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わたし、ドジでも生きていく


ドジにもほどがある。


こんにちはこんばんはおはようございます。
わたしです。

今日は、わたしがドジすぎる、という内容でダラダラゆるゆると書きます。無駄に長いので時間と心にゆとりのある方だけ、どうぞ。


先日、札幌ドームに野球観戦に行きました。この日は試合前に明石家さんまが登場するとのことで、わたしもとても楽しみにしていたのです。

ところが、さすがはalways時間ギリギリ人間ことわたし。時間に余裕を持つということができず、さんまさんがグラウンドに登場したときにはまだ、コンコースのモスバーガーに並ぶ列の中。

旬の生さんまを早く見たいけれど、かといって、何か入れてくれと泣き叫ぶ胃袋の機嫌を取らない訳にもいかず、仕方なく列が進むのを待ちます。モニターを見ると、スターの登場で球場は大盛り上がり。わたしも早く、早くさんまさんを生で見たい!

ようやくお会計を済ませたわたしの頭の中はもう、さんまさん一色です。一塁側端っこのモスバーガーから3塁側の席までドームをぐるっと猛ダッシュ。なんとか無事に席に着き、途中からではあるものの、さんまさんと選手たちとのやり取りを見て笑い、大満足。ああ、面白かったな。

わたしが自らの盛大なミスに気がついたのは、そのあとでした。


よし、それじゃそろそろ、テリヤキバーガーを食べようかな。と、荷物を漁るも………ない……?テリヤキバーガーが、ない……!

逃げた?逃げたのか?テリヤキバーガー。泳げたいやきくん的な。そんな(おバカな)考えが頭をよぎりました。でもわたしはテリヤキバーガーと喧嘩した覚えはないぞ。

きちんと記憶を辿って思い返してみると、そもそも商品を受け取った記憶が、ない。

そう、実は先ほど、お会計を終えて満足してしまい、何も受け取らずに去っていたのです。呼びかけてくれたであろう店員さんの声も、さんまさんで頭がいっぱいのわたしの耳には届かず、10歩進んでも気づかず、席に着いても気づかず…


アホ。としか言いようがない。
どうでしょう、普通の人なら商品を受け取り忘れても2、3歩で気がつくと思うんですよね。

仕方がないのでまたドームをぐるっと回って受け取りに行きました。
「あの、さっきお会計で満足して受け取り忘れちゃったんですけど…」「あ、テリヤキバーガーのお客様ですね!」ホッとした顔で言っていただき、ちょっと恥ずかしい。

「大変申し訳ございませんでした」「いえこちらこそ急に去ってしまってすみません」「いえいえすみません」謎の謝り合戦になりました。ほんと、こちらこそすみません。


とはいえ、この程度のミス、誰しも1年に1度くらいはあると思うんです。わたしがやばいのは、こういうのが日常茶飯事だから。ドジっ子なんて可愛い呼び方は許されない。商品を受け取らずに去るのもしょっちゅう。通常営業。「あちゃーまたやってしまったかーどんまい!」ってなもんです。

これまで踏んできたドジ、ちょっと思い出せる限りで書き出してみますね。


コンタクトの洗浄液と化粧水を間違える
歯磨き粉と洗顔料を間違える(めっちゃ不味い)
エスカレーターに逆向きに乗る
ノックのあと「失礼します」と言うはずが、なぜか自己紹介「(わたしのフルネーム)です」
上靴で帰る
ランドセルを背負わず登校/下校
カバンを持たず登校/下校(成長してもなお)
車のドアを閉めるときに自分の足を巻き込み打撲
刃を上に向けて包丁を持ち、添えた左手の指を切って出血&それ見て貧血
星空に見惚れながら歩いて転ぶ
リュックの中にテレビのリモコン
謎に屋内で傘を開きだす
何もない場所で転び両ひざに絆創膏Lサイズ
ブラ忘れる(特別影響なし)
定期とイヤホン、ポケットティッシュなど洗濯
39度超えの発熱に気がつかずランチ完食
美容室を出て3分後、頭に鳥の糞が命中
食後のアイスを楽しみにするも夢の中の話だった
赤信号を待って歩き出す
電車でイヤホンが差さっていないことに気がつかず、アイデンティティがな〜い♪と約1分間響かせる
三角コーナーに卵、ボウルに殻
「いらっしゃいませ」と言おうとして「いただきます」
職員室を出るときに廊下に向かってノックする
電柱激突
数学がわからなさすぎて失神する
紙パックにストローをさしてから振る
シャーペンの向き間違えて芯が指に刺さる
リュックのチャック全開
マウスと間違え修正テープでパソコンを操作しようとする
買おうか迷って手に取った商品をなぜかポケットに入れており、そのまま悪気なしにナチュラル万引きしそうになる ……


…いやあの、さらっと書くはずが、やめられない止まらない。

どうでしょう?まず、ちゃんと読みました?絶対、読む気にならず親指一本ですーっとスクロールしましたよね。まあいいけどさ。

ノンストップでさらさら書けてしまったけど、うーん、普通にまだまだ出てきますね、こわ。当然、足の小指ぶつけたりとかもしょっちゅうです。


そうそう、ずらっと簡潔に書いていても一つ一つにちゃんとエピソードがあってですね。

例えば星に見惚れて転んだ話。

今日は星が綺麗だなあ、なんて上を向いて歩いていたら石につまづいて転んでしまったのですが…
そこへ後ろから、同い年くらいの男の子が
「大丈夫ですか?」
と声を掛けてくれて。
恥ずかしくて、真っ赤になりながら小さな声で返事をするわたし。
すると、向こうも少し照れたように笑いながら、
「わかりますよ、今日、星、綺麗だもんね。上を向いて歩いてる可愛い人がいるなと思ったら、星が綺麗で。気づかせてくれてありがとう。」


………なーんてステキな展開はありませんでした、現実にはそんなトキメキは転がっておらず、妄想です。少しくらいこういうのあってもいいのにな。


わたしだって、ちゃんと理解しているのだ。
可愛い子がドジるのとわたしがドジるのとでは月とすっぽん、スカイツリーと札幌テレビ塔、ディズニーランドとルスツリゾートの差があるのだと。

可愛い子のドジが可愛さを引き立たせる魔法になっても、わたしのドジはネタにしかならない。(ネタになるならいいかと、何かやらかす度ちょっとオイシイと思ってしまうのは、秘密です)

ただ、赤信号を待って歩き出すのとか普通に命が危ないし、笑えない。他の怪我する系も痛いのでもうやりたくない。そんな体を張ってまでネタエピソード作りたくない。刃を上に向けて包丁を持っていたせいで指を切ったときは(下図参照)、まあまあ出血したのでかなり動揺して倒れました。

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そして誰にも迷惑をかけなければいいけれど、流石に万引きは困る。お店にも迷惑だし普通に犯罪だし、「いや、そんなつもりはなかったんです、あの、間違えてポケットに入れちゃって…」なんて言っても、ますます怪しいだけじゃないか、これも笑えない。(ちゃんとお店出てすぐに気がついてこっそり戻しに行きました)

やっぱり、多少は気を引き締めて生きないといけない気がする。


それなのに、これらのやばい行動、気のせいでなければ年々増えている。なんで。どうして。なぜ増える。

やばい行動は基本的には意識の範囲外で行われているので、ぼーっとしているとか他に考え事をしているとか、そういうときに起こる、と分析している。だから、年々考えることが増えて、ぼーっとしてなきゃやってらんない、みたいな日も増えて、そう、きっと、だからドジも増えたのだと、認識しています。(こじつけ)

だからぼーっとしたり考え事をしたりせず、歩くときは歩くことに、ノックをするときはノックをすることに、エスカレーターに乗るときはエスカレーターに乗ることに意識を集中させれば、きっとやべーやつにはならないはず。うんたぶんきっと。


そろそろ、しっかりしたい。

わたしはこれまでの人生、恐らく「しっかりしてる」という印象を持たれたことが一切ないので、一度くらい、うっかりしてるね、いや間違えた、しっかりしてるね、と言われたい。


理想の自分は、はるか遠く。


うっかりドジ気質を持って生まれてきてしまったことは仕方がない。個性だと思って受け入れる。わたしはわたしでしか生きていけないのだから、ドジと向き合い、且つ克服すべく、工夫して生きていくしかないのだ。同じ過ちを繰り返さないように注意力を磨いていけば、今よりはしっかりとした人間に成長するはず。


幸い、人生は多少のドジでも楽しめるようにできている。はずである。

わたしもわたしの人生、うっかりしっかり楽しみたい。

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