ニジイロクワガタ
我が家にはニジイロクワガタがいる。
秋口からうちにひょっこりやってきて、
虫籠の中で暮らしている。
虫が嫌いだったわたしの生活にとって
あり得ない出来事だ。
一昨日、昨日と外はとても暖かかった。
20度前後ある外の世界を感じ取ると、ものすごく動きが活発になる。
草によじ登り、腹筋運動。
クワガタってこんなことするんだ、と感動する。
さて、今日は。
信じられないくらいの寒暖差。
寒さが、すごい。
もちろんクワガタは
全く動かない。
木と土の間に埋もれ、
標本のようになっている。
すでにわたしの中では、
クワガタが家族化しているので、
こたつを作ってあげたいくらいだ。
子供はクワガタがデブになるのを気にして
綱渡みたいなものを作り、
そこを渡らないとご飯が食べれない仕組みにしていた。
あんなに嫌いだった虫が
今ではとてもかわいい。
きっと人ってそんなに相手を知らないのに
嫌いになったりするものなのだ。
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