まあるいおか

誰も追いつけなくなった場所で待っているよ

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うみのそこまで

全部海のせいにして 溺れていく 海岸沿いに君が立っているよ 何も考えないで ただひたすらに揺れる 長い夢を見ていたの だからあたし ここにいたいと思った 全部海のせいにして 沈んでいく 全部夢のせいにして 沈んでいく どうか一度だけでも 海の底まで歩いていけたらなって言って 間違いだって犯すの 長い夢を見ているの? ならば僕ら、ずっとこのままで これで最後で 始まりも終わりで 右手に持ったスカーフと路地裏をそっと素通り 君はもういないから大げさに笑おう 大げさに笑おう

    • あ〜

      2024.3.9 AM4:15 毎年この時期は晴れやかさと寂しさに見舞われる こうやってこのまま流れる季節の真ん中ですり潰されていくんだろうかと思うとたまらなく不安になった どっしり構えているつもりだけど不安だ でもどっしり構えていよう みんな〜卒業おめでとう

      • くちなし

        一度崩した物は誰も元通りには戻せないから いいね 残骸をいつまでも見つめていないで さっさと踏み越えていくんだよ

        • 2024.2.21

          毎週末、海に行き、パンを齧り、ギターを弾くのが最近の楽しみになっている 公園で遊んでいる子どもがたまに僕の顔を覗き込んだり、観客になったりする たまに親御さんからリクエストをもらうようになって、慣れない歌を歌うことも増えた 楽しいな〜 海に向かう道においしいパン屋があってね クロワッサンが絶品(写真食べかけですみません) あ〜あ〜 寒くて静かな海、もっと堪能したかった 季節を知らなければ未練なく生きられたのだろうか

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        • 加速
          8本
        • 日記
          7本

        記事

          2024.2.5

          仕事に流される生活にしたくない いつの間にかひとつきが経っていた いつの間にかひとつきが経っていた! 2024年1月14日 FMラジオで弾き語りをした 誰が、何人が聴いてるかもわからないまま歌うのは不思議な感覚だった 2024年2月3日 某所でライブ(弾き語り) お金を払って聴きにきた人たちの前で歌うのは特別に緊張した 周りは褒めてくれたけど失敗したなー 自分には武器が足りないな 色々なことができるからこそ素朴さや拙さを武器にできるのだと 思わされました

          スピード

          走る背中追いかける 冷たい風を切るよ 誰も追いつけなくなった場所で待っているよ 路頭に迷う君の握りしめた手のひらの上で回る時計と見つめあって踊る星のように光って浮かぶのさ 僕は知らない人にだって手を振る 知られた顔を上げておぼつかない気持ちさ ゆっくり坂を下ってゆくよ そして包む僕らその日を 暮れとよがり景色がただ過ぎるまで 音もなく立ち尽くしたら とても素敵な夢の中 誰も手を取れなくなって懐かしく思うのは とても素敵な夢の中 誰の手も取れなくなって 懐かしく思うのはいつ

          2024.1.6

          自分がこだわれない所をこだわれる人の素晴らしさを感じた そんな人と一緒にものを作れることに感謝をしよう

          2024.1.4

          今日も湯船に長めに浸かっている 仕事初めを無事に終えた 同僚の多くは休んでいるため、とても静かだった 普段あまり話をしない人が気を遣ったのか沈黙に耐えられなかったのか話しかけてくれて、どちらの寝正月の方がぐうたらしていたかを3往復ほど語り合った 僕しかいないのに灯油ストーブを使うのが申し訳なくて、膝掛けやらカイロやらで寒さを凌いだ 仕事帰りにカラオケに行った 僕なんかの歌を聴いてくれる人がいるのだ… ギターが無くなった途端、雰囲気でカバーしていた歌の微妙さが露呈する 裏

          2024.1.3

          2024年1月3日(水) 昼まではネットの友達とダラダラした 他愛のない話をしていたら、いつのまにか寝てしまっていた 午後はポケモン 対戦をあまりしない自分にとって、図鑑が完成したあとのポケモンは正直やることない それでもダラダラとやっていたら、いつの間にか寝てしまっていた 夕方からは友達のカラオケを聴いた 自分の好きな曲やその友達の好きな曲を歌ってくれた 西野カナ懐かしかったな 三が日最終日は何事もなく平和で愛おしい一日だった また明日から仕事頑張ろう〜

          2024.1.2

          2024年1月2日(火) 夜に海沿いをドライブした まばらにある街灯 真っ黒でキラキラした海 車のヘッドライト、テールランプ 星 これしか明るいものがないの落ち着く〜 と思いながら車を走らせた ウォークマンが事変の電気のない都市を流した 死ぬのが急に怖くなった 僕ら 生きているよ 密かに

          瓦解

          瓦解する 僕の指先の綻びから 地面をつたって たくさんの人が 瓦解する 度し難い 瓦解 がれきの山にきれいな赤い花が咲いた まあ誰も摘めないんだけどね

          ダンス

          遊びのような 暮らしの中に 揺れている 二つの影 僕ら 言葉を持ち寄って 積み上げて舞台を作って ここでダンスを踊って 息を飲む 身体を忘れた二人の間に そっと言葉を残して 暗くなった照明の向こうに 浮かぶリズムを ふりほどいたり 口ずさんだら ここでダンスを踊ってみる 暮らしが怖くなったら 強いお守りをあげよう 一目見てわかる色を選んで 飾って眺めていよう 明くる日もまた つまらない話を 聞き流したり真に受けてみたり 例えばそれは知らない曲のようで 寝そべるあの子の頭

          「しんだきみといつまでもいきようとおもった」

          僕の中で死んだ君は本当はどこかで生きている 誰かの中で死んだ僕は今もここにいるよ 僕が本当に死んでしまっても誰かの中では生きているよ 漠然と消えたいと思ったことは何度もあるけど 忘れられたくないと思いながら生きている 「憧れのトレイシーみたいになれますように」 わかってるよ そういう話じゃないってことは

          「しんだきみといつまでもいきようとおもった」

          rille

          僕の空っぽの頭で 君のこと考えてみたけど ねえ どうして? 僕らは息を止めれば天国だって行けるのに それでいいけど 気にしないけど いつまでも一緒にいよう 迷子にならないように ずっと手を繋いでいよう 離れ離れにならないように 眠っても眠っても眠いんだ だめだもうここじゃ生きれないよ そういえばさっきから分からないことばっかだよ どうしよう 今日が終わる 僕らは嬉しいから これでよかった 気がついたら八月が終わっていて 帰り道を忘れてしまった 一瞬だけでも踊り始めたら

          2023.11.20

          早く家に帰りつくとかどうでも良くなって 買ったアイスのことを忘れて 爆音で切実な曲流して加速し続けたら もう後には戻れない 地と空の境界がとけあうまで

          えいえん

          永遠より速く発散して 誰も追いつけなくなった場所で 永遠を永遠に待っているのだ