、6位以下だと降格といったぐあいである。
ちなみに、僕はいまリーグ53にいる。基本的には1週でひとつしかリーグは昇格しないので、もう数十週、数か月連続で僕は1〜3位に入り昇格しつづけているということになる。(もちろんプレイしなかったら「記録なし」として降格するので)
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問題なのは、今週だ。
今日は日曜日なので、結果発表まであと3日と半日ほどの猶予がある。
しかし。現時点で僕はいま10位にいる。
じ、10位...。こんなに苦戦することはいままでなかった。あれよあれよと勝ちつづけることでここまで来れたが、もし今週でひとつ降格するようなことがあれば先週のプレイがまるで無駄になる。
それだけは、それだけは避けたいのだ。
ただ、厄介なことに、今週がとくべつ不調なわけではない。いつもならわりと上位を狙えるスコアは出ている。
それなのに勝てないのは、まわりのプレイヤーが好調なだけなのか、みんなの所持キャラクターとコースの相性がよかっただけなのか。
いずれにしても、僕の不甲斐なさのせいではない。すべてはたまたま、たまたまなのだ。
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さて、今日は勝てない愚痴をいいたいわけではない。
課金しようかまよっているのだ。
そのことを連れに相談してみた。僕は「じぶんで稼いだお金をすきなことに使うのは勝手やん」みたいな甘い返事を期待していた。
しかし、開口いちばん、
「なんぼなん?」と尋ねられた。さすがは生粋の関西人である。
ここで僕はみなさんにも白状することになるが、「1600円...」と答えた。
高いとはおもう。僕だって今週の理不尽な仕打ちがなければ、連れやみなさんとおなじ、なかば引きながら冷めた目で「やめなよ」そういう立場になっていたはずだろうとおもう。
この瞬間、僕はいま読んでいる『黒牢城』の荒木村重があたまに浮かんだ。
物語のなかで、村重がたいせつにしている「寅申」という茶壷が何者かによって盗まれるという話がある。
この当時の器というのは、ただの器ではない。ものによっては、ひとつの城に値するともいわれていたのだ。
その茶壷を未練たらしく惜しむ村重の姿が、よく描かれている。
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僕は以前、noteプレミアムに月額500円を払っていたが、いまは払うのをやめてしまった。
500円なので払えないということはないのだが、「予約投稿のためだけだもんな。べつになくてもいいかな」というのが正直な感想だった。
僕は、価値をかんじるものにだけお金も時間もついやしたい。まわりや世間がいいというからではなく、じぶんで選んで払いたい。
そのうえで勝てるかどうかは実力の話である。
僕の記事をここまでお読み頂きありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 頂いたご支援は、自己研鑽や今後の記事執筆のために使わせていただきます。