可視化した質感や色彩「Masatoo Hirano Exhibition “Abstract”」
さまざまなジャンルの音楽や書籍など、ここ数年の間に興味が芽生えたものから着想を得て創作された作品群。アーティスト・Masatoo Hiranoさんの近年を可視化した質感や色彩は浮遊して光る。
福岡・白金のmanucoffee roasters クジラ店さんではアーティスト・Masatoo Hiranoさんの個展「Masatoo Hirano Exhibition “Abstract”」が開催されていた。
アパレルブランド、雜誌やレコードなどの幅広い分野で、グラフィックデザインやアートディレクション、撮影などを手掛けて活躍されているMasatoo Hiranoさん。
本展示では疑似立体のオブジェクトを配置した作品や、意図せずにフィルムを感光して作られた作品などの展示が飾られているもので、Masatoo Hiranoさんがここ数年のうちに興味を持たれたことから着想を得て、自身の中で生まれたイメージを表現した展示となっていたもの。
うねうね、トゲトゲ、曲がっているものなど、いろいろな囚われない形で、浮かんでいるように見える作品が並ぶ空間内。近年より人とデジタルの関係が近くなった仮想現実を身近に感じるSFのような世界に。
偶然から生まれた色合い。フィルムの中に潜むムーディーさに調整が入ると、人がうっとり。