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観たり読んだり聴いたりした時の記録。それとひとりごと。

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最近の記事

好きについての考察

好きの感情は、好きだけじゃ完結しません。 そりゃあ、いろんな好きの形があるのでしょうけど。 焦りや心配や、切ないとか苦しいとか。 嬉しいとか楽しいとかっていうのも、たまに引き連れて。 きっとこんなに他を巻き込んでしまう感情って、好き以外に無いのではないかと思うのです。 そしてこれは私の経験上でしかないけれど、圧倒的に負の感情の方が量として勝るのです。 辛くて、会いたくて、辛くて、苦しくて、辛くて。 狂気を伴っていたり、いつもより弱気になってしまったり。 巻き込んだ感情

    • ひとりごと

      大好きな事ができなくなって 大好きな人に会えなくなって みんな同じく我慢してるのよ、わかる。 そんなふうな1年間で思い至った 息するために生きてるんじゃない 生きるために息してるのにって 生理的な欲求を満たせばとりあえず 生命維持くらいはできるけどさ あぁ生きてるぞーって思えないのね 人生短いのにな その中の貴重な1年だったのにな わたしの寿命、1年延ばしてよね いつまで続くかわからないのに 動かないでいる自分が一番ばかだなぁ 楽しくないと生きていられないのに わた

      • 聞こえてるんだよ、だけどね。

        「聴覚情報処理障害(APD)」というものを初めて認知した時はとても衝撃だった。 私に起こっているこれが一種の障害だなんて、考えたこともなかった。だって他の人がどんなふうに聞こえていてどんなふうに耳からの情報を理解しているかなんて、そんなこと考えたこともなかったんだから。 私はただ、自分は頭が悪いから、ボーッとしているから、だから人の話をきちんと聞けないダメなやつなんだって思っていたの。 例えばこんなこと。 車を運転している時、助手席の母から「ここの信号右に曲がって」と言われ

        • 自我製作中につき

          わかってもらえるはずもない。 打ち明ける前から諦めていたとかじゃなく。 だって自分自身がうまく言葉にしきれないから、どうでもいいことでそのもどかしさに靄をかける。 そうして誤解がいつの間にかあたかもその本質みたいになって、 今日も私は誰かの作った私を演じ切ることで平凡に生きているのだ。 それでいい、と言い聞かせながら。 それじゃだめだ、と遮る声さえまるで他人のように感じながら。

        好きについての考察

          月は綺麗ですか

          言葉足らずでした そんな自分が嫌いでした 「月が綺麗ですね」と、その一言で完結する 誰かさんを好きならよかったのに 言葉足らずでは 及び難いのです いつもたゆみないその言葉に どんな返事が正解なのかわからなくて 私はいつも 誰かの偽物でしかないから #詞 #表現 #日記 #悩み #恋愛 #片思い

          月は綺麗ですか

          求む、病名。〜え、私死ぬんですか〜

          完璧にわかってもらおうとは思っていなかったし、ただ診断さえ下してくれれば、病名さえつけば、それだけで安心できる気がして、だからそれだけでよかったのに。 心療内科を受診しました。 何ヶ月も、得体の知れない辛さに悩まされていたから。 寛解している時期もあるのだけれど、ちょっとしたことや、原因さえわからないまますぐまた辛いと感じる状態に引き戻されてしまう、そういう状況を数ヶ月繰り返していました。 何が辛いって、とにかく気分がコロコロ変わるのです。 観たい番組が定まらず、リモコ

          求む、病名。〜え、私死ぬんですか〜

          難題

          他人が腹の底に何を潜ませているかなんて、結局その人でなければ完璧な理解なんてできないでしょ。 だから、誰かの正義や愛情が屈曲して表出された時、その真意を見ようとするのが億劫で自分の価値観と照らし合わせることばかりした結果、小さな差異を保ったままいつまでも同調なんて出来ない事態が生まれるのだと思う。 禍福は予測し難いし、たったひとつの出来事も自分次第で明にも暗にもなり得るの。 小さな希望さえ薄ら闇にぼやけていってしまうんだよ。 上手く生きようなんて思ってないけど、下手く

          少女は秋の空を黙視した

          例えば子供の頃最低だと思っていたことが、 今はそうでもなかったりする。 人の思考や価値観なんてとんでもなく容易に変化していくものだと、私はそう思っている。 だから私は私のことでさえ信用できなくて、 まだ架空のままの未来ばかり案ずるようになってしまった。 例えば自らの一寸先の言動にすら、責任が持てないと思ってしまう程に。 生きている以上、絶対なんてありえないの。 好きなものが嫌いになったり、 大切なものを簡単に捨ててしまえたり、 そうやってどんどん何かが拗れていく。 そ

          少女は秋の空を黙視した

          大潮の夜に想う

          致し方ない事だって思う。 無理に抑えてるし我慢もしてる。 嘘と本当が、どっちがどっちか分からなくなるくらいに。 そうしていくつも重なって、どれが今までの自分だったかわからなくなるくらいに。 でもどうしようもなくなる事だってあってさ。 いっそ何にも無くなっちゃえばいいよね。 初めから無いのならこんなに欲する事だって無いもの。 こういう日に限って月も見えないし、いつものお酒じゃ酔えないし、そうして誰かに嫉妬して自分を卑下して。 私もあの子みたくなりたいなって思ったりして。 大切な

          大潮の夜に想う

          映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」を鑑賞してきた。

          彼の小説を読んできた中で抱いていたものとはまた違った、別の印象を太宰に見出せた。それだけで、鑑賞できてよかったと思う。 クズ男の象徴としか(それでも私は好きだけど)思っていなかったけれど、そう思わせたのはきっと自分の書くものの中で自分を貶めるような書き方しかできなかった彼の習性ゆえなのかもしれない。だからこそ、第三者の目から見た太宰の生き様にはそれだけでは収まらない様々が詰まっていたんでしょうね。 そして太宰を愛した3人の女たちにもまた然り、伝播した彼のそれが備わっていた

          映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」を鑑賞してきた。

          お一人様のすゝめ

          群れることが嫌いでした。苦手でした。 それは中学の頃から。 友達がいなかったわけではなく、それまでは多人数と仲良く遊べていたし、別に特別暗い性格でもなかったのですけど。 2人きりというのなら、大丈夫。それが3人4人となっていくと、途端にその輪に入っていけなくなるのです。 そんな事とお思いでしょうが、思春期の私にとっては大きな問題。やっぱり自分が変なのかなと随分悩んで、みんなの輪に入ろうと努力したことも確かあった気がします。でも多人数でいる時は決まってその会話に入っていく隙を見

          お一人様のすゝめ

          うつ病未満

          私の心のキャパシティは広くて、それでいてとても狭い。 大好きなものはいくらでも受容できて、忌み嫌うものが少しでも入り込めばすぐに表面張力の限界を突破する。もしかしたらそんな人は其処彼処といるのかもしれませんね。私がそう思わないだけで、ただのわがまま、ゆとり世代とか言って片付けてしまえる類の割と安易なものなのかもしれません。 そうして死にたいだとか、だからお医者に薬をもらって飲んだりだとか、そうすれば周りはあぁあの子は病気だからねと、多少の偏見はあれど腑に落とし込むんでしょう。

          うつ病未満

          読了記録「えんとつ町のプペル」

          先日貰い事故で車がぺしゃんこになりまして。事故後からずっと頭痛が続いていてなかなか本を読むことが難しかったのですが、今日はその塩梅も少しよく、リハビリがてら絵本を読んでみました。 絵が好きで買ったのだけども、お話もまたとても好きで。レビューなんかを読んでみると、ありきたりとか伏線が回収しきれないとかそういう内容の批評が目立つけれども、絵本ってそういう突っ込みどころ満載なのが前提みたいな節があるし、回収しきれない伏線だって自分の想像力で解決できる部分はあると思うのですよ。むし

          読了記録「えんとつ町のプペル」