音楽、アート、アパレル。近年、福岡の街でそれらを語る上で外せないワードの一つにあるのが、クリエイティブコレクティブ「CCS records.」さん。そんなコレクティブに所属しているnorth NADOさんが展示で発表したのは、いま作りたいもの。モノクロでカラフルで、均一でくねくねで、自由で美で、ここは一つ一つが踊るアートルーム。

福岡・渡辺通のSTEREO COFFEEさんでは、アーティスト・north NADOさんの個展「north NADO solo Exhibition 『OMNIBUS』」が開催されていた。

福岡を拠点に、楽曲や映像、グラフィック、服飾関係の製作など多彩な才能が集まっているクリエイティブコレクティブ「CCS records.」さんに所属しているnorth NADOさん。福岡のお店のグラフィック制作や、さまざまなパーティ会場でのDJ活動、「CCS records.」さんのMCとしての音楽活動など、多岐に渡る活躍をされている方だ。

本展示『OMNIBUS』では、そんなnorth NADOさんが"今作りたいものを作る"をテーマのもと、ドローイングの展示や、個性的な花瓶の展示など、ご自身の世界観がたくさん詰まっていた展示となっていたもの。

白と黒で構成された人の横顔のようなもの。ポスターの中のグラフィックや、その枠を囲う縁、陶芸までぐねぐねと曲がった形をしているアート。さらには、メモ帳に描き込まれた絵まで。まるで制作部屋にいるような表現で埋め尽くされた場所は、一つ一つに創作の楽しさがぎゅっと。