松井証券の証券口座から着服事件が起きた件に関するメモ(1)

本日、松井証券の証券口座から着服を起こした容疑者が逮捕されたニュースが流れた。ググっていろいろとリンク。

容疑者は元SCSK の社員だったようだ。SCSKは松井証券のシステムのSIを担当。SCSKのリリース。

当社元社員の不正行為について

画像1

同社が、調査を開始したのは昨年の1月。松井証券、警察と協力して本日の逮捕に至るまで実に1年以上かかったわけ。随分と時間がかかるものである。

画像2

被害があると思われる松井証券の顧客は15名で被害総額は2億円。上記を読むと、被害があった顧客には松井証券が返金をし、その相当額をSCSKが松井証券に支払ったということが書かれている。SCSKがその金額を保険でカバーできるのかどうかはいまのところ分からない。SCSKの業績と財務を見よう。

画像3

画像4

営業利益が450億円、利益剰余金1880億、なので、この着服事件がSCSKの屋台骨を揺るがす心配はほとんどないといえるだろう。

しかし、逮捕された容疑者が着服金を引き出す出金先の銀行口座をどのように開設したのだろうか。まさか、顧客と同姓同名の銀行口座をf不正に別途開設したのだろうか。それとも、自分の名前とたまたま同姓同名の顧客をピックアップして自分の銀行口座に松井証券からの出金先を変えるなり、増やすなりして出金をしたのだろうか。そこのところが他の報道を読む限りでも判然としない。詳しい手口を知りたいところである。そうでないと、同様な事件が本当にこれからも起きないのか心配である。

いくつか、見つけた報道記事にリンク。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?