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【気になる食べ物】幻魚(げんげ)

スーパーで幻魚(げんげ)と呼ばれる魚が売られていた。初めて見かけたときは購入を見送ったが、その後軽く下調べをして興味が湧いてきたので購入してみた。

今回購入したのはこちら↓
内容量3切とあるがつまりは1匹分

初めて見かけたときは捌かれていない丸々1匹の状態で陳列されていたが、購入日は閉店間際だったこともあり、他の魚も含め全て処理済みのパックされた状態になっていた。

幻魚とは?

水深200メートル以深に棲む深海魚。体長20センチほどで細長く、身は白く透明感がある。専門の漁はなく、全身の分厚いゼラチン質のヌルヌルが網に巻きついて引き揚げられる。
見た目がグロテスクで、身に多くの水分を含んでいることから劣化が早く、漁師たちの間では「下の下(げのげ)」と呼ばれていたのが名前の由来。
今日では物流が発達し、数は多くないが東京でも買うことができる。
天ぷら、唐揚げ、お吸い物、干物として食べられることが多い。

幻魚の煮付け

~調理~
捌き方や何の料理にするかなど一通り考えてからスーパーへ行ったが、すでに捌かれたものしかなく、煮付けに‼️とパッケージにデカデカと主張していたので、それに従うことに。

軽く水洗いした幻魚を醤油、みりん、砂糖、料理酒、水で30分程煮て完成。幻魚から大量の水が出てくるので水は入れなくても良かったかも。

~実食~

見た目はカレイの煮つけっぽい。身質が白身のふわふわ食感とゼラチン質のプルプル食感の2つがあって面白い。ゼラチン質が多いけど煮凝りはできなかった。また骨は他の魚よりは柔らかいが相当頑張らないと飲み込むのは難しい。
白身部分はカレイに似た淡白な味、一方でゼラチン質部分はプルプルではなくネチョッとしており自分好みの食感ではなかった。これならカレイの方が良いと言うのが正直な感想。劣化が早いと聞いていたがアンモニア臭などクセは一切感じなかった。

まとめ

クセがないので別の調理にすれば化けるかもしれない。機会があれば他の料理に挑戦したい。

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