マガジンのカバー画像

M&Aインタビュー

169
「経営者の会食、2次会でのぶっちゃけトーク」がコンセプトのM&A経験者インタビューです。 売り手・買い手・アドバイザーの素顔や本音がわかる、台本ほぼなしのリアルなトークをお届けし… もっと読む
運営しているクリエイター

#小原聖誉

投資家・小原氏が注目する領域|M&A BANK Vol.170

有望なのは「ITど真ん中」だけじゃない島袋 もう一つ、小原さんがこれから伸びるとお考えの領域があれば伺いたいです。 小原 そうですね、ITでアップデートする会社が伸びると思います。 すごく具体的な例で僕が面白いなと思っているのは、飲食店の在庫を発注するツールです。 飲食店は今、人材採用が難しいので長時間労働じゃないですか。なのに、小売りへの発注が手作業だったり、FAXや電話じゃないと対応してくれなかったりして、ITが全く浸透してないんですね。すごく忙しい業界にも関わらずい

21社へ投資する小原氏の起業家チェックポイント|M&A BANK Vol.169

投資の状況は?島袋 今回も、「凡人起業」の著者である小原さんに来て頂いています。 M&Aをするとお金が入るわけで、次はそのお金を使いますよね。 投資家と書かれているので、いろんなところに投資されていると思いますが、それらの会社さんはどんな感じなんでしょうか。 けっこう赤字が出てたりするんじゃないのかなと思うんですが… 小原 そうですね、ほとんどの会社が赤字ですね。 島袋 基本そうですよね。 最初の方で、社長を支援したいというお話がありましたが、具体的に1社あたり金額的に

売却の2つのパターン|M&A BANK Vol.168

エージェントを使わなかった正直な理由島袋 その後いろんな会社さんにアプローチされたと思うんですが、それはエージェントを通されたんですか? 小原 実はですね、エージェントを全く通していないんですよ。 島袋 ご自分で直接。 小原 そうなんですよ。 M&ABANKさんのビジネスにどう影響があるかわからないですが、率直なところをお話ししますね。 エージェントを使うべきパターン小原 まず、バイアウトにはパターンが2つあると思っています。 1つは、しっかりと売上利益があって、EB

M&Aを即決させたできごと|M&A BANK Vol.167

攻めた場所で起きた変化島袋 引き続き、「凡人起業」の著者、小原さんにお越しいただいています。 前回は凡人起業のメソッドについてご説明いただきました。 今回は小原さんが経験されたM&Aについて、特に「なぜ売ることになったのか」というところから伺いたいと思います。 前回「うまくいかなくなったから」とおっしゃっていましたが、どうしてうまくいかなくなったんでしょう。 小原 実はですね、Appleからそのクーポンを配布してはいけないと言われたんです。 ゲーム会社さんからしてみると

「失敗しない事業」を創る、凡人起業メソッド|M&A BANK Vol.166

15年越しで起業した会社を売却した理由島袋 「自分がしてきた事を見直せば武器は見つかる。」…なるほどなあ~ 今回も「凡人起業」の著者、小原聖誉さんに来ていただいております。 今回は、小原さんが経験されたM&Aについて。 (起業まで)15年寝かせた、大事なウィスキーみたいな会社を3年半であげちゃったわけですが、なぜM&Aをしようと思ったんですか? 小原 根本的な理由は、上手くいかなくなったからです。 島袋 ほうほう。 上手くいかなかったポイントを、もっと詳しく教えていただ

起業前の自分へ伝えたいこと|M&A BANK Vol.165

起業する勇気がない人へのエール島袋 では次はこちらの著作について、どういった内容が書かれているのか簡単にご説明いただけますか? 小原 もちろんです。この本は、一言で言うと昔の僕に宛てて書いた本なんです。 「起業する前の僕が読みたかった本」をコンセプトに書きました。 先ほど申し上げましたが、私は起業するまでに15年かかったんです。「えいやー」みたいのができない。 その代わりに今与えられているチャンスのなかでコツコツ積み上げていく、ということを社会人として非常に意識しました。

「凡人起業」の著者登場|M&A BANK Vol.164

話題のこの方が登場島袋 本日は、書籍「凡人起業」の著者でもあります、株式会社 StartPointの代表取締役、小原聖誉さんにお越しいただきました。よろしくお願いします! 小原 よろしくお願いします。 島袋 実は小原さん、収録の直前に「僕はめちゃめちゃ凡人です!頭悪いですよ」とおっしゃっていました。実際はそうではないと思うんですけどね。 あの、僕も結構悪いです。(笑) 小原 あ、もう、すごくリラックスできました。(笑) 島袋 そんな我々でもバイアウトできたということで