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あんまり好きじゃなかった町が好きになってきた


大手門という町に住んでだいたい1年が経った。

専門学生になった僕には、社会人の時のお家に住むほどの金銭的余裕はなく、結構気に入ってたお家を手放し、大手門のエレベーターもないアパートに引っ越してきた。

前は、お家と近くのサウナが付いてる銭湯が大好きだった。週一で、番台のあるザ・銭湯て感じの銭湯に行くことがリフレッシュで、あとはおうちのベランダで音楽流しながらお酒飲むのが至福の時間だった。
あの町は大きな駅の近くで線路沿いを帰るからたくさんの人とすれ違うし、割と都会だったから、毎日パトカーと救急車の音が鳴り響いてた。なんとも騒がしい町だった。
だからこそお家が余計に好きだった。
クーラーが壊れて地獄のような生活をした日もあったけど、それもまた良い思い出だーなって無理やり美化してしまうほど気に入ってた。

ここに引っ越してきた時は、新しいお家のグレードが下がった感凄すぎてが嫌だった。
正直言うと今でもそんなにお家は気に入ってない。専門学校卒業したら、すぐにでも引っ越したいくらいだ。

ただ、一年経ってようやく、この町の魅力に気づき始めた。

中心地天神には、自転車で10分くらいで着く。
地下鉄も徒歩5分圏内で天神まで二駅だ。
すぐ近くに大濠公園というドデカい公園と、かもめ広場という港のある公園がある。
西公園浴場という銭湯も近くにあって、そこにいるおばちゃんがとても優しくて癒しになる。
スーパーも近くて、アートギャラリーとおいしいお弁当屋さんと焼きとり屋さんがある。

週に2回行く銭湯。
二日に一回どちらかの公園で散歩する。
たまに食べる家族会いに溢れたお弁当屋さんのお弁当と、お肉屋さんのおいしいのに激安な焼き鳥。

なんだかんだ、この町の虜になっている。
福岡でこんなに自然とコンクリートが馴染んだ町はここしかないと思う。

ただ、まだあんまりお家にだけは愛着が湧かない。早く引っ越したいけれど、必ずこの町の中で引っ越すだろうな。

もっとこの町の好きな所を増やしていきたい 

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