【最新版】ドイツの音大生の生活費、学費を大公開します!ドイツ音楽留学

こんな方に向けて書いています。

・ドイツの音楽大学の学費がどれくらいか知りたい
・ドイツに音楽留学したいけど、具体的にどれくらいかかるのか知りたい

こんな疑問をお持ちの方はいませんか?

私も留学する前は、教えてくれる人が誰もいなくて何もわかりませんでした。

この記事を読むとこんなことが分かります。

・ドイツの音大の学費について
・ドイツの音大生(私)の生活費

私はドイツに在住して7年目になります。

2020年3月にドイツの音大を卒業し、ドイツの音大大学院に在学中です。

自分で言うのも何ですが、めちゃくちゃ貧乏なわけでもなく、めちゃくちゃ裕福に暮らしているわけでもない、客観的に見てもごくごく普通の大学生だと自負しています。笑

ドイツの学費

いろんなドイツの音楽留学のブログでドイツの音大は学費は無料です!と書かれていますが、どこの学校も完全に全く払わなくていい訳ではありません。

ドイツの音楽大学は半年ごと(4月からと10月から:日本でいう前期後期)に学期が分かれていて、半年ごとに学費を払います。

そして、ドイツの音楽大学の学費は州によって異なります。

私が今通っている大学院のある州のNRW州(ノルドライン・ウェストファーレン州)はゼメスターチケットといって、学費にNRW州全域で交通機関が乗り放題になるチケットが含まれています。

基本的な一回分の学費の内訳

Studentenschaft 18€ (学生権的なもの 2,000円)

Studentenwerk 95€ (学生課:生徒会費的なもの 12,000円)

Semesterticket 152€ (ゼメスターチケット 2万円弱)

NRW-Ticket 56€ (NRW州チケット 7,000円)

合計321€ (4万円)

1年にすると8万円です。

日本との比較

日本に比べるとかなり安いですね。

私立音大の35分の1

国公立音大の10分の1

ドイツの学費の注意点

私が前に通っていた大学の州のBaden-Württemberg州(バーデン・ブュルテンベルグ州)

ヨーロッパ以外の国籍を持つ生徒には1,500ユーロ(20万円弱)を毎学期に払わなくてはいけません。

Baden-Württemberg州に含まれている大学

カールスルーエ音楽大学

シュトュットガルト音楽・演劇大学

フライブルク音楽大学

マンハイム州立音楽・舞台芸術大学

トロッシンゲン州立音楽大学

Baden-Württemberg州に含まれていないがヨーロッパ以外の国籍の生徒には学費を払わなくてはいけない大学

ライプツィヒ・フェリックス・メンデルスゾーン音楽・演劇大学

(学費 1,800ユーロ:23万円弱)

私が通っていた時はまだこの制度がありませんでした。

ドイツの制度は年によってすぐ変わるので各学校のホームページの学費の欄で確認してくださいね。

ドイツの全音楽大学のリンクがこちらにあります。参考にしてみてください。


学費のことについては「Gebühren」でくくられていることが多いです。

ドイツの音大生(私)の生活費

私の1ヶ月の生活費を一挙大公開します。

家賃 325€ : 40,000円

携帯 25€ : 3,000円

保険料110€ : 14,000円

通信費 18€ : 2,000円

食費・消耗品費 200€ : 25,000円

合計 678€ : 85,000円

詳しく解説していきます。

家賃

家賃 325€ : 40,000円

一人暮らしをしています。

大家さんが下に住んでいて、空いている階を全部貸し出してくれています。

ドイツの物件探し大変なのですが、ここは運よくかなり好物件でした。

普通一人暮らしとなるともっとします…。(600€ : 75,000円くらい…)

私が住んでいるところは田舎で物価が安いところなので比較的安いですね。

ドイツの学生はWG(シェアハウス:他の人とお風呂、トイレ、キッチン共同)なことがほとんどですが、一人でゆっくり落ち着きたいので念願の一人暮らしをしています。

学生の家の選び方についてもまた書いていきますね!

携帯

携帯 25€ : 3,000円

携帯はiPhoneSE第一世代をドイツで2018年に購入しました。

そしてiPhoneのSIMカードをドイツのO2という会社で契約しました。

ドイツ国内通話無料、パケットの制限なしの契約をしています。

保険料

保険料110€ : 14,000円

大学入学時に学校の指定でAOKという保険会社に加入しています。学生料金なので一般の社会人半額くらいです。

通信費

通信費 18€ : 2,000円

Anmeldung (住民登録)したらRundfunk(放送局)からその1ヶ月後に必ず手紙がきます。

携帯の通信会社とは関係なく、ドイツの国民だったら絶対払わなければいけない義務があります。

日本のNHKみたいなものです。

日本では義務ではありませんが、ドイツでは義務です。

大家さんによっては、事前に大家さんが払ってくれているところもあるので、大家さんに確認しましょう。

食費・消耗品費

食費・消耗品費 200€ : 25,000円

私の場合、基本的に自炊で外食はしませんが、しても月に1、2回程度です。

食べ物の物価も日本とそんなに変わらないか野菜によっては日本より安いものがあります。

健康に気を配っていて、食べるものには気を遣っています。

食べる量も人並みかちょっと多いくらいです。

まとめ

ドイツは学生に優しい国

留学先でしっかり勉強するために衣食住は大切ですよね。
日本の音大に通っていたこともありますが、その時よりもかなり安上がりな生活をしています。

めちゃくちゃ切り詰めているというわけではなく、無駄のない生活をしているだけなので安心してください。笑


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