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アートとラブ

ソフィカルというアーティストをご存知ですか?

かく言うわたしもつい最近知ったばかり。

2月のあたまに、渋谷のスクランブル交差点で1週間おもしろい企画をしていてすっかりハマってしまった。

24時ちょうどから1時間、深夜の渋谷のパブリックモニターにソフィカルの作品、「voir la mer(海を見る)」イスタンブールの海が映し出され、雑多な街に波の音が広がる。
テーマは「海を見たことのない人たちがはじめて海を見た瞬間」

わたしは「スクランブル交差点を大停電させて星空観察がしたい!」という夢をずっと持っていて、やっぱり渋谷は何かおもしろい化学反応が起こる街だと再認識したのです。(参加者でもいいから、実現してくれる人現れないかな。できれば企画者になりたいけど)

そんなこんなで最近知ったソフィカル。
もうすぐ閉館してしまう原美術館にも行きたかったので、個展を見に。

タイトルは「限局性激痛」
これがもう想像以上にココロをエグってきてとにかく激痛なのだ!!アートでこんなにココロが痛いと感じたのははじめて。

カル自身の失恋体験による痛みとその治癒を、写真と文章で作品化したものです。人生最悪の日までの出来事を最愛の人への手紙や写真で綴った第一部と、その不幸話を他人に語り、代わりに相手の最も辛い経験を聞くことで、自身の心の傷を少しずつ癒していく様子を、美しい写真と刺繍で綴った第二部で構成されます。ー原美術館HPより

でも確かに、(完治していた傷をエグられた感は否めないが)他人の激痛によって、ココロが癒されるという経験を人生のなかで一番分かりやすく体感できた気がする。

「たくさん恋をして失恋をしなさい
そうすれば本当の意味で
音楽やアートをたのしめるから」

世界史の恩師が最後に言っていた言葉。
わたしも少しはアートをたのしめるようになってきたかなあ、、

原美術館にて3/28まで開催中です!

ちなみに群馬県にある別館もおすすめ。

http://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/exhibition/382/

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