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会社辞めました! アラフォーワーママが在宅ワークを始めた5つの理由

「え!? 会社辞めるの? もったいない!!!」
これは退職を同僚に伝えたときの第一声です。

驚くのも無理はありません。
正社員として15年以上働いていた上に
社内の雰囲気はよく、福利厚生もいい。
給料は安いけど、地元じゃそこそこ。

しかも、転職しやすい20代ではなく、アラフォーでしかも子持ち。
はたから見れば、会社を辞める理由なんてないですよね。

では、なぜ正社員の安定を手放してまで、家で働くことにこだわったのか。

今回は、わたしが在宅ワークを始めた理由について、話をしようと思います。
こんな人もいるんだな、と見てもらえたら幸いです。


1. 仕事・育児・家事で毎日ヘトヘトだった

仕事と育児、家事をすべてこなせなくて、ヘトヘトの毎日。
常に頭の中は「つかれた。ねむい」

出産前は仕事と家事、育休中は育児と家事と2つだったので、なんとかこなしていました。
しかし、3つになると、こなす体力も気力も能力もない、のないないづくし。

もちろんすべてこなせるスーパーママさんもいますが、わたしはまったくできず……
会社員時代は毎日、下記のスケジュールで過ごしていました。

<会社員時代の1日>
  6:00 起床・朝ごはん準備
  7:00 子どもを起こす・ごはん・片付け・身支度
  8:30 保育園に送る
  9:00 スーパーで買い物
  9:30 仕事
17:45 保育園お迎え
18:15 夕飯準備・ごはん・お風呂・明日の準備
20:30 洗濯・片付け
21:00 寝かしつけ(安定の寝落ち)
23:00 洗濯物を干す・洗い物・片付け
  1:00 就寝(目がさえているので、すぐに寝られない。泣

今思い出しても、目が回りそう。
これでも、朝は30分時短出勤をさせてもらっていました。
時短でこの状況……

いい感じに手を抜けばいいんですが、家事(とくに料理)が苦手なわたし。
一生懸命やっても、他の人から見ると手を抜いたレベルです。
週2カレーにするぐらいレパートリーもない。

だから、わたしなりに家のことは手を抜かず頑張ってしまいました。
それでも満足のいくようにできず、イライラしてしまうこともしばしば。

するとワーママになる前は、まったく問題なかった会社のストレスチェックで「専門医に相談要」の結果が……

これは本当にやばいかも。
今の働きかたに危機感をおぼえました。

2. 心のゆとりが欲しかった

目の前のことでキャパオーバーになり、ストレスが溜まってばかりの毎日。イライラせずに、ちょっとしたことでも「大丈夫」といってあげられるように心にゆとりがあるお母さんになりたかったんです。

イメージはドーンとかまえた肝っ玉母ちゃん。

だけど実際は真逆でした。
いつもバタバタと慌ただしく、ゆとりのかけらもない。

急な子どものぐずりに、
「なんでいま? 仕事に遅刻しちゃう」と子どもがぐずっている原因には目を向けず、自分のことしか考えていない。

もちろん、あとで自己嫌悪……
このままじゃいけないなと感じる毎日でした。

3. 転勤したくなかった

私の勤めていた会社は、正社員は3年ほどで転勤がありました。
出産前は気になりませんでしたが、子育てを始めてから転勤が怖くて……
基本的には車で通勤できる範囲ですが、どこに飛ばされるかわからない。
(1時間以上でも通勤できる範囲になるので)

転勤になると、何時に家をでるのか、子どもの送り迎えはどうするのか、買い物は……
脳みそフル回転で、1からスケジュールを考え直さないといけない。
これって本当にしんどいんですよね。

いちおう毎年希望は出しますが、通ったためしがありません。笑
異動シーズンになると、いつもヒヤヒヤでした。

4. 子どもの急なトラブルが起こったときに周りの目を気にしたくなかった

子どもって急に体調崩しますよね。
そんなときに、まわりを気にせず対応したかったんです。

仕事中に着信があると、ほぼ「○○保育園」
いやな予感しかしない。
電話を取ると「○○さん(子どもの名前)、熱があるのでお迎えに来てください」
えー朝めっちゃ元気だったじゃん! そんなことあるー!?
保育園からの急な呼び出し、多くのワーママさんのあるあるだと思います。

そんなときに限って、会社も忙しかったり、人が少なかったりするんですよね。
もちろん帰れますが、みんなの「大丈夫だよ(忙しいけどね)」

表情から勝手に心の声を想像してしまい、居心地の悪さを感じていました。

5. 家族との時間をつくりたかった

「子どもの成長はあっという間で、気がついたら手がかからなくなっているから大丈夫だよ。」
仕事と子育てで悩んでいたときに、先輩に言われた言葉です。
わたしを励ますために、かけてくれた言葉。

だけど、この言葉を聞いたときに感じたのは、
「このまま続けていくことはできる。でも自分に余裕がないまま生活して、気づいたら子どもたちが大きくなって手がかからなくなっているって、どうなんだろう」
「絶対に、もっと遊んだりしておけばよかったって思うよね」

当たり前だけど、今って今しかないんですよね。
いくらあの時に戻りたいと思っても、戻ることはできない。

子どもが子どもでいる時間はあっという間。
ならその時間を今みたいなヘトヘトな状態で過ごすのではなくて、
もっとそばにいて、すくすく育つ子どもたちの成長をしっかり見ていきたいな。

そう思ったら、気持ちは退職一択になっていました。

在宅ワークを始めてみて

実際に在宅ワークをしてみたら、どうだったのかって気になりますよね。

これらの悩みが、びっくりするほど軽くなりました!

仕事の時間も自分で調整できるので、細切れ時間にも家事ができますし、この時間さえなければ……といつも感じていた通勤時間もない。
転勤の心配もなく、急なトラブルにも即対応できる!
肝っ玉母ちゃんといえるほど、まだどーんと構えられませんが、心は穏やかになりました。

何よりも、時間に追われていた生活から抜け出し、ゆったり家族と過ごせるようになったのは、在宅ワークを始めた1番のメリットだと思います。

けれど、今の仕事でキャリアアップしていきたい人、家で1人で仕事するのは心配、Wワークがいい、子育てに専念したい……などさまざまな人がいますよね。

なので、すべての人におすすめではありませんが、わたしは会社員から在宅ワーカーになったことを後悔していませんし、やってよかったと心の底から感じています!

働きかたは人それぞれ!
正解、不正解はありません。

自分が心地のよい働きかたを見つけるために、こんな働きかたもあるんだなと、一つの参考にしてもらえたら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。




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