自我製作中につき

わかってもらえるはずもない。
打ち明ける前から諦めていたとかじゃなく。
だって自分自身がうまく言葉にしきれないから、どうでもいいことでそのもどかしさに靄をかける。

そうして誤解がいつの間にかあたかもその本質みたいになって、
今日も私は誰かの作った私を演じ切ることで平凡に生きているのだ。
それでいい、と言い聞かせながら。
それじゃだめだ、と遮る声さえまるで他人のように感じながら。

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