017 Paris
2016 Paris
AM8:31 定刻通りに列車はParisへと発った。列車はLondonへ来たときに越えたドーバー海峡をまた渡ってヨーロッパ本土へと戻った。ーーAM11:56
Eurostarはパリ北駅Gare du Nord駅に到着。「Taxi?」としつこく聞いてくるおじさんを無視して、早歩きでYHへと向かう。北駅からは徒歩15分ほど。この周辺はあまり治安がいいとは言えないのでスーツケースと共に競歩並みの早さで移動。きっとものすごい顔していたと思う。
今回の宿はだいぶ大きなYHだった。そしてわりと新しめで中もキレイだ。正午過ぎにチェックイン。もう掃除も済んでいるらしいので部屋に荷物を置かせてもらった。
部屋は1F(日本で言う2F)だ。四人部屋の中に入るともう一人はまだ部屋にいた。しかもお昼なのにまだ寝ている。荷物を置いたところでパリに住む友人から連絡が来たのでフロントロビーに降りる。約一年半ぶりの再会だ。
彼女の名前はZoey。シンガポール人で、今はパリに留学している。今日は彼女と一緒にパリの街に繰り出そうと思う。まず私たちが向かったのはBabyron駅、メトロを乗り換えてBabylonの近くにある二ヶ所に向かった。
1つは私がずっと行きたかった帽子のお店。la cerise sur le chapeau
青い外観が目印だ。好きな形のハットと生地を選び、次は色を決めていく。私は青が好きなので、ネイビーに。次にリボンを選んでいく。しかしこれが難しい。30分ほど組み合わせで悩んだと思う。Zoeyとお店のお姉さんのアドバイスに助けられてオーダー完了。二人に助けてもらえなかったらきっともっと時間がかかっただろうし、それなりに高い買い物だし、さらに悩ましいのはその色のレパートリーの多さ。
帽子は一時間ほどで出来上がるらしいので次の場所に行くことにした。行きたいのは日本人にも人気の聖母マリアの奇跡のメダイ教会。着いたはいいが、午後はPM2:30かららしいので、近くのカフェで軽くクレープを食べることにした。もちろん私が選んだのはチョコ一択。お昼を食べていなかったのでいい間食になった。
クレープを食べ終わり、教会に戻った。日本にいる知り合いのためにいくつかメダルを買い、外に出た。私とZoeyが会話をするときは基本英語なのだが、このメダルを買うとき、私の目の前にいた日本人カップルが面白かった。彼女が私たちの会話を逐一日本語に訳して彼氏に伝えていた。私が日本人だと気付いてないようだった。
先程のシャポーに帽子を受け取りに戻った。さんざん悩んだ帽子は見事に出来上がっており、大きな箱に入れて包んでくれた。そこそこな高い買い物に若干の冷や汗をかきながらも、うきうき気分は隠せないままお店を出た。Merci!
次に向かったのはエッフェル塔。三度目のパリだろうと、パリに来たからにはやはり見ておきたいというのが本音だ。何せ今日はとてもいい天気。前回は雨、初回は雪とい運の悪さだったが、やっと晴れの日のエッフェル塔を拝めた。これぞ三度目の正直。
写真をひとしきり撮ったら、マレ地区に移動し、古着屋をまわった。フレンチテイストのシャツやワンピース。店に入るなりどんどん服を見ていく。
kilo shopという商品の重さで値を決める古着屋があるのだが、ここではドレスを一着8ユーロでゲット。イギリスより安い。そしてかわいい。大事なポイント。
バッグが重くなった頃、Zoeyの行きつけのLe Peloton cafeに行き、予約した今夜のディナー場所の時間まではここで休むことにした。
Zoeyはコーヒーが好き。そして美味しいものに詳しい。なので彼女について行くとだいたい当たり。無論このcafeも当たり。彼女が店員と仲良く話しているのを見て、私もそういう行きつけのcafeが家の近くにあったらなぁと思った。日本ではこういう店員と会話をするようなお店は少ないと思う。お店が少ないのではなく、会話をする人が多くないのかもしれない。旅をしてるとそう思うときがある。少し悲しい。日本にいると時々こういう会話が恋しくなる。
PM6:15 cafeが閉店なのでお礼を言い、ノートルダム大聖堂へ。まだ予約のPM7:00まで時間がある。写真を撮ったり中に入って見学し、時間を潰す。
PM7:00今夜のディナー場所 Comme Chai Toi へ。店員さんのおすすめのワインで乾杯。牛ステーキとポテトフライ、チーズのフリット、サラダをいただいた。金曜の夜ということもあって席はすぐ埋まった。予約してくれていて良かった。
Zoeyとは一年半も会っていなかったので話は尽きず、気付くとPM9:30を過ぎていた。お会計を済まし、二人でメトロに乗り、乗り換えの駅でハグをしてまた再会の約束をした。メトロの反対側のホームで手を全力で大きく振り、別れた。
PM10:30 YHに戻った。シャワーをさっさと浴びて明日のスペイン行きのために荷造りをした。PM11:00すぎ、相部屋の人が戻ってきた。彼女はオランダでMBAを取るために北京から留学しにきた中国人。今は旅行でパリに来ているらしい。なぜ昼寝ていたかは、アムステルダムから夜行列車で今朝着いたかららしい。確かにそれは眠くなる。
2/20 AM8:00すぎにチェックアウト。メトロでGare du Lyonに向かった。
買ったばかりの帽子をかぶり、メトロの駅に降りると風で飛ばされた。
それを素敵なパリジャンがナイスキャッチ。
わざわざ頭に乗せてくれて「気を付けて行ってらっしゃい」と頭ぽんぽん。
素敵な笑顔に惚れてまうやろと突っ込みたくなった。
リヨン駅にAM9:00すぎに着き、Barcelona行きの列車に乗る。
一路陸路でこの度旅最後の国、情熱の国スペインへ向かう。
ーーPM2:26 スペイン国鉄Renfe 11号車シート61
つづく。
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