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目標設定の仕方について

学生の頃から目標設定の仕方に悩み続けてきた。

小さい頃からずっとやってきたバスケでは全国制覇。受験では医学部合格。と、必死こいて頑張ってきた。特に高校時代は誰よりも頑張った自信はある。
でも、それは本気で達成したかったのか?と言われると複雑で。というか達成しなければならない。という感情でやっていた。
今思うと、周りからの見られ方を意識しながら、モチベーションの源泉が全て外的要因だった気がする。大学からは明確な目標を見失って本気で頑張れなくなったし、なんなら今も上手く出来ない。

しかしながら、会社の2日間にわたる研修で目標設定について見出せたものがあった。
マネージャーから話を聞きながら書き殴ったメモがあるので、これを紐解いていく。

研修をもとにマネージャーからもらったFBメモ



要は、何になりたいか?という目標設定も大事だが、それ以上にどんな状態でいたいか?ありたいか?という目標設定が大事だということだ。

これらの話は、目標設定は
・コト軸
・ヒト軸

に分けられるという。

コト軸は、何になりたいのか。
それこそ医学部に行く、とかこの役職になりたいかとかである。これらは、明確に達成の有無が判別できる、かつ、周りからの評価、評価制度によって決められるものである。大体は外発的動機になると考える。

一方で、ヒト軸は、どういう人でありたいか、どういう状態でいたいのか。
例えば、ノンストレスでゆるく生活したい。とか、みんなから慕われる存在でありたい。とかだ。これらは、出来ているかどうかは本人の判断に委ねられるし、そのほとんどが内発的動機によるものである。


じゃあ、喜怒哀楽色んな感情があるが、自分はどういう状態でありたいのか?
高校時代、何になりたいのか?を明確にしたのち夢中になって頑張った。毎日疲れ果てるまで頑張っていたし、キツかったけれど、いまは良い日々だったと思っている。
全国制覇とか医者とか本当になりたかったのかと聞かれると、本気でイエスとはいえない。でもあの日々は自分のなかで成長できた。

でも今はそんな目標設定が出来ない(するのが怖い、頑張っても達成できないのではないかと怖い、もっと他のことも手を出して知りたいとか思っている)からこそ、これからは、目標設定は順序が逆でも良いも思っている。どういう状態でありたいのか?(いまだったら、毎日充実感が欲しい、視座を高くしていたい、みんなと楽しくいたい、みんなから尊敬されたい、個人の強みの生きる組織を作りたい)など、色々ある。そこから、どういう目標設定をすれば、そういう状態であれるのか、考えるのも良いと思った。

もっと重要なことは、そのコト軸での目標設定は、決して達成しなくても良いということだ。達成しなくても、その目標まで頑張れて楽しめるかつ、筋のいい目標設定なら、自ずとヒト軸の目標も達成できてくるはずだ。
もちろん目標に対しては本気なるべきであるし、その最短距離での目標達成のために、課題の洗い出しやマイルストーンの置き方はとても大切である。

ざっとこんなところがマネージャーからのフィードバックだった。
これは2週間前くらいに考えたものであったが、今日、海外に住んでいる友達と電話して、この話を簡単にしたところ、彼も共感してくれたし、改めて大事だと思った。

みちなか

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